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「バヤリース」の知られざる歴史

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「バヤリース」の知られざる歴史

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1951年に果実飲料の先駆けとして日本に登場し、発売して70年以上となる「バヤリース」。親戚との食事会でテーブルに並ぶ小瓶の「バヤリース」にウキウキした思い出、大きなPETボトルに入った「バヤリース」をそれぞれの紙コップに注いで飲みながらワイワイした思い出、部活の後に小型のPETボトルに入った「バヤリース」をゴクゴク飲んだ思い出。時代や世代を超えて愛され続けている「バヤリース」の歴史やエピソードをご紹介します。

「バヤリース」の由来は人の名前だった!

バヤリースの発売は、アメリカのフランク・バヤリー氏による果汁殺菌製法の発明がきっかけです。この殺菌製法は、フランスの科学者ルイ・パスツールが発見した微生物の殺菌法を果実飲料に応用し、果汁の風味や香りを損なわずに長期保存できるという画期的なものでした。
このバヤリー氏の製法による果汁飲料ということで、“バヤリース”と名付けられた商品は、1938年に発売された後、製法や品質はさらに進化し、1943年には全米で爆発的な人気を博したのです。

オレンジジュースブーム到来のきっかけは『バャリース オレンヂ』

日本での「バヤリース」の製造は1949年に開始しました。米国の会社が進駐軍用に果汁原液をカリフォルニアから輸入し、『バャリース オレンヂ』のびん詰めをウヰルキンソン社に委託するという形でした。1951年に一般販売を開始したのですが、果実飲料といえば夜店のみかん水ぐらいだった時代、果汁入りで安心して飲めるという『バャリース オレンヂ』は大きな衝撃を与えました。その後、他社からも瓶入りのオレンジジュースが数多く発売され、日本にもオレンジジュースブームが到来。『バャリース オレンヂ』は1987年にブランド表記を『バヤリース オレンジ』と変えながらも今に至るまで長く愛され続けることになりました。

1951年発売の『バャリース オレンヂ』。この200ml入りACL(プリント)びんは日本初のもの。
『バャリース オレンヂ』を配達するトラック。 1951年から朝日麦酒が販売を委託されました。

「バヤ坊」の前に「オレンジ坊や」がいた!

バヤリースの顔といえば、ニコニコの横顔が印象的な「バヤリース坊や」略して「バヤ坊」です。初代バヤ坊は、1959年オレンジ250g缶発売の際に「オレンジ坊や」として登場しました。1984年発売のペットボトルでもイメージキャラクターとして起用され、1996年に多数のフレーバー商品とテレビCMに登場した際に「バヤリース坊や」と名付けられました。現在もバヤリースブランドの総合キャラクターとして、CMやパッケージに登場しています。ちなみに「バヤ坊」のフルネームは、「バヤリース坊やオレンジ」です。過去にはバヤリースアップルの「バヤリース坊やアップル」もいたのですが、人の姓名に当てはめると「バヤリース坊や」は姓、「オレンジ」や「アップル」が名に当たるそうです。

1959年に発売した250g缶のポスター
「バヤリース坊や」

「バヤリース」ブランドは、受け継がれてきたおいしさと品質をこれからも追求していきます。

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