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次の休み何する?【1】浅草おでかけマップ

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次の休み何する?【1】浅草おでかけマップ

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何度か行ったことがある街や、見慣れたあたりまえの風景も、見方を変えるとさらに素敵な場所になるかもしれません。 この連載では、イラストレーターのおふみさんのクリエイティブな視点で、季節を楽しむ街歩きや趣味を嗜む時間など、休日が楽しくなる過ごし方を紹介します。

プロフィール

おふみ

ミニマリスト/イラストレーター/整理収納AD1級
30代、夫婦ふたり暮らし。
汚部屋状態から一念発起、2014年から片付け開始。現在はハイエース一台分ほどの家財道具で暮らしている。
著書に『ミニマリスト日和』(ワニブックス)など計6冊。近著に『小さな暮らしは生きやすい』(大和書房)

Instagramアカウントhttps://www.instagram.com/ofumi_3/

浅草おでかけイラストマップ

人生で一番好きな舞台があり、配信や円盤も含めると20回以上同じ演目を見ました。
その物語の舞台が浅草でした。
私は京都出身で、東京に住んで6年以上が経つけれど、まだ地名も頭に入っているとは言えないし、どこに行っても観光客気分で歩き回っています。
浅草には3,4回訪れたことがあるけれど、舞台を見てから来るのは初めてでした。
改めて歩いてみると、そこかしこの橋や地名が、登場人物の苗字として使われていたことを知って、懐かしくて切なく感じました。
その舞台はもう終わってしまって、再演されることもないだろうし、もう永久に生で見ることは叶いません。思い出の中にだけあると思っていたけれど、浅草に来れば街のそこここにキャラクターが走り回って存在しているような気がしました。

浅草の地図を眺めて、行きたい場所にピンを打ち、自分だけのマップを完成させていくと、その街と少し親しくなれる気がします。
夏の浅草おでかけマップを紹介します。

1.川辺のカフェ・ムルソーで水上バスを眺める

浅草駅の改札を出たら隅田川に向かって歩き、川沿いのカフェ・ムルソーでランチ。
3階まであって座席数が多いので並んでも案外すぐに入れました。
隅田川に面した掃き出し窓は開け放たれ、屋根の下のテーブルでもテラス席にいるような感覚で過ごせます。
目の前の水面をひっきりなしに水上バスや屋形船が通り過ぎていきます。
座る席によっては、スカイツリーとアサヒグループ本社ビルの金色のオブジェも見られます。あの金色のオブジェ、中学の修学旅行で水上バスに乗った時にインスタントカメラで撮影したのを思い出しました。
竣工当時「新世紀に向けて躍進するアサヒビールの燃える心の炎」をシンボライズしたものだそう。長年の疑問が晴れてスッキリしたところで食事メニューが運ばれてきました。

トマトとナスのミートグラタンは、水分を含んだナスを噛み締めた時の食感が心地よい。添えられた黄緑色のパンがサクサク軽くてものすごくグラタンに合います。食事にぴったりで、あのパンを食べるためにまた訪れたいくらい。
紅茶のチーズケーキは茶葉たっぷりで、しっとりとほろほろの間の食感。北欧紅茶を使っているそうで、アールグレイもダージリンもおいしかったです。

2.雷門をくぐって、仲見世商店街、浅草寺へ

浅草といえば雷門を思い浮かべる人も多いはず。
外国人観光客がごった返しています。
正面から門を見るのもいいけれど、大きな提灯の真下に立って見上げてみると、施された彫刻と彩色の細やかさに視線が吸い込まれます。
写真を眺めるだけでも旅した気分になるけれど、その場に訪れるといろんなものが見えますね。
仲見世商店街は日本最古の商店街の一つ。雷門から宝蔵門までの250mに渡り、現在約80店(2024年8月現在)もの店舗が軒を連ねます。
1300年以上の歴史をもつ浅草寺、ここのおみくじは凶が多いと聞きます。
実際私も以前おみくじを引いたら凶が出ました。
浅草寺のおみくじは「観音百箋(かんのんひゃくせん)」という平安時代から伝わる伝統的なおみくじの方式に厳しく従っており、筒に入った100本の竹の串に「凶」が入っている確率は30%とのこと。
※参考:浅草寺https://www.senso-ji.jp/faq/

3.大学いも千葉屋

浅草に行ったら必ず立ち寄ってもらいたいのが大学いも千葉屋。友人が絶賛していて、並んででも食べたいおいしさだと語っていました。
大学いもか、ポテトチップスのように薄く切った「切揚」にするか悩ましいところ。
今回は大学いもを400g購入することにしました。
大学いもといえば蜜がかかって硬く殻のようになっているところを前歯で割り入ってホクホクした部分へ到達するイメージがありますが、それが根本から覆されるのが千葉屋の大学いも。
蜜がいもに染み込んでいて表面が柔らかいです。コテコテとした甘さではなく、ほっこり染み渡る優しい甘さで、「あと一つ、あと一つ」と手が止まりません。家に常備したい、家の近くに千葉屋があってほしい…と切実に思うおいしさ。

4.珈琲 天国でホットケーキを

小腹が空いたら珈琲 天国へ。
ホットケーキに焼印で刻まれた「天国」の文字がレトロでかわいい。

5.舟和本店で甘味をいただく

浅草には舟和の店舗がたくさんありますが、本店には喫茶室があるのでゆったり休憩できます。
壁紙にウィリアム・モリスの「いちご泥棒」が貼られていたり、ふかふかの椅子がシックでかわいらしい空間です。
焼き芋ようかんは焦げ目がついて香ばしい。上に載せたバターがとろけて絶品。お抹茶と一緒に。

観光名所として有名な浅草をいつもとはちょっと違う楽しみ方で巡ってみませんか。
第2回は「公園でスケッチ会をする楽しみについて」です。お楽しみに!

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暮らす

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