サウナ好き編集部が選ぶ、東京の”泊まれる”サウナ3選
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出張や観光で全国から人が集まる東京は、サウナの激戦区。最近では“ととのう×宿泊”体験を気軽に試せるサウナ宿が増えています。今回はサウナ好きの「ハレの日、アサヒ」編集部が実際に訪れて、「ととのったあとまで心地よく過ごせる」と感じた、東京の“泊まれる”サウナ3選をご紹介します。
INDEX
【上野】王道でととのう。老舗サウナ「サウナ&カプセルホテル北欧」
上野駅から徒歩1分。ビルを見上げれば、そこには長年“サウナの聖地”として愛されてきた赤い看板が。一歩足を踏み入れると、駅前の賑わいが嘘のような静寂に包まれます。
「睡眠前に汗をかける場所をつくりたい」 ― サウナ北欧の原点と今
「創業社長がとてもサウナ好きで、“しっかり汗をかいてから眠れる場所をつくりたい”という思いがはじまりです」と、支配人の菅さん。かつては終電を逃したビジネスマンの駆け込み寺だったこの場所も、今では「東京に来たらサウナ北欧に行く」というファンが国内外から集まる場所に。
サウナ北欧の宿泊は大人(中学生以上)限定。館内にはレストランやリラックスルームを備え、サウナ後はクールダウンしてから休めるよう動線を整えています。カプセル内にはコンセント、館内にはコインランドリーもあり、連泊中も心地よく過ごせる工夫の一つひとつに、サウナを愛する人たちの心と体に長年寄り添ってきた、サウナ北欧のさりげない思いやりが感じられます。
【編集部おすすめ】数字より体感。老舗が守る“やわらかな高温”
サウナ北欧の魅力は、「熱→冷→外気」の三位一体が過不足なく整っていることです。性質の異なるサウナは2室。
第一サウナ室(約106〜108℃):
高温ながら、不思議と肌に刺さる感覚がありません。それは「やわらかな熱」を保つよう常に微調整を重ねているから。
第二サウナ室(約93〜95℃):
しっとりとした湿度。熱がやさしく全身を包み込み、体の芯からじわじわと解きほぐされる感覚を味わえます。
1セット目は第一サウナ室で体の芯まで温め、2セット目は第二サウナ室でしっとり深める。そんな贅沢な使い分けも、サウナ北欧ならではの楽しみ方です。館内のルールに守られた静かな空間のなか、セルフロウリュで自分好みの熱を育てる時間は、何にも代えがたいリラックスタイムになります。
続く水風呂でのクールダウンは、基準約13℃のキレが決め手です。しっかり冷却できるのに冷たさが体に刺さらず、十分な深さがあるおかげで、短時間でも心地よく体温を落ち着けられます。
「温度の正解は施設ごとに違いますが、サウナ北欧は“高温×しっかり冷やす”の軸はぶらしません」と菅さん。サウナで体の芯まで温め、約13℃基準の水風呂で熱を落ち着かせ、外気浴で静かに呼吸を整える。この三位一体の“基本”を崩さないことこそが、サウナ北欧らしさ。
外気浴スペースには椅子と寝転びスペースが十分に確保され、混雑の喧騒を忘れて静かに呼吸を整えられます。少し肌寒さを感じたら、隣の露天風呂へ。お湯と風を自由に行き来しながら、自分のペースで体温を整えていく時間は、何にも代えがたい贅沢です。
宿泊の楽しみであるサウナ飯もバリエーション豊富です。北欧特製カレーライスと若鶏のからあげは定番の人気メニュー。菅さんのおすすめは味噌ラーメン。炒め野菜の香ばしさと濃いめの味噌が、サウナで失った塩分をしっかりと補ってくれます。
― これから初めて「サウナ北欧」の扉を叩く方へ、菅さんから伝えたいことは?
