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トップアスリートから、企業の“顔”へ。挑戦をつなぐキャリア

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アサヒグループには、国内外を問わず多様なバックグラウンドを持つ仲間たちが活躍しています。 アサヒグループジャパンで新卒採用を担当する内田美希もそのひとり。かつて競泳選手として、オリンピックに2度出場したトップアスリートです。大学卒業後はアサヒ飲料に入社し、営業や営業サポート業務を経て、現在は新卒採用の最前線で活躍しています。 今回は、競技生活で培った経験や努力を、どのように現在の仕事に生かしているのかを聞きました。

プロフィール

アサヒグループジャパン タレント開発部 内田 美希(うちだ みき)

2つ上の姉の影響で4歳の時に水泳を始める。
2012年のロンドンオリンピック、2016年のリオデジャネイロオリンピックに出場するなど
多くの大会に参加し実績を残す。
大学卒業後はアサヒ飲料に入社し、営業や営業サポートなどを経て、現在は新卒採用担当として活躍中。

競泳人生で学んだポジティブな考え方

―さまざまな大会で活躍されてきましたが、競泳人生の中で一番つらかった時期はいつでしたか?

一番苦しかったのは、大学3年の冬です。大学4年の4月にリオデジャネイロオリンピックの選考会が控えていて、本来なら練習にしっかり追い込みをかける時期でした。そんな中、12月の中旬に腰を痛めてしまって……。
水泳選手にとって冬の期間は試合が少ない分、練習に集中できる大事な時期。注射を打っても痛みが強く、十分練習もできない中、1月の東京都選手権でライバルの選手が日本新記録を出したんです。ずっと私が狙っていた記録で、「次こそは自分が」って思っていたので自分が泳げない時期に記録を更新されてしまったのが本当に悔しくて落ち込みました。
「何やってるんだろう」って、自分を責めることも多く、あの時期が私にとって一番つらかったですね。

練習後のアイシングの様子

―その苦しかった時期をどのように乗り越えたのでしょうか?

1カ月半~2カ月はプールに入っても痛みが強く泳げる状態ではありませんでした。
身体的にも精神的にもつらく、1人でいるのがしんどくなって、年末にはいつもより早く実家に帰りました。家族と一緒に過ごすことで気持ちも前向きになれたんです。治療やトレーニングにも積極的に取り組めるようになり、少しずつ回復していきました。
あの時1人でいなかったのは本当に良かったと思っていますし、家族にはとても感謝しています。

実家で飼っている猫と誕生日をお祝い

―この経験を振り返って、今のご自身にどんな影響を与えていると思いますか?

どうしようもないことは、人生では必ず起きるものだと思っています。
だからこそ、「今の自分に何ができるか」に目を向けることが大切だと感じています。誰かが記録を更新することを止めることはできない。でも、その現実をどう受け止めて、そこからどう行動するかは自分次第なのだと、あの経験を通して強く学びました。支えてくれる人の存在の大切さにも気づけましたし、私にとって大きな学びとなりました。
もともと私は、あまりメンタルの浮き沈みがないタイプだったんです。でもあの時は初めて本気で落ち込みました。「自分はメンタルが強い」と思っていたけれど、実際にはそうでもなかったんだと痛感しましたね。ただ、落ち込む時って “ないもの”に目を向けてしまっているからなんですよね。そこに気づいてからは、自然と少しずつ前を向けるようになりました。

大学4年生の時、オリンピック出場が決まった際の応援メッセージ

競泳人生から会社員へ。今の仕事に生かされていることとは

―競泳選手から会社員になろうと思ったきっかけを教えてください

大学3年生の時に進路について考える機会がありました。トップで競技をしている人はそのまま競技を続けるのが当たり前と思っていましたが、当時のコーチと相談する中で「辞める」という選択肢もあると気づいたんです。私には「普通の人になりたい」という気持ちがずっとありました。(笑)
大学の時は当たり前と思っていましたが、朝練習して、大学の授業に出て、終わったらまた練習する。
追い込みの時期には朝の練習だけで約6キロ泳ぎ、筋肉トレーニングをしてまた泳ぐ。1日平均10キロ以上泳ぐのが日常。だからこそ、“普通の生活”への憧れがありました。腰の痛みもあって、東京オリンピックまで4年間競技を続けるのは厳しいと感じたこともあり、水泳人生には一旦区切りをつけることに決めました。これからの人生の方がずっと長い。水泳には胸を張って「やりきった」と言えるほど真剣に取り組んできたからこそ、次は水泳とは異なる領域で、自分が興味を持てることに挑戦したいと思い、就職活動を始めました。

―アサヒ飲料に就職を決めた理由はありますか?

