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「まずはやってみる」の先に道がひらく。走りながら挑み続ける仕事論

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「まずはやってみる」の先に道がひらく。走りながら挑み続ける仕事論

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アサヒグループには、会社の枠を越えて自分の世界を広げながら働く社員がいます。
今回ご紹介するのは、アサヒグループジャパンの経営企画部でM&Aに携わる服部孝政。責任の大きい仕事に向き合う一方で、プライベートでは幼い頃からマラソンを続けています。

新しい環境に飛び込んだとき、すぐに完璧にできなくてもいい。まずは目の前のことに向き合い、少しずつ積み重ねていく。彼はそんな実感を、仕事でも、マラソンでも大切にしています。

プロフィール

アサヒグループジャパン 経営企画部 服部 孝政(はっとり たかまさ)

2025年入社。大学院在学中、1.5年間青年海外協力隊(現 JICA海外協力隊) として東アフリカ・ウガンダで農業支援に取り組む。帰国後、総合建設会社でM&Aや新規事業に携わり、2025年に現職。

ウガンダの畑で教わった、「自分で鍬を握る」大切さ

学生時代、恩師の「将来グローバルに活躍したいなら、途上国に行け」という言葉に背中を押され、東アフリカのウガンダへ渡る決意をした服部。現地で任されたのは、米栽培の普及を通じて地域に貢献する仕事でした。

ウガンダで同僚と研修に参加

けれど現実は、想像以上に厳しいものでした。

言葉も文化も違う土地。米栽培の普及は一人ではできないため、一緒に活動してくれる人を探しますが、これに大苦戦。現地で紹介された相手とうまくいかず、連絡がとれなくなったり、時には裏切られることもあったそうです。生活基盤を整えることも簡単ではなく、「最初の1年は本当に大変でした」と振り返ります。

そんな中で服部が選んだのは、まず自分がやってみることでした。畑を借り、自ら米の栽培を始めたのです。それからはくわを握って泥にまみれる毎日。米作りはすぐに結果が出るものではありません。地道に4カ月ほどかけて稲を育て「素人の自分でも、ここまではできる」という手応えをつかんでいきました。すると、その姿を見た現地の人たちが関心を持ち始め、少しずつ声をかけてくれるようになったのです。やがて、信頼できる仲間とも出会えたといいます。

「最初から大きなことをやろうとするのではなく、できることをやっていく。そうすれば、景色は少しずつ変わり始めるんです」

現地の農家に向けて研修を行った
現地の展示会に出展

ウガンダでの経験から学んだのは、自分の目で見て判断すること。そして、目の前のことをコツコツ積み上げることの大切さでした。

入社2日目の「ドイツ出張」から始まった、アサヒでの挑戦

帰国後は修士論文を仕上げ、縁のあった総合建設会社に入社。建設現場経理を経験した後、M&Aや新規事業に関わる部署で、本格的に経験を積みました。

そして2025年、アサヒグループジャパンへ。これまでの経験を生かしながら、新たな挑戦が始まりました。入社してすぐに携わったのは、買収後の統合作業であるPMI(Post Merger Integration)という重要な仕事でした。
入社2日目、右も左もわからない状態で「来週、ドイツに行ける?」と打診され、驚きながらも「まずは現場を見よう」と飛び出しました。

「案件に同じものは一つもありません。見るべきポイントも毎回違う。だからこそ、まず経験してみることに価値があると思うんです」

今の目標は、数字やプロセスだけでなく、アサヒグループならではの事業や商材、現場を深く理解し、本当の意味で役に立てる存在になること。ウガンダの畑で学んだ「現場を自分の目で見る」姿勢は、今もしっかりと息づいています。

走り続ける理由は、“人生のため”

そんな服部のもう一つの顔が、ランナーです。

走り始めたのは、なんと幼稚園の頃。父親や姉の影響で、幼稚園のマラソン大会に出たことがきっかけでした。「実家に、そのときのメダルが残っているんです」と話すように、幼い頃から走るのが得意で、結果を残せたことが楽しさにつながっていきました。