テレビや雑誌の影響で「上級者向けで入りづらい」「常連さんがこわい」と言われることがありますが、実際は“基本に忠実”で初めての方にちょうどいいサウナだと思います。難しいルールはなく、常連さんもやさしい方ばかり。気張らず、気軽に来てください。
<施設情報>
サウナ&カプセルホテル北欧(男性専用 ※レディースデイは不定期開催・宿泊可)
営業時間:24時間営業(サウナ利用:早朝5:00~10:00/12:00~翌4:00)
住所:東京都台東区上野7丁目2-16
公式サイトはこちら
【大井町】ととのい方は、自分で選ぶ。「泊まれるサウナ屋さん 品川サウナ」
大井町駅から徒歩1分。カジュアルな外観に誘われて中へ入ると、照明と音が抑えられた没入空間が広がる「泊まれるサウナ屋さん 品川サウナ」(以下、品川サウナ)。街の賑やかさから切り離されたようなその空間に、一瞬で心が落ち着くのを感じます。
コンセプトは「憂き世離れ」
「居酒屋や塾など、幅広い事業を展開する運営会社として、初めて手がけた温浴施設です。コンセプトは“憂き世離れ”。仕事や生活のストレスから、ふっと離れられる空間をめざしています」と、支配人の櫻井さん。更衣室から浴場へ入る瞬間に切り替わる照明が、日常から非日常へのスイッチに。館内各所には、肩の力を抜いて“ぼーっと”くつろげる環境が整えられています。
品川サウナは、主要エリアである品川や上野、新宿、渋谷などへも電車一本というアクセスの良さ。羽田空港へも30分ほどでアクセスでき、忙しく動き回る方にとって、心強い旅の拠点となります。
そんな場所柄、訪れる方の目的もさまざまです。東京ビッグサイトでのイベントやスポーツ観戦の帰り道、あるいは羽田への前泊として。幅広いシーンで選ばれるこの場所では、「宿泊が目的だったけれど、せっかくならサウナも」という方も多いそうです。
【編集部おすすめ】自分だけの「ととのいルーティン」を探す贅沢
品川サウナの醍醐味は、その日の気分に合わせて「熱→冷→外気」のルーティンを自分好みで組み合わせられること。使い分けられるサウナは2室。
空-KUU-(約90℃):
2時間ごとのアウフグースでアロマ熱がしっかり届き、体の芯まで温まります。
禅-ZEN-(約85℃):
半個室の静けさが魅力で、静けさの中、自分と向き合う贅沢な時間を過ごせます。
続く水風呂でのクールダウンは3種類が役割分担。
リトルマーメイド(18〜19℃):
王道の気持ちよさ。ほどよく冷やしたいときに。
シングル(10℃未満):
しっかり冷やしたいときに向いた、キレのある冷たさです。
不感湯(季節により約29〜35℃):
ぬるめで長く入れるため、クールダウンを穏やかに整える“締め”の水風呂です。
不感湯の入り方について櫻井さんに伺うと、「水風呂のあとに入るか、休憩後に冷えた状態で入るのがおすすめですが、最も心地よく整えられるご自身のルーティンを試してみてください」と、教えてくれました。
仕上げは屋上の外気浴へ。チェアが十分にあり、最後のひと息まで快適に過ごせます。選択肢が多く自分好みに組めるからこそ、初めてのサウナ体験にもフィットします。
2月には、アサヒ飲料の「ほっとレモン」が振る舞われる心温まるフリードリンク企画も。季節ごとに新しい楽しみ方を提案している品川サウナ。最新情報は、公式サイトやSNSで日々発信されています。お出かけ前にチェックすれば、いつものサウナ時間がより特別なものになるかもしれません。
― これから初めて「品川サウナ」の扉を叩く方へ、櫻井さんから伝えたいことは?
何かつらいことがあった時にふらっと駆け込める場所でありたいと思っています。サウナの温度も初心者の方に優しく、水風呂でのクールダウンもその日の気分で選べるよう工夫しています。気負わずに来てみてください。一日の締めは、歩いてすぐの居酒屋「魚豪商コダマ 大井町」へ。旨みが深い牡蠣ラーメンやクセになる椎茸南蛮を頬張りながらビールを一杯。ととのった後の清々しい気分のまま、最高のご褒美を。一日の終わりを幸せに締めくくってくれますよ。
「今日は自分のペースでととのいたい」と思った日に、選べるサウナと水風呂で気分に寄り添ってくれる一軒。風の抜ける外気浴で心地よく整ったあとは、近くの系列店で食事まで楽しめば、「最高の一日」が完成です。
<施設情報①>
泊まれるサウナ屋さん 品川サウナ(男性専用 ※レディースデイは不定期開催・宿泊可)
営業時間:24時間営業(サウナ利用:5:30~翌2:30)
住所:東京都品川区大井1丁目6-1
公式サイトはこちら
<施設情報②>
魚豪商コダマ 大井町
営業時間:火〜金・祝前 17:00〜23:00/土・祝 16:00〜23:00/日 16:00〜22:00(※月曜定休)
住所:東京都品川区大井1丁目1-6
公式インスタグラムはこちら
【浅草】会話も心も、自然とほどける。「SAUNALAND ASAKUSA」
