ハロウィンにおすすめ!Netflixで楽しむ映画&ドラマ【2026】
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今年はじわじわ怖がりたい? それともポップなスリルを楽しみたい? 年に一度のハロウィンは、いつもと違う非日常を楽しむ絶好のチャンスです。背中がゾクッとする本格ホラーから、クスッと笑えるコメディホラーまで、いまの気分にぴったりな作品を集めました。おいしいドリンクを用意して、魅惑のシネマナイトを始めましょう!
プロフィール
仲谷 暢之(なかたに のぶゆき)
吉本興業発行の広報誌「マンスリーよしもと」の編集・ライティングを経て、フリーのエディター・ライターとして映画・演劇・音楽・伝統芸能・サブカルチャーを中心に関西を中心に活動。他にも舞台・イベントの企画、脚本・構成、演出などを行なっている。
INDEX
ツッコミどころ満載!不気味でポップなハロウィンケーキショー
『ホント? これってケーキなの? ~ハロウィン編~』
ケーキ作りに自信のある猛者男女たちが「本物か?食べられるケーキか?さぁどっち?」というシンプルなコンセプトで、ひたすら審査員を騙すためにケーキ作りに励むゲームショー形式の料理対決番組のハロウィン装飾しばり編。日本でも『ザ!鉄腕!DASH!!』の「本物そっくりスイーツを見破れるか!?」がありますが、こちらはひたすら作る過程を見せながら、ハロウィンならではのケレン味もたっぷりまぶしてエンタメ感を増量しています。しかも決勝戦ではケーキ制作の猶予は12時間とか、もう現場で見ている方も根比べが試されています。
それにしてもこれだけ凄まじい技術を披露しておきながら、番組内でレシピや作り方の細かい解説をほとんど見せないところは、ホームメイドケーキはお馴染み文化が根付いているアメリカだからこそか、それとも“どうせ、こういうのは作らないでしょ!”という前提があるのか定かではありませんが、視聴者への配慮は二の次。とりあえず、不気味でポップで毒々しいまでの色味のハロウィンモチーフケーキが次々と完成していく様相は、目にも楽しく、美味しそうかは置いといて、家族や友だちと「どれが本物?」と、ツッコミを入れながら鑑賞するのにぴったりのパーティープログラムです。
「スリラー入門」にぴったり!家族で鑑賞したいハロウィンアニメ
『SING / シング: Thriller』
ハロウィンシーズン、頻繁に目にしたり耳にしたりするのがキング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソンの名曲『スリラー』。さらに赤のジャケットと赤のリーバイスジーンズのコスプレをする人たちもお約束。その伝説のミュージックビデオを、『SING』のバスター・ムーン率いるお馴染みの面々が再現するという贅沢なショートフィルムが今作。
『SING/シング: ネクストステージ』に登場するキャラクターで、現在は隠居している元ロックスターのライオン、クレイ・キャロウェイ宅でのハロウィンパーティーに向かう途中でアクシデントが発生。着いた先で不穏な空気に包まれていく⋯⋯というお約束の展開で、ひねりは控えめ。ただ、リアルマイケルのミュージックビデオは怖いけれど、これなら入門編として、子どもたちに見せるには最高だと思います。『ミニオンズ』シリーズでもおなじみのイルミネーション作品だけあって、こうした短編でもクオリティは一切手を抜きません。バスター役のマシュー・マコノヒーをはじめ豪華キャストが続投し、ちゃんと吹き替えているのもこだわりがしっかり感じられます。そして観終えた後に残るのは、「やっぱりマイケル・ジャクソンは偉大だし、ミュージックビデオを撮ったジョン・ランディス監督も偉大だ」という純粋な感動です。
魂と引き換えの料理!? 湿り気あるストーリーと映像美に酔うベトナムホラー
『悪魔のダイナー』
人間の果てしない欲望をテーマに、濃密なベトナム発の「強欲」「高慢」「怒り」「妄想」「疑心」「カルマ」をそれぞれタイトルにした6話からなるオムニバス・ホラー。ダイナーというだけあって、願いを叶えるため(その分、自分の魂が引き換えとなる)に主人から出される料理を食すのですが、正直、魂を引き換えてでも、早く食べたい!っていうものではなく、己の願いのために我慢して食べる感の方が勝っているのがちょっと残念。とはいえ盛り付けはスタイリッシュなモダンベトナミーズを感じはさせてくれているのだけど⋯⋯。
金に執着する男、母親に翻弄される青年、息子の死に復讐する父親など、回を追うごとに話は切なさが増して、オムニバスですが、後半で伏線回収されてつながっていく構成がお見事。さらにベトナムホラーにある、祖先崇拝や供養、霊の存在、輪廻転生といったアジア的信仰がストーリーに絡んでくるのも親しみが持てます。ただ驚かせるのではなく、弔われなかった魂の未練や怨念が災いとなって現れるため、ビジュアルや風習の裏にある文化的な意味を知るほど、物語の深みが増して、湿り気あるストーリーとスタイリッシュな映像美にじっくりと酔いしれたい夜におすすめ。
呪われた本で街が大パニック!アトラクション感覚で駆け抜けるハロウィンホラー
『グースバンプス 呪われたハロウィーン』
児童文学界のスティーブン・キングと呼ばれるR・L・スタインの人気児童向けホラー小説を実写映画化したファミリーホラーの第二弾です。ハロウィンの街で、ソニーとサムという少年が廃屋で見つけた怪しい本と腹話術人形スラッピー。その本に書かれた呪文を唱えたために、スラッピーが動き、しゃべり始め、ある目的のために町中街中に飾られたハロウィンキャラクターたちに命を吹き込み、街中で大暴れさせる。そんな中、捕らわれた母親を救うため、ソニーたちが知恵をしぼって立ち向かうってストーリー。
