中国にアサヒビールの魅力を広めたい!奮闘する営業マンの挑戦とは
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アサヒグループには、日本国内だけでなく海外で挑戦する社員も多くいます。急成長を続ける中国市場で、アサヒグループや商品の魅力を現地に届けようと奮闘する朝日啤酒(中国)投資有限公司の島崎貴弘に、海外駐在への挑戦や現地でのやりがい、今後挑戦したいことなどについて話を聞きました。中国で奮闘する社員の話から、海外で働くリアルな挑戦の日々をお届けします。
プロフィール
島崎貴弘
入社後、首都圏にて酒販店や飲食店を対象とした業務用営業を担当。2024年11月より広東省広州市に駐在し、営業およびブランディング業務に携わっている。
INDEX
中国で働きたい!その思いが再び動き出した瞬間
―現在の業務内容を教えてください
業務としては、主に三つです。
一つ目は、広州市内の営業活動です。お酒の卸業者や日本料理店を担当し、売上向上のための提案に加え、物件情報や地域の市場動向など、幅広い支援を行っています。二つ目は中国国内でのブランディング活動。アサヒグループやスーパードライの魅力を広く伝えるため、まだ商品を知らない方々に向けた認知拡大・理解促進に取り組んでいます。そして三つ目が、 中国進出を目指す企業のサポートです。中国出店を希望する日本の飲食店に対し、関連業者の紹介、市場トレンドの共有、繁盛店の視察支援など、出店準備を多角的にサポートしています。日本で業務用営業をしていたので、その時の知識や経験をベースに日々奮闘しています。
―中国に駐在するきっかけは社内公募とのことですが、なぜ応募しようと思ったのですか?
母が中国出身で、私自身も幼稚園から中学まで横浜の中華学校に通っていたため、幼い頃から中国の文化に親しんできました。
成長するにつれ中国文化と接する機会が徐々に減っていきましたが、就職活動中にアサヒビールが中国事業に注力していると知り、「いつか自分のバックグラウンドを活かして中国で働いてみたい」という思いが芽生えたんです。とはいえ、入社後は目の前の業務に精一杯で、その気持ちは次第に薄れていきました。そんなある日、中国での駐在を終えて帰任された先輩から現地での仕事や市場の話を聞く機会があったんです。それだけでなく、グローバルマーケティングに携わっていた先輩からも話を聞く機会があり、「挑戦してみたい!」という思いが再燃し、社内で中国赴任の公募が出たタイミングで迷わず手を挙げました。社内公募に応募するのは勇気が必要でしたが、 何より、先輩方の強い後押しが大きな支えになりました。自分一人ではなかなか踏み出せなかったので、とても感謝しています。
ー中国駐在という新しい挑戦した理由を、過去の経験を踏まえて教えてください。
高校時代に始めたアメリカンフットボールの経験が、私の人生に大きな影響を与えたと思います。高校卒業後、いくつかの大学から推薦をいただきましたが、あえてOBが一人もいない大学を選び、親元を離れて寮生活を始めました。当時の私にとっては大きな挑戦でしたが、その経験が今の自分を形づくっています。私の選択には常に「少しでもやりたい気持ちがあれば、挑戦してみる」という軸があります。この考え方は、高校時代の恩師からいただいた「環境を変えて、自分を追い込める場所に行きなさい」という言葉からです。だからこそ、現在の中国赴任もアメリカンフットボールの経験が後押ししてくれたと思います。言葉も文化も異なる土地に飛び込むことは簡単ではありませんが、得られる成長があります。
日本と中国、その違いの中で見つけた自分の“挑戦”
―中国で働くなかで、日本との違いを感じることはありますか?
日本と中国では、一部違いがあると感じます。日本では、細やかな対応が好まれることが多いかと思いますが、中国の営業スタイルは、スピード感と実行力を重視する傾向があります。もちろん、日本と同様に信頼関係の構築は欠かせませんが、「まず試してみましょう」「味や価格を確認して、良ければ進めましょう」といった、迅速な意思決定が特徴です。
また、日本は、自己主張が控え目だと感じていますが、中国では自分の主張を明確に伝える姿勢が求められます。日本にいた時は自分の意見をストレートに言うことが苦手だったのですが、それだと中国では通用しないと気づき、今は自分の意見をしっかり伝えることを意識するようになりました。スーパードライは自信をもって「おいしい!」と言えますし、お客様に満足していただけると思っているからこそ、今後もストレートに伝えていきたいです。これは中国に来て成長した部分のひとつですね。
―中国で大きな挑戦をしたことはありますか。
中国で40店舗以上を展開する焼き鳥店の従業員の方々をビール工場へご招待したことですね。
長年お付き合いがある中で、「新しい取り組みができないか」と考え、まだビール工場に行ったことがないとのことで工場ツアーを企画しました。青島ビールとの合弁工場なので、見学ルートは青島ビールが中心。日本のスーパードライミュージアムのようにスーパードライに特化した工場ではありません。
そこで、工場に駐在している日本人駐在員4名と連携し、販促物の準備やセミナーを実施しました。セミナーでは、スーパードライに込められた想いや、他のビールとの違い、そして美味しいビールの注ぎ方について紹介するだけでなく、中国では販売量が少ない「アサヒ黒生」や「樽ハイ倶楽部」などの商品も取り上げ、さらなる拡販に向けてアサヒビールの魅力をしっかりと伝えました。
日本ではお得意先様の工場見学は多いのですが、中国では社員も行ったことがなく、初めての取り組みだったので実施するまでは大変でしたが、単なる関係維持にとどまらず、今後につながる大きな一歩となりました。
“スーパードライを広めたい” その想いが向かう、次の挑戦とは
―今後、個人として挑戦したいことはありますか?
しっかりブランディングに取り組んでいきたいです。現在、担当している中国華南地区(主要都市: 広州、香港、マカオなど)に赴き、スーパードライのブランディング活動をしています。日本にいると、「アサヒビール=スーパードライ」というイメージを持ってくださる方が多いと思いますが、中国では「それって何?」という反応も少なくありません。環境が変わるだけで、ブランドの認知度が大きく変わるんだと痛感しました。だからこそ、地道な営業活動に加えて、ブランディングの取り組みがとても大切だと感じています。
そこで、スーパードライを知らない方々やお客様を招いたセミナーを開催し、実際にビールサーバーを使って注ぎ方を紹介や、商品リストの説明、体験を通じて商品の魅力を知ってもらう機会をつくっています。こうした活動が営業にもつながり、「じゃあ、うちでも扱ってみようかな」と言っていただけた瞬間は本当に嬉しいです。
今後は「スーパードライを飲むならこの店!」と言われるお店を、お客様と一緒に作っていくことが目標です。
―新しく挑戦しようとしている方へメッセージお願いします
海外に限った話ではありませんが、「挑戦してみる」という行動そのものがとても大切です。新しい一歩を踏み出すには勇気が必要で、ネガティブなことを考えてしまうこともあります。自分自身大きな病気を経験したことで、「当たり前が当たり前でなくなる瞬間」があることをと実感しました。だからこそ後悔のないように挑戦してほしいです。特に海外に関しては、言語の壁や文化の違いに不安を感じるかもしれませんが、今まで学んできたことや経験は、必ず生きます。構えすぎず、まず一歩を踏み出してみてください。
text「ハレの日、アサヒ」編集部


異国の地で、慣れない環境にもまれながらも、日々奮闘を続ける島崎。これまで培ってきた経験と学びを力に変えて、アサヒビールの魅力を世界に届ける挑戦は、これからも止まることなく続いていきます。