私たちの生活に欠かせないミネラルウォーターの歴史
この記事のキーワード
SHARE
私たちの生活に欠かせないものの一つと言えば「水」ですよね。今では当たり前に販売されているミネラルウォーターですが、いつから私たちの生活に定着したと思いますか?今回は、ミネラルウォーターの始まりや美容や健康に注目されている「白湯」、そして環境に配慮した取り組みなど、ミネラルウォーターの歴史と最新トレンドについてお届けします。
INDEX
歴史探訪!ミネラルウォーターはいつ発売された?
私たちの生活において、ミネラルウォーターを購入する習慣が当たり前になったのはここ数十年と言われていますが、実はミネラルウォーターの歴史はずっと昔。1880年代にはスパークリングミネラルウォーター(天然炭酸鉱泉水)が瓶詰めされるようになりました。その後、横浜や神戸など居留地の外国人やホテルに提供されるようになり、1890年頃は英国人のジョン・クリフォード・ウィルキンソンが「宝塚ミネラルウォーター(TAKARADZUKA MINERAL WATER)」販売を開始。ミネラルウォーターは、 1929年 に帝国ホテルなどメジャーなホテル向けに発売され、戦後に普及していったと言われています。「三ツ矢サイダー」の前身である炭酸飲料水「平野水」の英語表記も「HIRANO NATURAL MINERAL WATER」だったんですよ。
一般の人々にミネラルウォーターが認識され始めるのは、1964年の「東京大渇水」による水不足や、公害問題の影響から海や川などの水質汚染が広がり、水道水の臭いなどが社会問題となったころです。また、1967年頃にはウィスキーの水割りが流行し、業務用としての消費が増加。1983年にハウス食品(株)が「六甲のおいしい水」を発売しました。「六甲のおいしい水」は、 現在の「アサヒ おいしい水」のルーツとなる商品です。日常的に水を買って飲むという習慣が全くなかった時代に、家庭用ミネラルウォーターという新しい市場を切り開いていきました。
白湯で体を温めよう!手軽に取り入れられる容量アップしたPETも登場
家庭用としても購入されるようになった今、ミネラルウォーターの最新のトレンドと言えば「白湯」。寒くなってきたこの季節は温かいものがより身体に沁みますよね。2022年にアサヒ飲料が発売した『アサヒ おいしい水 天然水 白湯』は健康に気を使う方だけでなく、さまざまなシーンで幅広い年齢層の方に飲まれています。寒い日には白湯で身体を温めたくなりますが、家で毎回お湯を沸かし、適切な温度まで冷ます作業は面倒ですよね。この商品なら手軽に白湯を飲むことができます。また、「たっぷりとした容量が欲しい!」というお客さまの声にお応えして、従来の340mlから475mlに増量し、9月24日から全国で発売しました。たっぷりと白湯が飲みたい方におすすめです。
分別はキャップだけ。環境に配慮した地球にやさしい取り組み
アサヒ飲料はペットボトルのラベルを見直すことでCO₂排出削減に取り組んでいます。「シンプルecoラベル」シリーズは、ラベルの面積をかつてなく極小にしたecoラベルに、お店で買うときに必要な情報だけを記載してペットボトルに貼り付けたもの。ラベルの樹脂量を減らしたecoラベルにすることで、従来のボトルに比べてCO₂排出量が約63%※の消去となります。
さらに究極形として、完全にラベルのない「ラベルレス」シリーズをケース販売のみ展開しています。ラベルレスボトルは必要な情報をケースにのみ掲載しているので、ペットボトル自体に情報が書かれたラベルを貼り付ける必要がなく、従来よりも樹脂量をカットすることができます。実はこの取り組み、アサヒ飲料が飲料業界の中でも先駆けて展開しているんです!また、分別はキャップだけ。捨てる時は簡単にラベルがはがすことができるので便利ですよね。
普段何げなく飲んでいるミネラルウォーターですが、とても奥が深いですね。これからのミネラルウォーターの進化も楽しみです!