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小宮山雄飛さんに聞く、夏の夜の過ごし方と夏におすすめの家カレー

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小宮山雄飛さんに聞く、夏の夜の過ごし方と夏におすすめの家カレー

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地域によっては最高気温が40度を超える日もある今年の夏。ここまで暑い日々が続くと、食欲も減退しがちですよね。そんな時の強い味方といえば、やっぱりカレー! というわけで、今回は夏の夜に家で楽しむカレーについて、音楽業界随一のカレーマニアとして知られる小宮山雄飛さんに伺いました。

プロフィール

小宮山 雄飛

1973年東京生まれ。ホフディランのヴォーカル&キーボーディストとして、1996年に「スマイル」でデビュー。「音楽界のグルメ番長」の異名を持つ。特にカレー好きとして知られ、著書に「カレー粉・スパイスではじめる 旨い!家カレー」(朝日新聞出版)、「簡単!ヘルシー!まいにちカレー」(主婦と生活社)、「レモンライスレシピ」(扶桑社)などがある。2018年に日本初のレモンライス専門店「Lemon Rice TOKYO」を渋谷にオープン(現在はEC、イベント出店限定)。渋谷区のプロジェクト「美味しい渋谷区」ではCEO(Chief Eat Officer)を務めている。

夏の夜を家で過ごす。お供にしたいドリンクは?

さすがに夜になっても30度近くある日は冷房の効いた室内で過ごしたいものですが、夜風が涼しい日であれば、窓を開けて、またベランダや庭先に出て、夜風を感じながら食事をしたり、お酒を飲んだりするのもいいですよね。多忙な毎日を送る小宮山さんにも、ご自宅でそんなゆったりした時間を過ごすことはあるのでしょうか?

(小宮山)もちろんですよ! いや、ほんとに日々家で飲んでいます。日によっては出かけることもあるんですが、基本的に家で作業をしているので、家にいることの方が多いんです。ミュージシャンなので、結構時間は自由になるんですよね。とはいえ、家で昼間にお酒を飲むことはありません。一応自分の中のルールとして、17時以降と決めています。

グルメとして知られる小宮山さん、家ではもっぱらビールを飲んでいるそうです。

(小宮山)実は昔から変わらず「スーパードライ」派。ただ、40歳を過ぎて体型が気になるようになってからは、家では「スタイルフリー」をメインに飲んでいます。夏の夜なら、風呂に入ってさっぱりした後に、食事をしながら飲み始めて、そのままダラダラ飲み続けるのが理想かな。本当はテレビを消して、好きな音楽を聴きながら過ごせたら最高ですが、なかなかそうはいかないですね(笑)。理想を言えば、ベランダに出て、なんとなくドアーズの曲なんかをかけながら、道ゆく人を眺めつつ飲みたいですね。隣の人とベランダ越しにコミュニケーションをとったりして(笑)。

料理をしながら飲むのが幸せの時間

「一番楽しいのは、家で料理をしながらビールを飲む時間」とも。

(小宮山)好きなカレーを作るときも、玉ねぎを刻んでは飲み、スパイスを加えては飲み…。いい感じにほろ酔いになった頃に料理ができているのが最高ですね。実は、カレーは他の料理のように、お酒とのマリアージュみたいなものがないんです。カレーには薬膳としての効用もあるし、お酒にはそんなに合わないのかもしれません。

そんな小宮山さんに、夏におすすめのカレーを伺うと、2016年に刊行された小宮山さんのカレー本『旨い!家カレー』(朝日新聞出版)でも紹介されている「シンプル基本のチキンカレー」をおすすめしてくれました。

「「シンプル基本のチキンカレー」は玉ねぎを飴色に炒めてトマトの水煮やカレー粉と合わせ、鶏もも肉を入れて煮込むという、本当に基本中の基本のレシピ。どなたでも作ることができるし、僕の他のレシピもここからのアレンジです。ただ、今だったら玉ねぎは頑張って炒めなくてもいい。これを出版した頃には必須と考えられていたのですが、今は炒めなくても十分おいしい、という流れになってきているんです。もっと簡単でしょ?」

材料もシンプルで作り方も超簡単。

あらかじめスパイスがブレンドされたカレー粉を使うため、ルーを使ったカレーと手間はほとんど変わらないのに、ものすごくおいしいので驚きます。さらにおいしくするには?と訊ねると、「基本のレシピには入っていないパプリカパウダーを使うといいですね」との答えが返ってきました。

(小宮山)本当にカレーが好きな人が多用するのがパプリカパウダー。カイエンペッパー(唐辛子)の辛くないバージョンというとわかりやすいかな?辛いのが苦手だといってカイエンペッパーを減らすと、唐辛子の風味までなくなってしまいますが、パプリカパウダーを入れると、唐辛子の爽やかな香りや酸味をプラスすることができるんです。色味も赤くなるんですよ。ぜひ活用してみてください!

スパイスのイメージ写真

小宮山さんは、カレーに合う付け合わせも教えてくれました。

(小宮山)簡単なのは「玉ねぎのアチャール」。玉ねぎとカイエンペッパー、お酢を合わせるだけでできます。あとは福神漬けも自分で作るとおいしいんですよ! 出来合いで買うようなものこそ、自分で作ると「おお!」と感心されるからおすすめです。

レトルトカレーの魅力

自分で作るカレーはおいしいけれど、時にはプロのカレーをすぐに食べたい!という時もありますよね。時に汗だくになって帰った日は、火を使って料理をする気力が出ないことも。そんな時にうれしいのが、レトルトカレーの存在。

最近は欧風カレーや南インドカレー、スープカレーやスパイスカレーと、あらゆる種類のレトルトカレーが店頭に並んでいます。

小宮山さんも、自身の監修するレトルトカレーの第一弾として「究極 渋谷ブラックカレー」を2024年1月に発売。現在は第二弾の準備中だといいます。

(小宮山)レトルトカレーはかなり昔からありましたが、コロナでぐっと需要が増えたんですね。需要が増えればクオリティも上がる。“500〜600円くらいのおいしいレトルトカレーを買って家で食べる”という文化が一般的になったんです。僕も研究のためにさまざまなレトルトカレーを食べていますが、今の商品はどれも本当においしい。『究極 渋谷ブラックカレー』はもともとお店用に開発したものですが、次に出す予定のカレーは一からレトルトカレー用に考えているものです。マニアックなものではなく、こだわってはいるけれど誰もが楽しめるものを目指しています。こちらには先ほどお話ししたパプリカパウダーが多用されています。

夏の夜にぴったりなプレイリスト

今回は、夏の夜にカレーを食べながら聴きたいプレイリストも作っていただきました。

(小宮山)なんとなく夏っぽく聴ける、ビーチにも合うよう甘酸っぱい雰囲気の曲を選んでみました。最近はCDではなくてサブスクで音楽を聴くことがほとんどだから、知らないアーティストの曲とかもどんどん入ってくるようになって。今回選んだ曲の中にも、そうやって知ったアーティストのものも入っています。楽しんでくださいね。

選曲Playlistはこちら

インタビュー・文: 山下紫陽
カメラ:山川哲矢
ヘアメイク:古庄美里(tetenico)

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