浅草駅から徒歩2分の「SAUNALAND ASAKUSA」(以下、サウナランド浅草)は、プライベート志向のサウナ施設。黙浴ではなく、仲間やカップルで会話をしながら楽しめるのが魅力です。
仲間と笑って、自由な時間を過ごす
「コンセプトは、仲間と自由な時間を過ごすこと。サウナをきっかけに、心が通い合うような体験を設計しています」と、店舗運営担当の畠中さん。
1階のプライベートサウナは、カップル・友人グループはもちろん、企業の親睦イベントなど、さまざまな絆を深める場として活用されています。
2階にはキッチン付きの客室があり、大きな鉄板を囲んで、もんじゃ焼きや鉄板料理を頬張る。別途予約が必要な宿泊者向けスペースで、飲食物の持ち込みも可能です。1階で薪サウナを楽しんだ後は、そのまま2階の客室で宿泊できるのも魅力のひとつです。
3階・4階はサウナ室付きの宿泊エリア。3階は最大6名の少人数グループ向け、4階は主に2名向けで、最大4名まで宿泊可能です。各室にプライベートサウナを備えています。サウナの後のリラックスした気分のまま、ゆったりと語らう。そんな何気ないひとときが、仲間や家族との絆をいっそう深めてくれます。
客室フロア(2階)
客室フロア(3階)
客室フロア(4階)
【編集部おすすめ】薪の火を眺め、自分たちのペースでととのう
サウナランド浅草でぜひ体験してほしいのが、最大15名で貸し切れる薪サウナ。炎が生むやわらかな熱は、息苦しさを感じさせず、体の芯からじっくりと汗を引き出してくれます。
「ストーブは左右で石の積み方を変えています。左(大きい石の縦積み)は一気に熱が立ち上がり、右(平たい石の横積み)はゆっくり穏やかに熱が広がる。セルフロウリュで好みの熱さに育ててみてください」その他にも、スタッフのアウフグースや、サウナ室内で冷水を自由に浴びられる「冷頭スプラッシュ」など、熱と冷のメリハリを一気に味わえるのも、サウナランド浅草をおすすめする理由のひとつです。
薪サウナでしっかり温まったあとは、水風呂へ。サウナを出てすぐにざぶんと浸かって全身をリセットするのも、少し時間を置いてから静かに火照りを静めるのも自由。その日の自分の「心地よさ」に合わせて、クールダウンすることができます。
仕上げは、浅草の風を感じながらの外気浴。椅子に腰掛けたり、温かな湯船に浸かったりしながら、仲間と今日一日の出来事を語らう……。会話とともにゆっくりと「ととのう」時間を共有できるのが、サウナランド浅草の醍醐味です。
また、ここではサウナの後の「楽しみ」も自分たち流にデザインできます。2階のキッチン付き客室では、大きな鉄板を囲んで料理をつくり、食事と会話が自然につながっていくサウナ後ならではのリラックスした時間そのものを味わえます。あるいは、浅草の街へ繰り出して美味しい一軒を見つけるのもいい。そんな、街とサウナがひとつながりになった自由な過ごし方が選べます。
― これから初めて「サウナランド浅草」の扉を叩く方へ、畠中さんから伝えたいことは?
仲間やカップルで気兼ねなく過ごせます。薪サウナでの会話も、キッチンで料理を囲む時間も、ひと続きの“サウナ体験”。サウナ後は水風呂に加えて湯船もあるため、サウナが得意でない方は湯船を中心に、ゆったりと楽しむ過ごし方もできます。
貸し切りと聞くと少し身構えてしまうかもしれませんが、どうぞ自分たちのペースで楽しんでください。ここは、初めての方でも気負わずに過ごせる場所。サウナを出れば、そこには浅草の美味しいグルメも待っています。まずは遊びに来るような感覚で、気軽にお越しください。
会話も楽しめるプライベート志向の空間で、仲間やカップルと“自分たちのペース”で過ごせる一軒。清潔感とアメニティも充実しているので、サウナデビューや“サウナ泊”初挑戦の一歩にもおすすめです。
<施設情報>
SAUNALAND ASAKUSA(男女利用可 ※1階プライベートサウナは水着着用必須)
営業時間:10:00~23:00/15:00~翌11:00
住所:東京都台東区浅草1丁目34-2
公式サイトはこちら
サウナ後の水分補給に。編集部おすすめドリンク
アサヒ おいしい水 天然水
まろやかで口当たりがよく、どんな温度でも飲みやすい軟水です。サウナ後の常温リカバリーや、こまめな水分補給にぴったりです。
アサヒ ウィルキンソン タンサン
キレのある強めの炭酸でリフレッシュ。無糖・ゼロカロリーだから“もうひと口”が心地よく続きます。
日帰りでリフレッシュする時間も格別ですが、そのまま深く眠りにつける宿泊体験は、また一段と心身をほどいてくれる気がします。次の出張や観光のプランに、「サウナ宿に泊まる」という選択肢をひとつ加えてみませんか?
text「ハレの日、アサヒ」編集部
写真提供 泊まれるサウナ屋さん 品川サウナ、SAUNALAND ASAKUSA


「ととのうって、こういうことだったよね」とサウナの基本に立ち返らせてくれる一軒。温まる・冷やす・休むの基本をいちばん美しく体感できるので、東京で泊まれるサウナの最初の一歩にもおすすめです。