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熱帯夜も快眠!寝具のプロが注目する「寝床内環境」とは?

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熱帯夜も快眠!寝具のプロが注目する「寝床内環境」とは?

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夜になっても暑さが厳しいこの頃。毎日元気に過ごすためにも、快適な環境でぐっすり眠りたいですよね。でも、あまりの暑さに布団をかけるのもためらってしまう……そんな経験、ありませんか?

今回は、ねむりのプロである西川株式会社の森 優奈さんに、夏の快適な睡眠環境の整え方について教えていただきました。「寝床内環境」という、あまり聞き慣れないキーワードも登場。快眠のヒントが満載です!

プロフィール

森 優奈(もり ゆうな)

西川株式会社 広報担当

スリープマスター

夏の睡眠悩みはこうして起こっていた!環境づくりのコツと入眠までの過ごし方

―夏の睡眠トラブルにはどのようなものがあるのでしょうか?

睡眠の悩みは多岐にわたっていて、10人いれば10通りの悩みを抱えていることが多いです。ただここ最近の夏は年々暑さが増していて、従来よりも体調管理が難しくなっています。寝起きのだるさといったような睡眠トラブルは、実は日中の疲れや体調不良が影響している可能性もあります。また、寝ている間に熱中症になってしまっていることも。

日本気象協会と共同で行った調査では、夜間の平均気温が高いほど途中で目覚めてしまう時間が長く、睡眠効率が低くなる傾向があることが分かっています。夜間まで続く厳しい暑さが、眠りを妨げる要因になっているようです。

―睡眠トラブルを解消するために気を付けた方がいいことはありますか?

年間を通して、規則正しい生活リズムと寝室環境を整えることが、質のいい睡眠をとるためのカギになります。
夏は部屋の温度を28℃以下、湿度は50%RH(Relative Humidity: 相対湿度)程度が理想的です。この環境を保つために、エアコンは一晩中つけたままにすることを推奨していますが、風が直接体に当たらないように注意しましょう。

―なかなか寝つけないときもあるのですが、何か対策はありますか?

私たちの体は、体温が下がるときに眠気を感じるようになっています。そのため、あらかじめお風呂につかって体を内部から温めるといいですよ。おすすめは、38℃くらいのぬるま湯に10分程度入っていただくことです。そうすることで、1時間後くらいに体から放熱が始まり、徐々に体温が下がってスムーズな入眠につながります。
シャワーだけだと体の表面しか温まらないので、できればお風呂につかってもらうことをおすすめしています。太い血管が通っている手首足首に長くシャワーを当てたり、足湯をしたりするのも効果がありますよ。

あとは、寝る前のルーティン=「入眠儀式」を習慣化するのも、眠りへの気持ちの切り替えになり、睡眠の助けになります。例えば、お気に入りのパジャマに着替えるとか、ストレッチをするとか、ハーブティーを飲むとか、香りでリラックスをするとか。自分が寝る前の行動をルーティン化してあげることが、自然な眠りに移行しやすくなります。

「寝床内環境」ってなに?研究から導いた快眠の条件

―睡眠と環境の関係については、どのような研究をされているのでしょうか?

当社には、睡眠生理学や睡眠環境といった睡眠全般を研究する「日本睡眠科学研究所」があります。1984年に設立され、日本で初めて“睡眠を科学的に研究する”ことを目的とした施設です。研究所では、温度や湿度を自由に調整できる「睡眠測定室」を活用し、さまざまな環境下での睡眠状態を調査・研究しています。
とくに「寝床内環境」など、睡眠と環境の関係性に焦点を当てた研究を長年にわたって続けており、その知見をもとに、科学的な裏付けのある寝具の開発を行っています。

―「寝床内環境」という言葉は初めて聞きました。

寝床内環境とは、布団をかけたときに、布団と体の間にできる空間の温湿度環境のことを指します。私たちの実験結果から、季節を問わず通年で、温度33℃±1℃、湿度50%±5%程度が理想であるということが分かっています。

ただ、この寝床内環境の温度や湿度をご自身で測定するのは難しいため、季節や室温に合わせた寝具の組み合わせが大切になります。

―今のような暑いシーズンは、どんな「寝床内環境」が適しているのでしょうか。

室温が25℃以上であれば、敷き寝具はひんやり快適な冷感パッドシーツがおすすめです。掛け寝具は、綿毛布やタオルケット、ガーゼケットなどを選びましょう。タオルケットは日本発祥で、寝汗をしっかり吸ってくれて洗濯もしやすいので扱いやすく便利です。
寝床内環境を適切に保つために、季節や気温に応じて布団の種類や素材の組み合わせを意識して変えることが大切です。

夏の寝具選びのキーワードは「通気性」と「吸透湿性」の2つ!

