注目のフリーズドライおみそ汁 発売40周年!
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お湯を注いで約10秒で食べられるフリーズドライのおみそ汁は、本格的な味わいと具材の香りや食感を手軽に楽しめる商品です。茶色のブロックから具材があふれるように飛びだす瞬間、そこから立ち上る香り。初めて食べた方は驚きと感動すら覚えたのではないでしょうか。
フリーズドライのおみそ汁が日本に誕生したのは1982年、アマノフーズが日本で初めて開発に成功しました。翌年には商品が発売され、今ではその数約50種類!※ 私たちの生活を豊かにしてくれるアイテムとして伸長を続けているおみそ汁は、2023年に発売40周年を迎えました。今回はフリーズドライのおみそ汁の誕生秘話を紹介します。
INDEX
原点は社長夫人の具だくさんな手作りおみそ汁
アマノフーズの歴史は1947年から始まります。創業者の天野辰雄は広島県福山市に食品の製造および販売会社として天野実業株式会社を設立しました。フリーズドライに着手したのは1968年で当時はカップラーメン用のえびやねぎの具材を企業に販売するのみで、一般のお客さまに向けた製品は作っていませんでした。
アマノフーズブランドとしての初めてのフリーズドライ食品は「おみそ汁」でした。そして開発の参考にしたものは、二代目社長夫人が作った「具だくさんのおみそ汁」。具だくさんなおみそ汁であれば、「フリーズドライ」の持っている具材の色・風味・食感などを損じにくいという利点を生かせるのではないかと考えアマノフーズのみそ汁開発が始まります。
ここから試行錯誤の毎日です。まずは日本全国から30種類以上のみそを集めて味づくりを進めます。なかなか思うような味ができないなか、開発担当者が思いついたのはみそのブレンドでした。みその組み合わせと配分を探りながら約2カ月に渡って試作を続け理想の味を実現しました。
具材には「ほうれん草」を選びました。開発当時、おみそ汁の具材としてほうれん草はあまり一般的ではありませんでしたが、お湯を注ぐことでほうれん草がふわっと広がり再現する様子がフリーズドライの素晴らしさを最も表現できると考えたのです。
そしてついに1982年に日本初のブロックタイプ(おみそ汁と具材が一体となった)の即席みそ汁が完成し、翌年の1983年に「あんじょう」(ほうれん草)、「しじみ」、「えのき」、「むぎみそ」の4種類のラインアップで発売されました。
アマノフーズのおみそ汁は約50種類!暮らしに役立つアイテムへ
発売当初は4種類だったおみそ汁も、今ではなす、ほうれん草、なめこ、とうふなど約50種類のラインアップにまで増えました。
そして、お湯をかけて約10秒で作れる本格的なおみそ汁は、40年の時を経て私たちの生活を豊かにするアイテムとして定着しています。実際にアマノフーズのおみそ汁の利用理由をアンケート調査すると、「おいしい」、「調理に手間がかからない」、「食べたいときにすぐ作れる」、「1食分から用意できる」、「調理の時間を短縮できる」と回答する人が多く、本格的な「おいしさ」と時短に繋がる「簡便性」が、仕事や家庭や遊びに毎日忙しく過ごす現代の生活にマッチしていることがわかりました。
フリーズドライの魅力を発信する専用サイト「アマノ食堂」でも、おいしい食・人・暮らしなどの情報を定期的に発信しています。こちらもぜひご覧ください。