競技生活を通じて「No.1を目指す」価値観が自分の中に根づいていたので、当時のアサヒ飲料の採用ページに書かれていた「ともに、No.1へ」というメッセージに強く惹かれました。
当時、アサヒ飲料は業界3位のポジションにありましたが、カルピス社との統合を経て、本気で業界トップを目指している姿勢に心を動かされました。その会社の価値観と、自分自身が競技でトップを目指してきた経験が、自然と重なったんです。
「ここなら、自分自身の考えを生かして働ける」と感じたことが、入社の大きな決め手になりました。
また、練習後に飲む三ツ矢サイダーの美味しさが忘れられなかったという思い出もありますね。

入社3年目の時、量販店でのイベントの様子

―現在、新卒採用の仕事にどのような想いを持って取り組んでいますか?

就職活動は人生の分岐点。だからこそ、学生の皆さんには納得のいく選択をしてほしいと思っています。もちろん、アサヒ飲料を選んでくれたら嬉しいですが、それ以上に「自分が一番幸せになれる道」を選んでほしい。そのために、私ができることは全力で取り組んでいきたいです。
新卒採用の仕事は会社の“顔”だと思っています。ただ説明するだけではなく、会社の未来を担うという責任をもって向き合っています。だからこそ、アサヒ飲料が大切にしている価値やビジョンをしっかり理解し、学生さんにわかりやすく伝えることを心がけています。

今年の新卒採用の研修にて、フィールドワークで牡蠣漁船に同乗

―競泳での経験は、今の仕事にどう活きていますか?

「どのような状況でも、どうにもならないことには目を向けない。今、自分にできることを考える」
この考え方は、挫折を味わった時に学んだことで、現在の仕事にも通じています。例えば、上手くいかないことがあっても、落ち込むのではなく「じゃあどうすればいいのか?」と気持ちを切り替え、行動するよう意識しています。
“ないもの”にとらわれるのではなく、“今の自分にできることを探す”。その姿勢が、今の私の土台になっていると感じています。

アサヒグループの魅力を広める!次なる挑戦へ

―今後挑戦していきたいことを教えてください

「アサヒグループ」というブランドの魅力をより伝えていきたいです。今でも社会から高い評価を受けている企業だとは思いますが、もっと多くの人に信頼され、もっと好きになってもらえる会社にしていきたいです。そのための手段としては、商品に直接関わる仕事でも、人に関わる仕事でも、どんな形でも構わないと思っています。大切なのは、アサヒグループの価値を高めること。
そして、自分の取り組みが貢献できていると、「やってよかった」と心から思えますね。

―これまで挑戦を重ねてきたからこそ、今伝えたいメッセージがあれば教えてください

結果がどうであれ、後悔がないように今の自分にできることを全力で取り組むこと。それが人生の財産になると思います。また、ポジティブな感情の方が物事を続けやすいし、良い結果にもつながると思います。仕事も「やりたくないな」と思いながら資料を作るのと、「どうしたらこの資料でワクワクしてもらえるだろう」と考えながら作るのとでは全然違いますよね。
アサヒ飲料では「ワクワク」という言葉を大切にしていますが、私自身もそのマインドを意識しています。楽しむという感情は、仕事においてとても大切だと感じています。一見、面白味を感じない作業だったとしても、自分で楽しみを見つけることはできる。前向きに取り組むことで、より良い成果につながると信じています。

打ち合わせでは、若手、ベテラン関係なく活発に議論する

かつて競泳選手として世界に挑戦してきた内田。今はその経験を、社会人として、採用担当として、そして人を支える立場として発揮し続けています。どんなときも「前向きに取り組む」その姿勢は、人生の大きな支えになる。そう教えてくれました。

text「ハレの日、アサヒ」編集部

トップアスリートから、企業の“顔”へ。挑戦をつなぐキャリア

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アサヒの人:骨のがんに勝った元アメフト日本代表、次の挑戦へ

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