ピラティスでつくる、自分史上いちばん心地よい体
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写真の中の自分を見て「え、誰……!?」とショックを受けたことはありませんか?
最近疲れやすい、体重は変わらないのに体が重い――その違和感、不調のサインかもしれません。
原因は年齢ではなく、積み重なった“体の使い方の癖”。
そこで注目されているのが、リハビリから生まれたピラティス。本来の動きを取り戻し、姿勢が整うことで、見た目も気持ちも前向きに変わっていきます。今回は、ピラティス指導歴15年の菅藤由加さんに、なぜ今ピラティスが選ばれているのかを伺いました。
シンプルな動きでも変化が実感できるピラティス。
今年こそ、あなたの違和感を一緒に解消してみませんか?
プロフィール
Studio LOA 代表 菅藤由加(Yuka)さん
ピラティス指導歴15年。両膝の半月板損傷による痛みを克服した経験から、心と体を癒やし、強くしなやかにするピラティスを指導。クライアントが新しい自分に出会う挑戦をサポートしている。
INDEX
疲れやすさ・老け見えの原因は「加齢」ではなく「体の癖」だった
―どんな悩みを持つ人がスタジオに来られますか?
30〜40代の女性が多いです。慢性的な肩こり・腰痛・疲れやすさ、そして「最近なんだか老けて見える」という悩みもよく聞きます。出産後の尿漏れや、体幹の弱さを抱える方もいます。ただ、こうした不調や見た目の変化は、年齢だけが原因ではありません。多くの場合、日常の姿勢や動きの癖が深く関わっています。
―具体的にはどんな癖ですか?
スマホ操作やデスクワークが長時間続くとで、頭が前に出たり、背中が丸まったりしますよね。こうした崩れた姿勢が癖づくと、体は正しい姿勢を忘れてしまうこともあります。若いうちは多少崩れても戻りますが、30代以降は年々筋肉量が減り、正しい姿勢に戻りにくくなるのが現実。その結果、見た目が老けた印象になってしまうのです。
―ピラティスはどんなアプローチで、その“崩れ”を改善するのでしょうか?
世の中にはたくさんの魅力的な運動法がありますが、姿勢が崩れている人はいきなり鍛えるよりも、まず「正しく動ける体に再教育する」ことが必要です。
例えば、膝は前後に動く関節ですが、癖によってねじれた状態で使っている人もいます。ピラティスは、こうした誤作動を体を動かしながら修正し、脳と筋肉の連携を「再教育」するメソッドなんです。
—初心者はマシンとマット、どちらから始めるのがおすすめですか?
マシンはスプリングの抵抗が正しい動きをサポートしてくれるので、初心者でも「これが正しい位置なんだ」と実感しやすいです。マットは基礎筋力を作るために有効なので、可能なら両方試してほしいですね。
ピラティスを続けた先に得られる変化
—続けている方は、どんな変化を感じますか?
一番は姿勢の変化です。自分ではなく、周りの方から「なんか変わった?」と言われて初めて気づく方が多いですね。背骨が伸びて重心が上がるので、立ち姿がきれいになり、健康診断で身長が1センチ伸びた方もいます。さらに姿勢が整うと、こんな変化もあります。
- 肩こりや腰痛が楽になる
- 呼吸が深くなる
- 疲れにくくなる
単に「筋肉や体力がついた」という話ではありません。正しく動ける体に再教育され、本来の動きができるようになるからこそ起こる変化なんです。
—姿勢が整うと、顔の印象まで変わると聞きました。
姿勢と顔の印象は繋がっています。猫背になると、顔のたるみや二重あごの原因にも。逆に姿勢が整うと、背面の張りが均等になり、フェイスラインが引き上がりやすくなるんです。血流が良くなり肌のハリやツヤが増すケースもあります。
「痩せた?」ではなく、「なんかきれいになった?」と言われるのがピラティスの面白いところです。
―体だけでなく、メンタルも変わりますか?
はい。ピラティスは「できなかった動きができる」瞬間が必ず訪れます。その小さな成功体験が自信につながりもっと動いてみたい、もっとできるはずという気持ちが芽生えます。
さらに体が整って元気になると、心も前向きになり、「あれもやってみたい」「どこかに出かけたい」と、健全な欲が自然と湧いてきます。特に40代以降の女性にとって、とても大切な変化だと思います。
—どんな人でも始められますか?