ハロウィンのド派手な装飾やモンスターたちが一斉に動き出すワクワク感は、過去に紹介した『ハロウィンの呪文 ブリッジホローは大騒ぎ!?』にも通じるテーマパークのような楽しさ。『スクール・オブ・ロック』などのジャック・ブラックや、『ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』で一躍注目されたケン・チョンといったコメディ界のクセ強キャスト陣が、画面を賑やかしてくれるのもファンにはたまらない要素。作中でトーマス・エジソンの宿命のライバルであった天才発明家、ニコラ・テスラが重要なキーパーソンとして登場するのも知的な隠し味。家族や友だちと楽しむには最適の一本。
独特の配色とレトロな未来感!『アメリ』監督によるひねくれた大人たちへのハロウィンムービー
『ビッグバグ』
『アメリ』や『デリカテッセン』などのジャン=ピエール・ジュネ監督が描く、レトロフューチャーなSFブラックコメディ。2045年。AIや家庭用ロボットが普及した世界で、AIの反乱から自宅に閉じ込められた家族や隣人たちのドタバタ劇が繰り広げられます。その雰囲気や展開は、アメリカのシット・コム(シチュエーションコメディ)をフランスというフィルターを通して描いてみましたという感じ。これまでのジュネ監督の映画にもあった独特なデザインへのこだわりとビジュアルが今作でも爆裂。アインシュタインを模したロボットや、ビビッドな色使いの家具たち、便利すぎる割にはいちいち面倒くさい動作を必要とするアナログ感のバランスに見られます。それにジャック・タチ監督の『ぼくの伯父さん』へのオマージュにもニヤリ。
「技術が進歩したとき、完璧ではない人間は不要になるのか?」というテーマに対し、映画が差し出す答えは「人間は独創的で欠点があるからこそ愛おしい」というやさしい眼差し。独特な世界観の皮肉と毒の裏に、人間らしさへの温かいリスペクトが詰まった、少々ひねくれた大人たちへのハロウィンムービーとしておすすめしたい作品です。
一人で過ごすハロウィンに。セリフゼロで心揺さぶる絆と別れの物語
『ロボット・ドリームズ』
80年代のニューヨークで孤独に暮らす犬のドッグが、通販で購入した友人ロボットと絆を深めていくアニメーション作品。セリフを一切使わないノンバーバルな演出で、深まっていくロボットとの友情とやがてくる切ない別れ、そしてそれぞれの再出発が丁寧に描かれます。
都会や田舎で暮らす中の、シングルが抱く孤独、誰かとつながりたいと願う心。人だと生々しく感じるそんなプロセスが、犬とロボットを擬人化したことによって、さらにセリフを排除したからこそ、キャラクターの表情や仕草から感情がじわじわと身体に染み込み、気づけば静かに涙があふれてきます。
かつてツインタワーが存在したころのニューヨークの空気感や、秋の気配が漂うコニーアイランドのビーチの描写も実に秀逸。ウディ・アレンやジャック・タチ、『エターナル・サンシャイン』といった名作映画へのリスペクトが散りばめられ、アース・ウインド&ファイアーの名曲「September」が心を揺さぶります。ワイワイするハロウィンより、一人で過ごすハロウィンもいい。そんな風に思っているならぜひの一本です。
元ネタ探しが楽しすぎる!世代を超えて愛される爆笑ホラー
『最終絶叫計画』
今年まさかの新作『最終絶叫計画 令和!』が公開され、いま再び注目してほしいホラーパロディシリーズの原点となった第一作。公開は2000年。90年代後半に話題となったスラッシャームービー「スクリーム」と「ラストサマー」のストーリーをベースに、さまざまなホラーやサスペンス映画のパロディやオマージュを、ブラックジョークに変換して畳み掛けてくれ、終始“恐笑い”させてくれます。
こういう作品は得てして、時代を経て見直すと失笑することが多いのですが、今作に限っては昨今のSNSで切り取り視聴されていたりする影響もあり、再発見、再認識、再評価されており、いま見ても古臭さをあまり感じさせません。だからこそシリーズ最新作(しかもオリジナルキャストがちゃんと出てる!)も作られているというわけ。
パロディの元ネタとなった名作ホラーたちが、現在ならサブスクで手軽に観られるのも嬉しいポイント。元ネタをディグりながら「あ、ここが元ネタか!」と、世代を超えてツッコミを入れつつ観るのも楽しみ方のひとつかも。
【編集部おすすめ】ハロウィンを盛り上げるドリンク2選
本物のレモンが浮かぶ驚きとおいしさ!「未来のノンアルレモンサワー」
缶を開けた瞬間、本物のレモンスライスがふわっと浮き上がる新感覚のノンアルコールドリンク。本格的なレモンの爽やかな香りと果実味が、ハロウィンナイトの特別感をさらに高めてくれます。
少し大人なハロウィンの夜を彩る「クエルボ」
世界中で愛されるテキーラ「クエルボ」。ショットはもちろん、ソーダや果汁で割った手軽なカクテルなら、じっくり映画やドラマを観るひとときにぴったりです。少し大人なハロウィンの夜を彩る、とっておきの一杯にどうぞ。
おうちで好きな映画を観ながら過ごすハロウィンも、最高に贅沢な過ごし方のひとつ。そこにおいしいドリンクが添えられれば、きっとより特別な思い出になるはずです。あなたにぴったりの映画とともに、素敵なハロウィンの夜をお過ごしください。
※2026年9月時点での配信情報です。

