世界の朝ごはん【4】台湾の豆乳スープ
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「世界の朝ごはん」へようこそ!この連載では、海外にゆかりのあるアサヒグループ社員が、愛する故郷の朝ごはんと、その国の文化やおすすめの観光スポットなどを紹介します。今回は台湾の豆乳スープ、鹹豆漿(シェントウジャン)。
アサヒビールアジア Head of FinanceのKate Yangに台湾の朝食の魅力を聞きました。
INDEX
台湾の朝ごはんは種類豊富!現地の定番メニューはなに?
台湾の朝ごはんは、西洋の影響を受けたメニューから、アジアらしさあふれるメニューまで、バラエティに富んでいるのが特徴です。
特に人気のある朝ごはんは、豆乳を酢で固めて作る、やさしい味わいの鹹豆漿(シェントウジャン)。日本のおぼろ豆腐に似た食感です。
その他にも、豆乳の豆漿 (ドウジャン)に浸しながら食べる長い揚げパン油條 (ヨウティアオ)、中華風のパンで、卵や肉などを挟んで食べる焼餅 (シャオピン)、薄い生地と具材を一緒に巻いて食べる台湾風クレープ、蛋餅 (ダンピン)などがあります。
台湾では、朝ごはんは家で食べるよりも、外食かテイクアウトで済ませるのが一般的。朝から営業している専門店も多く、通勤・通学途中に気軽に立ち寄れる文化が根づいています。今回は自宅でも簡単にできる豆乳スープ 鹹豆漿(シェントウジャン)のレシピを紹介します。とろりとした食感と、黒酢や干しエビの旨味がマッチした、台湾ならではの朝ごはんです。
レシピ:鹹豆漿(シェントウジャン)
<材料>1人分
無調整豆乳………………300ml
ザーサイ………………………20g
干しエビ………………………10g
鶏ガラスープの素…………小さじ1
黒酢…………………………大さじ1/2
ごま油………………………小さじ1
パクチー…………………………適量
ラー油………………………お好み量
<作り方>
1.干しエビは熱湯で戻して(約10分)水気を切ります。
2. ザーサイは粗く刻みます。
3.器に1、2、鶏ガラスープの素、黒酢、ごま油を入れます。
4.鍋で豆乳を温め、沸騰直前に火を止めます。
豆乳は沸騰すると分離するので注意
5.器に注ぎ入れ表面が固まってきたら、パクチーを添えてラー油をかけて完成です。
台湾のおすすめ観光スポット「龍山寺」
台湾を訪れたらぜひ足を運んでほしいのが、台北最古の寺院「龍山寺」。1738年に創建されたこの寺院は、仏教・道教・民間信仰が融合した ユニークな寺院で、美しい彫刻や伝統的な建築様式が見どころです。また、恋愛成就、仕事運、学業成就、安産、健康など、あらゆるご利益があるとされ、多くの参拝客が訪れます。自然災害や戦争による被害を受けながらも、そのたびに修復され、地元の人々の心の拠り所となっています。電車で簡単に行くことができ、周辺には市場もあり台湾の文化を感じる観光スポットとしておすすめです。
日本との違いに驚き!?文化の違いを実感
日本に観光に来て驚いたこと
日本を訪れて驚いたことのひとつは、サブカルチャーが盛んなところ。
特に、アニメやポップカルチャーが生活に根付いていて、関連するものが驚くほど豊富!秋葉原のアニメショップからカラフルなファッション街の原宿など、どこを歩いても、他の国の観光地にはない創造性と情熱の世界が広がっていて驚きました。
日本のカルチャーシーンは本当にエキサイティングで、世界に誇れるユニークさがあると思います。
台湾と日本の文化の違いで気づいたこと
台湾では、歩きながらお酒を飲む人をよく見かけます。対照的に、日本では公共の場で歩きながらお酒を飲む人はあまり見かけず、座ってゆっくりと飲む人が多いのが印象的でした。日常の暮らしの違いから、台湾と日本の文化の違いを実感できて、面白かったです。
text「ハレの日、アサヒ」編集部


西洋の要素も取り入れながら、独自に発展した台湾の朝食文化。鹹豆漿(シェントウジャン)は、日本でも手に入る食材で手軽に作れるので、お家で台湾気分を味わってみてはいかがでしょうか。台湾は日本からも近いので、本場の朝ごはんを食べに台湾旅行に行くのもいいですね!
次回はインドネシアの朝ごはんを紹介します。