もちろんです。もともと負傷兵のリハビリとして生まれたメソッドなので、年齢や体力に関係なく始められます。運動が苦手でも、柔軟性が低くても大丈夫です。最初はタクシーでスタジオに通っていた70代の方が、歩いて通えるようになりました。ご夫婦で通う方もいますよ。体は何歳からでも変わります。
たった数分で実感!編集部が試したピラティスワーク
「お尻が勝手に引き上がってる!」――編集部が驚いたのは、ほんの数分のピラティスで体が変わる感覚があったこと。
まずは普段の立ち姿をチェックしてみると、骨盤のずれ、膝のねじれ、扁平足など、体の土台が崩れている状態。このままでは不調や“老け見え”につながります。
編集部が「効く!」と感じた、自宅でできるワークを2つご紹介します。
はじめは、ピラティスの基本的な背骨の動きです。
背骨が柔らかい猫は、高い場所から飛び降りてもしなやかな背骨が衝撃を吸収し、けがをしません。背中がガチガチの人がランニングをすると、膝や腰に負担がかかり痛みの原因になります。背骨の柔軟性はけがや不調の予防につながります。
背骨を滑らかに動かす
目的:背骨の柔軟性向上、体幹の安定、お尻と太もも裏の筋力強化
1. あおむけに寝て、膝を立て、足は座骨幅に開く。腕は体側に置き、肩はリラックス。
2. 息を吐きながらお腹をへこませ、腰を床に押し付けるようにして骨盤を後傾する。
3. 息を吐き続けながら、背骨を一つずつ下から腰→背中→胸の順に少しずつ持ち上げる。
4. 肩から膝まで一直線になったら息を吸ってキープ。
5. 息を吐きながら胸→腰→骨盤の順に背骨を一つずつゆっくり下ろす。
座位で肩甲骨を動かす
目的:肩こり改善、肩甲骨周りの柔軟性アップ、猫背や巻き肩の予防、胸が開きやすくなり深い呼吸がしやすくなる
1. 椅子に背筋を伸ばして座る。骨盤を立てて、お腹に軽く力を入れる。
2. タオルを肩幅くらいに持ち、肘を伸ばしたまま前に出す。
3. 息を吸いながら腕を頭上へ。肩甲骨を下げる意識で、タオルを背中側へ動かす。
4. 息を吐きながら腕を前に戻す。これを10回繰り返す。
肩甲骨がしっかりと動いて、胸も開いてすごくスッキリしました。
ワーク後の変化
Yukaさん曰く、「この“すごい!”という感覚が脳にインプットされると、『元に戻りたくない』と思うようになるから続けられるんです」
今回紹介したワークはほんの一部。もっと体を整えたい方は、スタジオで専門家のサポートを受けながら、あなたに合ったピラティスを体験してみてください。
行動が早い人から変わる。3か月で未来の体が変わる理由
—ピラティスを続けるために大切なことを教えてください。
まずは週1回、3か月間続けてみてください。この期間に「姿勢が変わってきた」「体が軽い」「呼吸が深くなった」という実感が出てきます。変化に気付くと自然と継続するモチベーションが上がります。
ここに到達する前にやめてしまうと、変化を感じられず「自分には向いていない」と誤解してしまいます。
―継続できる人や変化する人に共通している特徴はありますか?
ありますね。迷わない人です。
「気になるから体験に行ってみよう」「まずは週1だけやってみよう」このスピード感がある人は、変化が早く、継続率も高い傾向にあります。
一方で、「もう少し考えよう」と迷いが続くと結局動けず、悩みを抱えたまま時間だけが過ぎてしまいます。
—これからピラティスに挑戦する人へ、メッセージをお願いします。
始めようと思った瞬間から、すでに変化は始まっています。ピラティスは、何歳からでも自分史上、一番心地よい体にアップデートできる方法です。始めてみたら、あなたの体は必ず応えてくれますよ!
2026年は自分の体をもっと好きになる一年に。ピラティスで心地よい体づくりに「挑戦」してみませんか?
年齢とともに今までの自分とは違う変化が起きて、不安に感じる時間が続く女性の「ゆらぎ」。
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text 「ハレの日、アサヒ」編集部


簡単そうに見えるのに、正しく動くとかなりきつい……。使ったことのない筋肉を使った感覚で、私の体に必要だと思いました。みんなにピラティス始めてほしいです!