プラカップをバイオガスにアップサイクル!?
この記事のキーワード
SHARE
夏と言えばやっぱりビール!みんなでワイワイ飲むビールは格別ですよね。7月につくば市で開催された「つくばクラフトビアフェスト」。
このイベントでは、ビールを楽しむだけでなく、容器のごみゼロ実現に向け、リユースカップの利用促進やプラカップのアップサイクルにも取り組みました。
プラカップが何に変身したかというと…なんと「バイオガス」です!今回はそんなおいしく楽しく実践する、サステナブルな取り組みを紹介します。
INDEX
全国のクラフトビールがつくばに集合!
7月21~23日、茨城県つくば市で「つくばクラフトビアフェスト2023」が開催されました。2012年から続くイベントですが、今年は全国から50ブルワリー(クラフトビールは200種類以上)が集結し、過去最大規模となりました。
今年のテーマは「みんなのビアフェスト~Neighborhood Festival~」。ビール好きの方も、そうでない方も一緒に楽しめるイベントとして、地元つくばのフードやパフォーマンスが集まり、会場を盛り上げました。
エコカップをガスにアップサイクル!
最近では環境に配慮したイベントが増えていますが、今回のイベントでは容器のごみゼロにチャレンジしました。SDGsパートナーとして参画したアサヒユウアスは、リユースカップの提供やプラカップのアップサイクルに取り組み、およそ1.1t分のプラスチックごみ削減を目指しました。
リユースカップでプラごみ削減!「アルミループタンブラー」
レギュラーサイズのビールは、アルミニウム製のリユースカップで提供されました。重さ21gと軽く丈夫で、薄型なので心地よい口当たりが特長。飲料の冷涼感が直接伝わります。本イベント限定デザインで、カップ表面にはイベントロゴや会場マップにアクセスできるQRコード、全国13のクラフトブルワリーのロゴが配置されており、記念に持ち帰る方も多くいました。
プラカップをバイオガスにアップサイクル!
通常のプラカップはさまざまなプラスチックが混ざっているため、アップサイクルしにくいとされてきました。
そこで今回、飲み比べなどの小さいサイズは生分解性素材のPLA(ポリ乳酸)カップに素材を限定することで、アップサイクルに成功しました。
・生分解性・・・微生物の働きにより、無機物となって自然界へ循環する性質のこと
・PLA(ポリ乳酸)・・・とうもろこしなどに含まれるデンプンが原料のバイオマスプラスチック
集めたPLAカップを一度熱で分解し、都市ガス(100%バイオガス)にアップサイクル。プラスチックを燃やさず熱と圧力でガスに変えるため、二酸化炭素を放出することがなく、ダイオキシンも分解します。環境に優しいアップサイクルと言えますね。
次はあなたが参加するイベントのごみゼロにチャレンジするかも?ビールを楽しむときはその先まで考える、そんな習慣を身に付けてみませんか。