猛暑を乗り切る!熱中症予防のコツと飲み物
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暑さが本格化するこれからの季節。ちょっとだるい」「頭が痛い」など、見逃しがちな体調の変化は、もしかすると熱中症のサインかもしれません。しっかり対策しているつもりでも、知らないうちにリスクが高まるのが熱中症の怖いところ。この記事では、毎日のちょっとした工夫や、正しい水分・塩分補給で、猛暑から大切な人とあなたを守るヒントをお伝えします。
INDEX
その不調、もしかして熱中症?
最近では、毎年「記録的な猛暑」という言葉をニュースで耳にするようになりました。2025年5月に気象庁が発表した6月から8月の3か月予報でも、全国的に気温は高くなる見込みです。今年も暑い夏がやってきそうですね。
そんな夏に気を付けたいのが熱中症。熱中症は、高温多湿な環境で体温調整がうまくできなくなることで起こります。人の体は本来なら、汗をかいたり熱を放出したりして、体温を36~37度に保っています。しかし、暑い中で長時間過ごしたり、激しい運動をすると、体内でどんどん熱が作られ、さらに汗とともに水分や塩分も失われていきます。この状態が続くと血のめぐりが悪くなったり、体温の調節ができなくなったりして、体に不調があらわれるのです。それが熱中症です。
熱中症の初期症状としてよく見られるもの
- めまい
- 顔のほてり
- 立ちくらみ
- 足がつったり、手足がしびれたりする「熱けいれん」
- 気分が悪い など
ただ、これらは他の原因でも起こる事があるため、すぐには熱中症だと気づきにくい場合もあります。そのまま放っておくと、全身のだるさや、吐き気、嘔吐、頭痛など、症状がさらに重くなってしまうおそれがあるため、早期の気づきが大切です。
”自分は平気“が一番危ない!油断できない熱中症のリスクと対策
暑さに負けない毎日のちょっとした習慣
熱中症は「暑い日に外で活動していると起こるもの」と思われがちですが、実は屋内の高温多湿な環境でも起こります。自宅で過ごしていても、室温管理が不十分だとリスクは高まります。年齢や性別に関係なく誰にでも起こりうるため、高齢者や乳幼児、体調不良や暑さに慣れていない人は特に注意が必要です。いつもの生活の中に熱中症のリスクは潜んでいます。 “自分は大丈夫”と油断は禁物です。
でも大丈夫。熱中症対策は日々の生活に、手軽に取り入れることができます。
- 気温と湿度を気にして行動する
- 外出時は帽子や日傘を活用して、日差しをよける
- 通気性の良い生地の服を選び、熱がこもらない工夫を
- 室内ではエアコンを適切に利用する
- 冷却グッズの活用も有効
- 無理はしない!「少しでもおかしい」と感じたらすぐ休む
- 水分は喉が渇く前にこまめに摂取!塩分補給もセットで
リラックス時間に進む水分不足
実は寝ている間にも、体はたくさん汗をかいています。コップ一杯程度(約200ml)の汗をかくため、知らず知らずのうちに脱水が進んでしまうことも。就寝中は汗で水分が蒸発し続けるものの、補給されずに体温調整が難しくなります。さらに寝室の室温が高いと熱がこもりやすく、体温調整が難しくなってしまいます。ちょっとした行動が、体調管理の大きな味方になります。
手軽に取り入れられる習慣
- 就寝前には、必ず水分補給を
- 寝る時はエアコンを上手に使って、室温を適切に保つ
- 朝起きたら、まずはコップ1杯の水で、体内の水分バランスをリセット
夏の運動・イベントで気を付けたいこと
真夏の暑い日、気温や湿度が高い中でのランニングやウォーキングは、たとえ健康のためでも熱中症のリスクがあります。特に子どもはスポーツに夢中になり、水分補給忘れがちです。周囲のおとなが声を掛けてサポートしましょう。
また、この時期は運動だけではなく、野外音楽フェスやキャンプといった屋外アクティビティも増えます。楽しい時間だからこそ、夢中になっているうちに、体の悲鳴に気づかないことも。「ちょっとおかしいかも」と感じたら、無理せずすぐに休む勇気を持つことが大切です。
熱中症を防ぐためにできること
- 気温が比較的低い時間帯に運動をする
- 運動前に、「熱中症予防情報サイト」で暑さ指数(WBGT)をチェックする
- 無理をせずこまめに休憩を取る
- 水分と塩分を定期的に補給する
暑さ指数(WBGT)とは?
1954年にアメリカで提案された熱中症予防の指数で、正式名称をWet Bulb Globe Temperatureといいます。人体と外気の熱のやり取りに注目し、①湿度、②日射や輻射などの周囲の熱環境、③気温の3つを統合して算出されます。気温(℃)と区別しやすいように、単位のない指標で表記されています。
【日常生活に関する指数】
こちらから確認できます。 日々の活動の参考にしてみてください。
高齢の方の「気づきにくい熱中症に」、見守りと声掛けを
特に気を付けていただきたいのは、高齢の方です。年齢を重ね、体温を調節する機能が低下し暑さを感じにくくなったり、温度やのどの渇きに対する感覚も弱くなります。そのため脱水や体調不良を引き起こしてしまいます。
本人が気づきにくいことも多いので、家族や近隣の方の「エアコンは使ってる?」「ちゃんとお水飲んでる?」などの優しい声かけが、体調を守るきっかけになります。
高齢の方のためにできること
- 室内に温度、湿度計を設置して、環境を“見える化”する
- エアコンなどを活用して、室温を適切に涼しく保つ
- 喉が渇く前にこまめな水分補給を呼びかける
ひんやり&しっかり補給 “推し”ドリンクを見つけよう
ここで、アサヒ飲料社の熱中症対策におすすめのドリンクを紹介します。ぜひ、みなさんのお気に入りを見つけてください。
※厚生労働省は、熱中症対策の一つとして、ナトリウム40~80mg/100ml(食塩相当量が0.1~0.2g)の飲料を推奨しています。
凍らせても楽しめる、夏のレジャーにぴったりな3つ
「しみわたるカルピス®」
熱中症対策設計商品で、3種のビタミン(ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB1)、入り。爽やかで甘ずっぱい「カルピス」の味わいをゴクゴクと楽しむことができます。
「カルピス® THE RICH」
乳原料をリッチに使用した「カルピス」に北海道産のミルクを加え、濃くてやさしくて甘ずっぱさが楽しめます。
「カルピスウォーター®ひんやりライチ」
ライチ果汁を1%使用して、心とカラダにしみわたるような爽快感が特徴です。パッケージはライチの周辺に氷と水のイラストをあしらい、冷涼なイメージです。
カロリーが気になる人にはこちら
「スーパーH2O」
水のようなクリアな後味で、カロリーと甘さ控えめ。スピーディーな水分補給に適したハイポトニックスポーツウォーターです。
「ドデカミンのゼロがこんなにおいしいわけがない」
12種類の元気成分がとれて、カロリー・糖類ゼロで罪悪感なし。強い炭酸の刺激で一口飲めば、口の中が爽快感で満たされます。
「三ツ矢塩サイダー」
「三ツ矢サイダー」の爽快な味わいに、沖縄県産の塩をひとつまみ加えることで、塩のほのかなうまみを楽しめます。強炭酸かつカロリーゼロです。
※「カルピス」「CALPIS」はアサヒ飲料株式会社の登録商標です。
text「ハレの日、アサヒ」編集部


夏は、ビーチに花火大会、そして今年は万博もあり、お出かけ候補が尽きませんね。水分補給は日々の習慣です。安全に楽しく夏を過ごしましょう。