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おうちで楽しむナイトシネマ【1】ワインが登場する映画を楽しもう!

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おうちで楽しむナイトシネマ【1】ワインが登場する映画を楽しもう!

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秋の夜長のリラックスタイムはワインと映画を楽しんでみませんか?映画好きのエノテカ社員が、ワイン×映画のマリアージュについて語る連載を全3回にわたりお届けします。第1回は、ワイン片手に楽しみたい映画を紹介します。

プロフィール

佐野昭子(さの あきこ) 

タウン誌やフリーの編集業を経て、2006年、ワインの輸入・販売を行うエノテカに入社。現在はエノテカ広報担当。

ワインと映画との出合い

ワインとの出合いは編集業に携わっていた際、仕事終わりによく先輩とワインを飲んでいたことがきっかけです。どんなに忙しい時でも癒されて、ワインのおかげで素敵な時間を過ごすことができたんです。それから徐々にワインの味やボトルの背景にあるストーリーを好きだと感じるようになりました。旅先や普段の食事、誕生日などのちょっと特別な日まで、日常のいろいろなシーンで寄り添ってくれるワインの魅力に惹かれて今に至ります。

前職で映画ページの担当をしていたこともあり、映画も昔から大好きです。監督や俳優への取材、釜山国際映画祭への参加などを通して、映画の世界にますます魅了されていきました。新聞に映画のコラムを寄稿したこともありますし、ライターと一緒に映画の感想などを載せたフリーペーパーを作って映画館で配布したこともあります。映画を通じて出会った人たちとは今でもよく映画の情報交換をしています。映画もワインもグッと距離を縮めてくれる存在で、生まれた国や文化を超えて人をつなぐ、“世界の共通言語”だと思っています。

タイムスリップした気分になれる映画「ミッドナイト・イン・パリ」

まず1本目に紹介したいのは「ミッドナイト・イン・パリ」です。アカデミー賞とゴールデングローブ賞で脚本賞をW受賞したウディ・アレン監督・脚本作品。売れっ子脚本家を夢見るギルが、1920年代のパリにタイムスリップした先でヘミングウェイやピカソなどの偉人たちと出会うロマンティック・コメディです。パリの素敵な街並みや雰囲気に、夢の中にいるような気分になれます。私も大好きな作品で、今まで何度観たか分かりません。

クラレンドル・ロゼ  / クラレンドル 

https://www.enoteca.co.jp/item/detail/010105963

ギルが恋人のイネスとワインの試飲会に参加するシーンで登場するのがこちら(映画では旧ラベルが登場します)。試飲会ではシャトー・オー・ブリオンとともに振る舞われていましたが、こちらはまさにオー・ブリオンの血統を引くワインです。中々手の届きにくいオー・ブリオンに対して、手軽に手に取れるワインとして造り出されたのが、クラレンドル・シリーズ。エレガントな味わいでコスパ最高のロゼワインです。キリリと冷やして、映画の登場人物になった気分で楽しんでみてください。

映画と一緒に本を楽しむのもおすすめです。ぜひ合わせて読んでいただきたいのがヘミングウェイの「移動祝祭日」。この本はヘミングウェイが晩年に、1920年代のパリでの青春を回想したもので、古き良き時代への郷愁が感じられます。シャトー・マルゴーにちなんで娘にマーゴと名付けるほどワイン好きだったヘミングウェイ。どちらの作品も「過去への憧れ」が描かれていてリンクする部分があるので、より一層味わい深くなると思いますよ。

ヘミングウェイ 『移動祝祭日』 (新潮文庫刊)

秋に楽しみたい映画「サイドウェイ」

続いて紹介したいのが、アレクサンダー・ペイン監督の「サイドウェイ」。小説家を夢見る中年教師のマイルスが、落ち目の俳優ジャックとワイナリーツアーをする、大人のロードムービーです。人と人のつながりを描くのに長けている監督で、この作品も人間ドラマが魅力の一つ。マイルスが旅先で出会うワイン好きの女性、マヤの「ワインを味わうことは、そのワインが経験した人生を味わうこと」など、ワイン愛あふれる素敵な言葉がたくさん登場します。

「カリフォルニアの白は樽香が強くて人工的だ」というマイルスのセリフがありましたが、今は世界的に味わいがエレガントな方向に変化していて、それはカリフォルニアも同様です。ワインも嗜好品なのでトレンドがあり、人に好まれる味わいが反映されます。この映画が製作されたのは2004年と20年近く前。今ではマイルスが納得するようなカリフォルニアの白ワインがたくさん造られているかと思います。ワインラバーの方は、そんな現在との違いをチェックしながら鑑賞するのも楽しいかもしれませんね。

ソノマ・コースト ピノ・ノワール / ラ・クレマ

https://www.enoteca.co.jp/item/detail/056710811

映画に合わせて飲みたいのは、やはりカリフォルニアのピノ・ノワール。こちらは全米No.2ピノ・ノワールに選ばれたことのある1本で、「カリフォルニアのヴォーヌ・ロマネ」と称されるソノマ・コースト産のブドウを使用しています。マイルスが愛してやまないピノ・ノワールを飲みながら、マイルスとジャックと一緒に旅気分を楽しんでください。

美食の旅に出たくなる映画「イタリアは呼んでいる」「スペインは呼んでいる」

最後に紹介したいのは「イタリアは呼んでいる」と「スペインは呼んでいる」の2作品です。英国の人気コメディ俳優スティーヴ・クーガンとロブ・ブライドンが、とりとめのない会話を重ねながら繰り広げるグルメ旅のロードムービー。素晴らしい景色や美食の数々、そして2人の寸劇やモノマネが面白くて、気負わず楽しくワイン飲みながら観たいときにぴったりな映画です。

「スペインは呼んでいる」©SKY UK LIMITED 2017. デジタル配信中

実在のレストランが登場するので、おいしいお店のアドレス帳としてもおすすめしたい本作。厨房を撮影したシーンからは料理が作られる臨場感が伝わってきます。イタリア編の1軒目で登場したのが、ピエモンテのレストラン「トラットリア・デッラ・ポスタ」。地元の最高級赤ワイン「バローロ」とバーニャカウダや玉ねぎのローストを味わっている姿がたまらなくおいしそうで…!エノテカの創業者・顧問である廣瀬恭久がこの映画を観て、出張時にこの店を訪れようという話になり、私もスティーブとロブの旅を追体験することができました。いつかスペイン編に出てくるレストラン「アサドール・エチェバリ」で自家製チョリソーを味わってみたいと思っています。ぜひ皆さんも、ご自身の行きたいお店リストを作りながら楽しんでみてくださいね。

アルトス・イベリコス・クリアンサ / トーレス

https://www.enoteca.co.jp/item/detail/080050311

スペイン編のお供には、スペイン・リオハ産のワインをどうぞ。スペインを代表するワイナリー、トーレスの「これぞスペインワイン!」と言える、凝縮感とスパイシーな味わいが特徴です。ぜひピンチョスなどのおつまみも用意して楽しんでください。

秋の夜長のリラックスタイムは、映画に合わせてワインを選んでみてはいかがでしょうか?
第2回は映画界の巨匠が造るワインに迫ります!お楽しみに♪

おうちで楽しむナイトシネマ【1】ワインが登場する映画を楽しもう!

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おうちで楽しむナイトシネマ【2】映画界の巨匠が手がけるワインとは?

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