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お手入れを通じてもっと仲良く!愛犬のためにお家でもできること

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お手入れを通じてもっと仲良く!愛犬のためにお家でもできること

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11月1日は犬の日!「ワン(1)ワン(1)ワン(1)」という犬の鳴き声にちなんで制定された記念日は、犬に関する知識を深めるとともに、犬をかわいがることが目的とされています。

大切な家族の一員として生活を共にしているワンちゃんには、いつまでも健康でいてほしいものですよね。健康を考えて食べ物には気を使っているけれど、お家でのケアは難しくてトリミングサロンにお任せしているという方も多いのではないでしょうか。今回はお家でもできるワンちゃんのケアについて、東京愛犬専門学校 教頭の芝田早苗さんにお話を伺いました。

プロフィール

芝田 早苗

東京生まれ。東京愛犬専門学校卒業後、ペットサロンに勤務。その後、同校にてトリミング実習、講義などを担当し、クラス担任として教鞭を取り多くの卒業生を輩出する。(一社)ジャパンケネルクラブ公認 トリマーライセンス、ハンドラーライセンス、単犬種審査員資格取得。

お手入れはコミュニケーション!ワンちゃんのためにお家でできるケア

―日頃からこまめにした方がいいお手入れについて教えてください。

やはりブラッシングですね。抜け毛の多さや毛の長さにもよりますが毎日~2・3日に1回程度やってあげると良いと思います。ブラッシングは毛の絡まりをほどくだけでなく、マッサージ効果も得られ血行がよくなり代謝が上がり、いい毛が生えてくるという好循環を生みます。

ブラッシングを嫌がらないようにするためには、おやつを使うのがおすすめです。普段のしつけでも、きちんとできたら褒めておやつをあげる方が多いのではないでしょうか。お手入れも同じで、“ブラッシングをするといいことがある”という印象が付けられるとスムーズになります。

また毛玉ができてから取りかかる方もいるのですが、毛玉をほぐすのは難しくワンちゃんに負担がかかるので、きれいな状態の時から予防的にブラッシングしてほしいですね。

大事なポイントは嫌な思いをさせないこと。人間だって絡まった髪の毛を無理やり引っ張ってとかそうとすると痛いじゃないですか。ブラッシング=痛いとなってしまうと、トリミングサロンも怖がり通うのがストレスになってしまいます。ブラッシングはコミュニケーションでもあるので、ぜひ小さい頃から少しずつ慣らしてあげてください。

―他にお家でできることはありますか?

おそらくイメージしやすいのは耳掃除でしょうか。つい念入りにしたくなりますが、間違った方法でやると逆に炎症を起こしてしまうことも。普段のお手入れとしてはイヤーローションを付けたソフトなコットンで耳の穴の手前をさっと拭いてあげるくらいが良いと思います。

また悩んでいる飼い主さんが多いのは涙焼けですよね。明確な予防方法は無いのですが、そのままにしておくと雑菌が繁殖してしまうので、こまめに拭くことが大切です。洗浄液を付けても良いですし、ただティッシュで拭くだけでも大丈夫です。

―匂いが気になってシャンプーをする方もいると思うのですが、何か注意点はありますか?

実は長毛種は家庭でのシャンプーを推奨していません。毛玉が1つもない状態であれば問題ないのですが、前段階のブラッシングが家庭では不十分になってしまう可能性が高く、毛玉にシャンプーが残ってしまったり、毛玉が濡れることで毛がさらにもつれてしまい、かえって全体に毛玉が増えてしまったりと皮膚トラブルの原因となるためです。

「そんなに頻繁にトリミングサロンには頼めない…」と感じるかもしれませんが、ワンちゃんの皮ふのターンオーバーは1カ月くらいと言われているので、シャンプーはトリミングの時だけでも十分なんですよ。

どうしても家庭でシャンプーしたいという場合には①シャンプー前には必ずブラッシングをすること②シャンプー・リンスなどが残らないようしっかりとすすぐこと。この2つを守ってくださいね。

