ハレの日、アサヒ 毎日がおいしく楽しく

ハレの日、アサヒ
記事を検索する

記事を検索する

ロックンロールバンドTHE BAWDIESが選ぶ、秋の夜長に聴きたい曲。<前編>

この記事のキーワード

ロックンロールバンドTHE BAWDIESが選ぶ、秋の夜長に聴きたい曲。<前編>

SHARE

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • Pinterestで共有
  • LINEで共有
  • このページへのリンクをコピー

食欲の秋、芸術の秋……と、さまざまな楽しみが増える季節がやってきました。涼しくて気持ちのいい秋は、お酒の味もより深まりそうですよね。今回はロックンロールバンド「THE BAWDIES」のみなさんをゲストに迎え、「音楽×お酒」にまつわるさまざまなお話を前・後編に分けてお届けします。

前編は、ときめく音楽との出会い方や海外での体験のお話。この記事を読めば、きっと音楽を聴きながらお酒が飲みたくなるはず。ぜひ、お楽しみください。

間もなく結成20周年を迎える今も、音楽との出会いにときめき続けるTHE BAWDIES。

THE BAWDIES

―本日はよろしくお願いします!今日はみなさんに「音楽×お酒」をテーマにお話を伺えればと思います。ちなみにみなさんは、普段どんな感じでお酒を飲まれていますか?

ROY:お酒、僕は昔からあまり飲まないです。全然飲めないわけじゃないですが、量は少ないですね。でも、飲みの「場」は大好きで。飲み会に行ったときはご飯をいっぱい食べています。

MARCY:僕は飲むのは好きだけど最近は飲酒量を控えるようにしています。JIMとTAXMANはお酒よく飲むよね。

JIM:お店とかに行ってみんなで飲むというよりは、家で飲むのが多いけどね。いちばんよく飲むのはビールかな。

TAXMAN:俺はウイスキーが好きですね。昔、PUBで働いていたことがありますが、店内ではいつも音楽が流れていて。お客さんも音楽好きな人ばかり。そこでウイスキーについていろいろ教えてもらったんです。家にもたくさん置いていますね。親父もウイスキーが好きなので、珍しいウイスキーが手に入ったら実家に持って行って一緒に飲んだりします。シチュエーションによってソーダ割りにしたり、ロックで飲んだりしてますね。

―みなさん、お酒の好みや飲む量はバラバラなんですね。THE BAWDIESと言えば、リズム&ブルースやロックンロールをルーツに持つ音楽が特徴ですが、そうした音楽に興味を持ったきっかけは何だったんですか?

ROY(Vo, B)

ROY:僕らは全員同級生なんです。MARCYとJIMとは小学校から、TAXMANとは高校からずっと一緒。高校では、全員バスケ部でしたね。そんな僕らが学生の頃に流行っていた音楽と言えば、電子音バリバリのダンスミュージック。でも僕らは、そういう系統の音楽をあまり聴いてこなかったんですよ。それよりも、60年代のロック音楽に引きこまれて。きっかけは、たまたま入ったレコードショップでBGMとして流れてきたこと。60年代のロックンロールを「古い」と感じる人もいると思うけど、当時の僕らにはその音がむしろ新鮮に聴こえたんです。機械音が主流のダンスミュージックとはまるで違って、めちゃくちゃ人間くさくて。現代にはない独特の音ざわりにすごくハマっていきました。

―レコードショップでの出会いが、みなさんの奏でる音楽につながっていったわけですね。

ROY:60年代のロックって、普通に暮らしているだけじゃ聴こえてこないんですが、自分から探しに行くと無限に出会いがあるんですよ。それこそ、バンドを結成してまもなく20年が経つ今でも、毎日のように「何だこれは!?」と感じる音楽との出会いがあります。今でもずっと、ときめき続けているというか。

―「毎日のように新しい音楽との出会いがある」ということですが、メンバーのみなさんはいつもどうやって新しい音楽を見つけているんですか?