―具体的に寝具の選び方を教えてください。押さえておくべき機能はありますか?

私たちは、寝ている間に夏も冬もコップ約1杯分の汗をかきます。加えて気温が高いと、熱や湿気が内部にこもりやすくなってしまうため、それらを解消してくれる「通気性」と水蒸気を外に逃がす「吸透湿性」の高い寝具がおすすめです。

―なるほど。選び方について、プロに相談することはできますか?

はい。当社では、スリープマスターという社内資格制度を設けており、お店でもスリープマスターがご相談を受けています。スリープマスターは寝具の知識のみならず、睡眠生理学などの睡眠全般の知識、また繊維の知識など、睡眠にまつわる専門的な研修を受けており、寝具の選び方から寝室環境まで幅広くアドバイス可能です。
現在全国で1,500人ほどスリープマスターがいるのですが、私もその一人です。

スリープマスターのバッジ

―それは心強いですね!それでは最後に、寝苦しい夏におすすめの寝具を教えてください。

■COOL TOUCH―寝返りするたびにひんやり感が増す冷感寝具

温度調節機能素材「PCM®マイクロカプセル入りシート」を採用。熱の吸収・放出を繰り返し、自然な寝返りでひんやり快適が続きます。

機能:持続冷感/接触冷感/吸放湿性/リバーシブル/抗菌加工(PCM®シート)/洗濯機OK(洗濯ネット使用)

■エアブリーズケット―風が通り抜けるような掛け心地でムレによる不快感を軽減

掛けても体にまとわりつかない特殊製法によって、風が抜けるような爽やかな掛け心地。生地にハリを持たせることでケットと体の間に隙間ができ、湿気が逃げやすく、熱がこもりにくく快眠へ導きます。

機能:通気性/吸放湿性/洗濯機OK(洗濯ネット使用)

■ドライウェルFX―圧倒的な吸湿力・軽量・コンパクトな洗える除湿シート

ウールの3倍、コットンの5倍以上の高吸放湿素材「モイスファイン®」を採用し、敷き寝具の下に敷くだけで湿気をパワフルに吸収。軽量・コンパクト・洗濯可能で取り扱いも簡単です。

機能:通気性/消臭(アンモニア臭)/抗菌・防カビ加工/洗濯機OK(洗濯ネット使用)

編集部おすすめ!アサヒグループ睡眠お助けアイテム 「ネナイト」

快適な環境で眠った翌日は、もっといきいきと過ごしたいですよね。アサヒから、そんなときにぴったりのサプリをご紹介します。

「ネナイト」は、睡眠の質を高めること(起床時の疲労感や眠気を軽減すること)が報告されているL-テアニンが配合された機能性表示食品です。就寝前に水分を摂りすぎることが気になる方におすすめの「粒タイプ」と「ジュレタイプ」を展開しています。
*高血圧治療薬または興奮剤を服用している場合は、本品の摂取を避けてください。

届出表示:本品にはL-テアニンが含まれます。L-テアニンには、睡眠の質を高めること(起床時の疲労感や眠気を軽減すること)が報告されています。

機能性表示食品について
・本品は、事業者の責任において特定の保健の目的が期待できる旨を表示するものとして、消費者庁長官に届出されたものです。ただし、特定保健用食品と異なり、消費者庁長官による個別審査を受けたものではありません。
・本品は、疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。
・食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。

今回は、「寝床内環境」という、眠りについて考えるうえで新しい視点を学びました。押さえるべきポイントを意識することで、どんなシーズンでも快適な睡眠環境は整えられそうです。快眠は、毎日のコンディションを整えるために欠かせない要素。夏の寝具や寝室の温湿度を見直して、快適な睡眠習慣を手に入れてみませんか。

西川株式会社公式HP:https://www.nishikawa1566.com/
画像提供:西川株式会社

text 「ハレの日、アサヒ」編集部

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