特にお腹はすすぎ残しが多くなるので注意しよう

お散歩やドッグランで遊んで汚れちゃったなと思ったら、蒸しタオルでさっと拭くだけでもきれいになりますし、体力が落ちた老犬にもおすすめです。
蒸しタオルであっても濡れてしまうので最後にはドライヤーも忘れずにしましょう。

ブラッシングをしながら乾かすことでふわふわな仕上がりに

足裏の毛はバリカンで刈ってあげると良いと思います。一般向けに販売しているバリカンであれば、けがをしないような設計になっているので安心して使えます。

足裏など細かい箇所には小さめのバリカン(左)がおすすめ(写真はプロ用のもの)

あとは爪切りなんですが……どの辺りまで切ればいいのか見極めが難しく、失敗して出血してしまうとワンちゃんが爪切りを拒否するようになってしまうことがあります。そのためプロにお任せするのが一番!1カ月~1カ月半くらいでトリミングサロンに通うワンちゃんはそのタイミングで切ってもらうので十分です。散歩でも削れていきますしね。短毛種はトリミング機会が少ない場合もあると思いますので、爪切りメニューだけでも依頼しちゃいましょう。

足をしっかりと押さえ、爪の断面に血管のようなものが見え始めたらそれ以上は切らない

目的にあった道具を使おう!

―ブラッシングと一口に言っても、さまざまな道具がありますよね。

主に4種類ほどあります。

まずはスリッカー。金属製の短いピンで、ビション・フリーゼ、トイ・プードルといった巻き毛のワンちゃんに適しています。毛玉ができてしまった時はスリッカーがときやすいでしょう。

次にピンブラシ。なかなか浸透していないのですが、ピンが長く長毛種のワンちゃんにも使いやすくておすすめです。初心者が使ってもワンちゃんに負担がかかりにくいのも特徴です。

短毛種のワンちゃんはつやが出る獣毛ブラシがおすすめです。汚れも取ってくれますよ。

最後にコーム。金属製のものが主流です。毛玉を取る道具だと思っている方が多いのですが、絡まった毛がスリッカーやピンブラシできちんととかせているかを確認する道具です。毛玉のある状態でコームを入れると引っ張られてとても痛いので注意しましょう。

―ワンちゃんが痛い思いをしないためにも使い分けていきたいですね。

実際にやってみよう!お手入れのコツ

スリッカー(ブラッシング)

スリッカーは必ず体と平行に、真ん中のピンを当てるように使ってください。スリッカーの端を使うように角度をつけてしまうと、皮ふに引っかかって痛みの原因となります。

ピンブラシ(ブラッシング)

手首の力を抜いて軽く持ち、真ん中のピンでとかすようなイメージで体に当て、外側に流してあげます。

またスリッカーでもピンブラシでも、毛流れと逆方向にとかすと中の毛までしっかりとブラシが届き、ふんわりとした仕上がりになります。

コーム(ブラッシング)

最後にはコームを使ってとかしてみましょう。もし引っかかりを感じたらスリッカーに持ちかえて、毛玉を指に乗せるようにしてとかしていくと比較的取れやすいです。

バリカン(足裏のお手入れ)

しっかりと抑えてバリカンを当てます。身体と平行に当てることでけがを防ぎます。

からだの内側からもケアしたい愛犬家に!

最後にからだの内側からのケアも気になったあなたにおすすめの商品を紹介します。

「ペットラボ」皮ふ健康サポート

独自の「L-92乳酸菌」のはたらきで、かわいい愛犬の皮ふの健康維持をサポートします。

こんな方におすすめ
・愛犬の皮ふの健康が気になる
・愛犬に「L-92乳酸菌」を与えたい
・愛犬がいつまでも健やかに元気でいてほしい

自宅でのケアはコミュニケーションの一つであり、体調の変化に気づきやすいというメリットもあります。この記事を参考に、愛犬ともっと仲良くなりませんか?

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