ROY:僕は海外のオークションサイトやお気に入りのレコードショップを通じて音楽と出会うことが多いですね。気になる音楽や欲しい音楽のリストを予め登録しておいて、入荷通知が届いたらそれをチェックしたりしています。

TAXMAN(G, Vo)

TAXMAN:基本は学生の頃と何も変わらないですよ。レコードショップに行って気になったものがあれば試聴したりとか……でも、最近はサブスクで気になる音楽を見つける機会も増えたかな。いいなと思う曲があればそれをまたレコードショップへ買いに行ったりして。

MARCY:僕はメンバーに「これいいよ」って教えてもらうことが多いですかね。あとは、ラジオを聴いているときにふと出会うこともあれば、フェスで聴いて気になったのを調べたりとか。

JIM:俺も基本的にはそんな感じかな。強いて言えば、気になるバンドがあったらそのメンバーがどんな音楽に影響を受けたのかを調べて、その音楽がさらにどんなルーツを持っているか……と、深掘っていったりしますね。そうすると、いろんな音楽と演奏スタイルの発見があるんですよ。ちょっと乱暴だったり、ソフトな感じのプレイだったり……反対に、古い時代の音楽に興味を持ってそこからいろいろ調べて、現代のバンドに辿り着くこともありますね。

「お酒を飲みながら自由に音楽を聴く」って、最高に楽しい。

THE BAWDIES

―THE BAWDIESは海外でのライブツアーも経験されていますが、海外だとライブの感覚や「音楽×お酒」のイメージが日本とは違いますか?

ROY:海外と日本ではお酒や音楽に対する文化は全然違いますね。特に印象に残っているのは、インディーズデビューしてすぐにツアーで行ったオーストラリア。PUBとかでライブをして回ったんですが、日本のライブハウス環境とはまったく違いました。目の前にいるお客さんは「ライブハウスへ音楽を聴きに来ている」って感覚じゃないんです。みんな「PUBへお酒を飲みに来ている」。若い人もご年配の人もいて、みんな年齢とか関係なく、好きなようにその場を楽しんでいました。僕らが演奏を始めると、それまで食事を楽しんでいた老夫婦が食べるのをやめて踊り出したりするんですよ。その自由な光景がすごく印象に残っていますね。「ロックンロールはこういう場所でやるものなんだ!」っていうのをすごく感じました。

TAXMAN:いいライブをすると店長が「おまえら良かったぞ!これ飲め!」って言ってお酒をクーラーボックスいっぱいにドーンてくれるんだよね。その心意気がかっこいいというか。

JIM(G)

JIM:逆に、いいライブじゃなかったら全然言われない。自分でちゃんとお金払って飲まないといけないとかで、すごく反応がわかりやすいんですよ。

ROY:オーストラリアでの経験は僕らの原点にもなっている気がして。「あの光景を日本にも持ってきたい」っていう想いがずっとあります。そもそも、僕らがやっているリズム&ブルースもお酒の場で生まれた音楽ですしね。それこそ、そういった音楽のレジェンドと呼ばれるアーティストが来日公演したときなどは必ずライブに行くようにしていますが、やっぱりみんなお酒を飲みながらライブを聴いているんですよ。そういう光景を見ると「いいなー、幸せだなぁ」って感じますね。

TAXMAN:以前、フランスの音楽フェスに出演したときも文化がまったく違ったよね。そこでは、出演者がご飯を食べるエリアの冷蔵庫にワインがバーン!って入ってて。チーズとパンとソーセージ、それからビール。チーズはものすごくたくさん種類があって贅沢な気持ちになりました。

JIM:確かに、あれも日本と全然違ったね。

TAXMAN:日本は「お酒を飲む場」として居酒屋文化が根強いですけど、海外では基本的にお酒を飲む場所と音楽を聴く場所がくっついて存在しているんです。そこがもう、根本的に日本と海外では違うように感じますね。