幼稚園のマラソン大会で得たメダル

小学校では短距離が得意で、中学・高校と進むにつれて、中距離・長距離へ移行。高校時代は陸上部の方針で寮生活を送り、本格的に陸上競技に打ち込みました。

「朝走って学校へ行き、また走る、という日々で、走る以外のことを考えている暇もありませんでした」

高校では1500メートルで県新人大会の決勝まで進み、駅伝でも地元の東海大会に出場するほどの実力者でしたが、3度の疲労骨折を経験します。大学でも競技を続けましたが、部活と勉学との両立も難しくなっていくなか「競技として数字だけを追うのは、自分には違うかもしれない」と感じるように。

それでも、走ることはやめませんでした。

ウガンダでは、首都カンパラで開催される国内最大のマラソン大会「MTNカンパラマラソン」に出場。交通整理がされていない過酷な環境で、トレーラーがいきなり横切ってくることもあるほど、スリリングな経験だったといいます。

愛知県高校駅伝でアンカーを走る。チームで4位入賞した。

最近では、会社の仲間たちと沖縄のNAHAマラソンを走り、今後は豊洲駅伝にも出場予定。さらに、仙台国際ハーフマラソンにも参加する予定だそうです。同僚とマラソン大会に出場し始めたことで、記録への思いが再び芽生えたそう。今の目標は「フルマラソンで3時間、ハーフマラソンで1時間20分を切ること」です。

走ることが日常の一部になっている服部にとって、走ることは「人生のために走っているという感覚です。仕事で力を発揮するために、そして健康で長く走り続けるためにも、無理をしすぎず、継続することを大切にしています」

最初に飛ばしすぎない。仕事とマラソンの共通点

「最初に飛ばしすぎると後が持たない。これはM&Aの仕事も、マラソンも一緒ですね」
服部は、ランニングと仕事に共通点を感じていると話します。

長い距離を走るなら、ペース配分が欠かせません。仕事も同じで、最初から100%の力で突っ走ると、長く続くプロセスのなかで息切れしてしまいます。優先順位をつけて、長い時間軸で地道に向き合う。その感覚は、まさに長距離走そのものです。

日々のランニングでも、平日は夜に10〜16キロを走ることがある一方で、忙しい時期は短めに切り替えるなど、状況に合わせて継続的に走る工夫をしています。以前は張り切りすぎてけがをしてしまったこともあり、今は無理をしすぎず、とにかく続けることを大事にしています。

「大事なのは、完璧にやることではなく、やめないこと。いきなり10キロ走れなくても、まずは5キロからでいい。短い距離をちょっとずつ積み重ねていく。とにかく毎日、少しずつコツコツです」

今の自分の状態を一言で表すなら、「いろいろ試行錯誤している感じ」だと服部は笑います。

これは当たりかもしれない。これはやめておいた方がよさそうだ。そんなふうに小さく試しながら、自分なりのやり方を探していく。その過程も含めて、仕事を楽しんでいるのだといいます。

「キャリアを振り返ると、一貫していないところもあるかもしれません。でも、目の前に来た挑戦や機会を積極的に楽しむことが、何より大事だと思っているんです」

ウガンダ、建設会社にM&A、そしてランニング。確かに、それらは最初から一直線に繋がっていたわけではありません。けれど、ふとした瞬間に「あの経験が、ここにつながっていたんだ」と思える日が必ずやってくる。だからこそ服部は、未知の機会に対しても「まずはやってみる」という姿勢を大切にしてきました。

転職直後、新しい環境への不安があった時期に、会社の同僚からマラソンに誘われたことも印象的な出来事だったといいます。それが新しい環境で一歩を踏み出すきっかけになり、「アサヒに入って、もっと走ろうと思いました」と晴れやかに話す姿が印象的でした。

決して一直線ではないキャリア。けれど、目の前に来た機会に「まずはやってみる」と飛び込んできたからこそ、今、それらが一本の線に繋がり始めています。
遠回りに見えてもいい。すぐに結果が出なくてもいい。服部の「走りながら挑む」姿は、新しい季節に一歩を踏み出そうとする私たちの背中を、確かに後押ししてくれます。

text「ハレの日、アサヒ」編集部

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ラーメンも仕事も、人生の舞台。アサヒロジ部長が寸胴で見つけたもの

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