世界の朝ごはん【3】カナダのパンケーキ
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「世界の朝ごはん」へようこそ!この連載では、海外にゆかりのあるアサヒグループ社員が、愛する故郷の朝ごはんと、その国の文化やおすすめの観光スポットなどを紹介します。
今回はカナダの「パンケーキ」。アサヒグループジャパンPeople&Culture本部の北村一善グレゴリーに、カナダの朝食の魅力を聞きました。

INDEX
カナダの定番朝ごはん

カナダの朝食といえば、いわゆる“ザ・北米”スタイル。パンケーキ、フルーツ、スクランブルエッグ、ベーコン、オレンジジュースなどを組み合わせたプレートが定番です。そして、忘れてはならないのがメープルシロップ。本場カナダでは、風味豊かなメープルシロップをパンケーキだけでなく、フレンチトースト、オートミール、ヨーグルトなど、さまざまな朝ごはんメニューにかけて楽しみます。
さらに、もう一つのカナダ名物が「ピーミールベーコン」。一般的なベーコンがバラ肉(腹部)から作られるのに対し、ピーミールベーコンはロース肉(背中側)から作られることから、別名「バックベーコン」「カナディアンベーコン」と呼ばれることもあります。

朝食のベーコンといえば、薄くカリカリに焼いたものをイメージするかもしれませんが、ピーミールベーコンは豚ロースからできているので、燻製されたハムを焼いたようなジューシーな味わいが特徴です。また外側にはコーンミール(トウモロコシの粉)がついているのですが、その衣が分厚いものはカリカリとした食感も楽しめます。私が住んでいたオンタリオ州のトロントではピーミールベーコンを挟んだサンドイッチがご当地グルメになっていました。

魅力的なメニューが多いカナダの朝食の中から、今回はパンケーキのレシピを紹介します。
レシピ:パンケーキ
<材料>6枚分(2~3人前)
無塩バター…………30g
砂糖……………………大さじ1
牛乳……………………250ml
卵………………………1個
バニラエッセンス……少々
中力粉…………………150g(薄力粉+小麦粉 各75g)
塩………………………小さじ1/4
ベーコン………………適量 ※今回は豚ロース肉を使用しています。
お好きなフルーツ…適量
<作り方>

1.無塩バターを耐熱ボウルに入れ電子レンジ600Wで50秒温めます。バターが完全に溶けたら砂糖、牛乳、卵、バニラエッセンスを入れて混ぜ合わせます。

2.中力粉、ベーキングパウダー、塩を1に加え、泡立て器で粉っぽさがなくなるまでかき混ぜます。

3.フライパンを弱火で熱し、サラダ油(分量外)を塗り、2.をおたま1杯程度すくい入れます。

4.表面がふつふつと泡立ってきたらひっくり返し、両面がきつね色になるまで焼いて完成です。
お好みでメープルシロップやベリー、そしてベーコンを添えると、よりカナダらしい朝ごはんが完成します。
カナダが誇る絶景「ロッキー山脈」
カナダとアメリカにまたがるロッキー山脈は、カナダを訪れるなら一度は見ておきたい圧巻の自然スポット。ロッキー山脈の切り立った山々はシーズンごとに異なる表情を見せ、絵の具を溶かしたかのようなターコイズブルーの湖はとても神秘的です。

広大なロッキー山脈には、いくつもの国立公園が点在しています。バンフ国立公園(カナダ初の国立公園)、ジャスパー国立公園(広大な面積と野生動物)、ヨーホー国立公園(川の水流で自然に作られた橋やタカカウ滝)、クートニー国立公園(温泉と多様な地形)などがあり、それぞれ違った良さが楽しめます。ドライブやハイキングで絶景を眺めるだけではなく、ウィンタースポーツ、野生動物の観察、カヌー・カヤック、温泉など楽しみ方はさまざまです。
text・photos 「ハレの日、アサヒ」編集部
パンケーキプレートは、まさにカナダの朝の風景。ベーコンやお好きなフルーツを添えて、「おうちでカナダ旅行」気分を楽しんでみてはいかがでしょうか?次回の朝ごはんもお楽しみに。