“食べる”をずっと楽しく。11月11日は介護の日

2024.11.07

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11月11日は「介護の日」。高齢化が進んだ今、特に自宅で介護をされる人・する人が年々増えています。今回は「“食べる”をずっと楽しく。」をブランドコンセプトに掲げているアサヒの介護食について紹介します。

INDEX

そもそも介護食って？柔らかさだけではない、気をつけること

介護食と聞くとペースト状のものを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか？介護食はその人の「かむ力」と「飲み込む力」に合わせて用意することが重要。ただ柔らかくすればいいというわけではなく、具材の大きさやとろみ加減にも気をつけなければなりません。

ただ毎日3食、作り方やメニューを自分たちの食事と分けて準備することはとっても大変ですよね。そんな方には市販の介護食品がおすすめです。アサヒの介護食ブランド「バランス献立」は日本介護食品協議会が定めるユニバーサルデザインフードの4つの区分で商品を展開しています。図のようなフローチャートを活用し、どの区分が合っているのか確認してみてください。

容易にかめる

飲み込むことは問題なく、大きなもの・かたいものがやや食べづらい方向けの食事です。スプーンなどでも簡単につぶせるくらいの柔らかさです。

歯ぐきでつぶせる

大きなもの・かたいものが食べづらく、食べ物によってはやや飲み込みづらさを感じる方向けの食事です。歯ぐきでつぶせるほど柔らかく、とろみをつけて飲み込みやすくしています。

舌でつぶせる

水やお茶でむせてしまうことがあり、細かくて柔らかいものであれば食べることができる方向けの食事です。具材は細かく柔らかく調理済みで、とろみをつけて飲み込みやすくしています。

かまなくてよい

水やお茶が飲み込みづらい、固形物は食べづらいという方向けの食事です。なめらかに裏ごしし、かまなくても食べられるようにしています。

被災地に提供したベビーフードから始まったアサヒの介護食

きっかけは阪神淡路大震災。ベビーフードが高齢者に喜ばれた

1995年の阪神淡路大震災時に支援物資として提供した和光堂（現アサヒグループ食品）のベビーフードが、被災地の高齢者に喜ばれていたことを聞き、介護食の開発がスタートしました。
和光堂が初めて介護食を発売したのは、2001年。具材を柔らかく仕上げることや、素材を食べやすく加工をすること、とろみをつけることなど、国産初のベビーフードを開発した技術が生かされています。

震災がきっかけで開発されたアサヒの介護食は、温めなくてもおいしく食べられるよう工夫していますので、備蓄としてもおすすめです。

“食べる”をずっと楽しく。いつまでも食事の楽しさを感じてほしい

アサヒの介護食「バランス献立」は、ユニバーサルデザインフードの区分ごとの「かたさ」「粘度」の条件を満たすだけでなく、「食べたくなる」意欲が高まるような商品開発を心掛けています。
例えば、鮮やかな色合いの野菜を取り入れたり、短冊切りや輪切りなど切り方を工夫したりすることで、見た目も楽しめるようにしています。またおいしさに加え、その日の献立や気分に合わせて選べるバラエティの豊富さも特長の1つです。

また介護が必要な方にとって、食べたいけど食べるのが難しいとされている食材の1つがおもちです。そんな声にお応えして、2023年9月には「スプーンで食べるおもち」を発売。おもちらしい風味を再現しながらも、べたつきを抑えた食べやすい設計に仕上げました。