ROY:日本で多いのは何ヶ月も前から「このアーティストのライブに行くぞ!」って予定を立てますよね。ライブを楽しむのであって、お酒を飲むイメージがないというか。

TAXMAN:でも、日本のライブハウスとかもずいぶん変わったよね。以前はビールかコーラかぐらいしか選べない……って感じだったけど、最近は種類が増えてそのライブハウスのオリジナルカクテルを出したり、1つのリキュールでいろんな飲み方を提案したりと、「音楽×お酒」の楽しみ方がかなり広がっているように感じます。

MARCY(Dr)

MARCY:フェスに行くと、みんな何か飲みながら音楽を聴いていますよね。お酒を飲みながら音楽を聴いて、近くに川とか自然もあって。自然×ライブ×お酒……ああいう雰囲気はすごく好きです。

TAXMAN:そういえば以前、新潟のフェスに出させてもらったときも、地域独特のお酒の文化を感じました。新潟は米どころだからか日本酒がすごく置いてあるんですよ。ライブ前に「あ、日本酒どうぞ!」みたいな。音楽活動を通じて、その国、その土地のお酒の文化を楽しめるのはいいなと思います。

― 海外も含め、音楽活動をしているTHE BAWDIESならではのお話、とても興味深く聞かせていただきました。ありがとうございました!2024年1月には結成20周年を記念したライブがビルボードライブで開催されます。ぜひそこで「音楽×お酒」を体験してみたいです!

後編は、メンバーたちがオススメする秋の夜長に聴きたい曲をお届けします!

撮影:Tetsuya Yamakawa

プロフィール

THE BAWDIES

2004年1月1日小学校からの同級生であるROY(Vo, B)、JIM(G)、MARCY(Dr)と高校からの同級生TAXMAN(G, Vo)によるロックンロールバンド。2009年にメジャーデビュー。敬愛するリズム&ブルース/ロックンロールのルーツを昇華した楽曲を生み出し、過去に3度の東京・日本武道館公演を実施、ライブバンドとして全国を行脚し続ける。2024年にデビュー15周年および結成20周年を迎える。


【Live Info】
「20TH BIRTHDAY BASH」
2024年1月14日(日) 大阪府 Billboard Live OSAKA
2024年1月21日(日) 東京都 Billboard Live TOKYO
– Guest Musician –
Vocals: 松尾レミ (from GLIM SPANKY)
Guitar: NAOKI (from LOVE PSYCHEDELICO)
Bass: ナガイケジョー (from SCOOBIE DO)
Keyboards: 別所和洋 (from パジャマで海なんかいかない)
 
Website:https://thebawdies.com/
X:https://twitter.com/THE_BAWDIES
Instagram:https://www.instagram.com/thebawdies
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCMuzDiEG4kxxaLHDeiBotWA
Spotify:https://open.spotify.com/artist/2zrpw0rjWCFEMb8MVhug5F?si=cMxXYOFBTL68ZaVzoZFcNw
ロックンロールバンドTHE BAWDIESが選ぶ、秋の夜長に聴きたい曲。<前編>

飲む

ロックンロールバンドTHE BAWDIESが選ぶ、秋の夜長に聴きたい曲。<後編>

SHARE

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • Pinterestで共有
  • LINEで共有
  • このページへのリンクをコピー

注目PICKUP

 PICKUP PICKUP PICKUP PICKUP PICKUP PICKUP PICKUP

 PICKUP PICKUP PICKUP PICKUP PICKUP PICKUP PICKUP

【アサヒ・nishikawa対談】眠りと食で育む、子どもの可能性

朝活好き編集部おすすめ!浅草でモーニングを楽しめるスポット3選

次の休み何する?【1】浅草おでかけマップ

【北欧は、食べて、旅する】第1回 忘れられない、コーヒータイム

【北欧は、食べて、旅する】第1回 忘れられない、コーヒータイム

【北欧は、食べて、旅する】第2回 SDGs先進国のアップサイクルな食事情

【北欧は、食べて、旅する】第2回 SDGs先進国のアップサイクルな食事情

お酒の情報が含まれますので、
20歳未満の方はご利用いただけません。

お客様は
20歳以上ですか?