寒い冬にほっと温まる!冷凍うどんのおいしい食べ方
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寒い冬がまだまだ続きますね。こんな時は心も体も温まるうどんはいかがでしょうか?
今回は、2024年に冷凍うどん発売50周年を迎えたテーブルマーク株式会社の マーケティング戦略部 岩田巧さんに冷凍うどんのトレンドやおいしいうどんレシピを教えてもらいました。忙しい日々でも手軽に楽しめる冷凍うどんの魅力に迫ります。

INDEX
誕生は50年以上前!冷凍うどんの歴史と進化
テーブルマークの前身である加ト吉は香川県で創業しました。香川県といえば讃岐うどんですが、当時は今ほど全国に知られていませんでした。そこで「全国の人においしい讃岐うどんを食べてもらいたい」という強い想いにより、冷凍さぬきうどんの開発をスタートさせました。香川県には製麺工場がたくさんあったので、多くの会社が「冷凍さぬきうどん」の開発にチャレンジしたそうです。
現地のうどん屋を食べ歩いては試作を繰り返し、ついに1974年に発売した「冷凍さぬきうどん」。しかしながら10年ほど売れない日々が続きました。その理由はチルド麺や乾麺に比べ値段が高かったこともありますが、最大の理由は品質が安定しなかったことです。味や食感にムラがあり、何よりも讃岐うどんの特徴である「コシの強さ」を再現しきれませんでした。
それでも諦めずに改良を重ね、お客さま一人一人に試食していただく対面でのプロモーション活動などにより、「冷凍さぬきうどん」のおいしさと便利さの評判が次第に広まったのです。またライフスタイルの変化や冷凍冷蔵庫の大型化、スーパーマーケットの冷凍食品売場の変革、電子レンジの普及なども需要拡大を後押ししました。さらに、コロナ禍の在宅勤務やおうち時間の増加により市場は拡大していきました。

なぜテーブルマークの「冷凍さぬきうどん」はおいしい?
「冷凍さぬきうどんは、ゆでたてではないのに、なぜしっかりコシがあっておいしいの?」とよく質問をいただくのですが、ポイントは大きく2つあります。
1つ目は冷凍前の段階で、本場のうどん屋に負けないおいしさのうどんを作ることです。そのために工場では、うどん職人が手作業で行う職人技を巧みに機械で再現することに注力しています。
2つ目は急速凍結です。ゆで上げ直後のうどんの水分量は、外側が約80%と多く「もちもちした食感」なのに対し、内側は約50%と少なく「弾力のある食感」になります。この麺の外側と内側の水分量の差こそ、コシがあっておいしいうどんの条件なのです。時間が経つにつれて、外側と内側の水分量は均一化して「もちもち」と「弾力」が失われ、歯応えのないうどんになってしまいます。これがいわゆる麺が伸びた状態です。

テーブルマークの「冷凍さぬきうどん」は、ゆで上げ直後の水分量がベストな状態、つまり麺の一番いい状態を「急速凍結」しておいしさを閉じ込めています。ゆっくり凍らせると、麺に含まれる水の粒が大きな氷になって組織を壊し、コシの弱いうどんになってしまうんです。急速凍結で一気に凍らせれば、水は小さな粒のままなので、組織を壊すことはありません。この「急速凍結」により、鍋や電子レンジで解凍するだけで、うどんの一番おいしい状態をご家庭でも簡単に楽しむことができるようになりました。
「冷凍さぬきうどん」が支持される理由は、おいしささだけではありません。その手軽さも大きなポイントです。電子レンジでわずか3分半(500W)で調理できるため、簡単、鍋いらず、お湯を沸かす手間も省けます。さらに、冷凍庫で長期保存可能なので、忙しい日でも食べたいときにすぐ食べられる便利さが支持されています。
テーブルマーク社員が教える冬のおすすめレシピ
そろそろ冷凍うどんが食べたくなってきましたか?ここでは、寒い冬におすすめの手軽でおいしい冷凍うどんレシピを紹介します。
超簡単!「めんつゆごま油うどん」
冷凍うどんと卵、調味料2つだけで完成するダントツ人気のレシピです。
レシピはこちら

簡単でからだも温まる「とろとろしょうが玉子うどん」
しょうがを効かせた、とろとろの玉子うどんです。
レシピはこちら

煮込んでおいしい「すき焼き鍋うどん」
甘辛な割り下がしみ込んだうどんと卵の相性は抜群です。
レシピはこちら

寒い朝におすすめ!「落とし卵のみそ汁うどん」
みそ汁とうどんの相性はばっちりです。
レシピはこちら

ぜひ皆さんも作って食べてみてくださいね。
時間がない時の救世主!アマノフーズのフリーズドライ食品とも相性抜群
アサヒグループ食品から、「冷凍さぬきうどん」と合わせておいしく食べられるアマノフーズのフリーズドライ食品を紹介します。
「The うまみ ごはんがうまい!」シリーズ3品「特製たまごスープ」、「スパイスカレースープ」、「旨辛チゲスープ」は、ごはんに合うように濃いめのおだしで出来ているからうどんにも合うんです!

実際に「スパイスカレースープ」で作ってみました。

それぞれのお皿に電子レンジで解凍した「冷凍さぬきうどん」と、お湯を注いだ「スパイスカレースープ」を準備するだけ。18 種のスパイスが入った「スパイスカレースープ」の香りが食欲を刺激します。つけ麺のようにうどんをスープにつけて食べるのがおすすめです。
続いては、ほどよい辛味が食欲をそそる「旨辛チゲスープ」。

電子レンジで解凍した「冷凍さぬきうどん」に、お湯を注いだ「旨辛チゲスープ」をかけるだけ。時間がない時でもすぐに食べることができます。アサリがきいた濃い魚介だしがうどんとよく合っておいしい!
text 「ハレの日、アサヒ」編集部
冷凍庫にストックしておけば、いつでも手軽に楽しめる冷凍さぬきうどん。忙しい日でも簡単調理で本格的なおいしさを味わえます。ぜひこの記事で紹介したレシピを試して、寒い冬を温かい食卓で乗り切りましょう!