世界の朝ごはん【5】インドネシアのナシゴレン
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「世界の朝ごはん」へようこそ!この連載では、海外にゆかりのあるアサヒグループ社員が、
愛する故郷の朝ごはんと、その国の文化やおすすめの観光スポットなどを紹介します。
今回はインドネシアの「ナシゴレン」を紹介します。日本でもエスニック料理店などで提供されているので馴染みのある方も多いかもしれませんね。インドネシアの朝食の魅力について、アサヒグループホールディングス IT & トランスフォーメーション部門の
Indri Klarissa Ramadhantiに聞きました。
INDEX
インドネシアの朝ごはんは多種多様でボリューム満点!?
インドネシアの朝ごはんは種類が豊富でボリュームもあり、米を主食としたしっかりした食事が中心で、ココナッツミルクやスパイスを使用するのが特徴です。
代表的な朝ごはんとしては鶏の旨味がたっぷり詰まったスープで炊いたお粥「ブブ・アヤム」があります。裂いた鶏肉、フライドオニオンやエビのおせんべい、ゆで卵など多くのトッピングがのっており、日本のお粥に比べてボリュームがあります。
また、インドネシア風チャーハンのナシゴレン、春雨、ゆで卵、セロリなどをトッピングしたスパイス香る鶏スープ「ソト・アヤム」も人気です。
インドネシアは大小1万を超える島々からなる群島国家であることから多様な文化を背景に、朝食のスタイルも地域ごとに個性があります。今回は、その中でも代表的な料理「ナシゴレン」のレシピを紹介します。
レシピ:ナシゴレン
<材料>1人分
温かいご飯(ジャスミンライス)…………300g
ちりめんじゃこ…………20g
エシャロット……………1/2個
にんにく……………………1片
砂糖……………………小さじ1
しょうゆ……………………大さじ1
ナンプラー…………小さじ2
赤唐辛子…………………1/4本
油………………………大さじ2
目玉焼き…………………1個分
キュウリ…………………適量
トマト………………………適量
ライム………………………1/4個
<作り方>
1.エシャロット、赤唐辛子は薄切り、にんにくはみじん切りにします。
2.ごはんと醤油はあらかじめ混ぜておきます。
3.フライパンに油を熱し、エシャロット、にんにく、赤唐辛子を炒めます。
4.2の醤油と混ぜたごはんと、ちりめんじゃこ、砂糖、ナンプラーを加えてごはんが色づくまで炒めます。
5.お皿に盛り、薄切りにしたきゅうり、くし切りにしたト
マトを添え、目玉焼きをのせます。
ジャカルタのおすすめスポット「ゲロラ・ブン・カルノスタジアム」
ジャカルタを訪れたら立ち寄ってほしい場所は、大都会の中のオアシス「ゲロラ・ブン・カルノスタジアム」です。ここはジャカルタにおける“仕事終わりの文化”を象徴する場所でもあります。オフィスでの長い一日の後、自然やコミュニティとのつながりを取り戻すために、多くの若者や会社員が集まり、ソフトボールを見ながら夕食を食べたり、くつろいだりしています。
伝統的な建物ではありませんが、地元の人々の日常に触れられる場所としておすすめです。
正確な時間やルールに驚き!?日本とインドネシアの違いとは
日本に観光に来て驚いたこと
日本を訪れて本当に驚いたのは、公共交通機関の驚くべき効率性と時間の正確さです。
ジャカルタでは交通渋滞が日常茶飯事で、バスや電車が30分~1時間程度遅れることもあるので、予定通りに正確に到着する日本の電車は、ほとんど魔法のように感じられました。
インドネシアと日本の文化の違い
インドネシアでは、混雑時に列を作る習慣はあまりありません。どちらかというと、もう少し自由で柔軟なスタイルが一般的で、その場の雰囲気で位置を調整します。
一方、日本ではバスやエレベーター、電車、コンビニエンスストアなど、あらゆる場所で整然と列を作ることに驚きました。同時に社会の調和や他者への配慮が感じられて、とても魅力的とも感じました。特に、ラッシュ時でも降車する人を優先し、乗車する人がきちんと列を作って待っている姿には感動しました。
それぞれの国が、その土地の文化や価値観に合った形で独自の文化を築いているのだと実感しました。
text 「ハレの日、アサヒ」編集部


多くの島の文化が融合したインドネシアの朝食文化。
ナシゴレンは、日本でも広く親しまれているインドネシア料理のひとつです。
身近な食材で簡単に作れるので、お家作ってみてはいかがでしょうか。
次回はポーランドの朝ごはんを紹介します。