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球場のプラごみ削減!ホークス選手のバットを再利用したエコカップ(後編)

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球場のプラごみ削減!ホークス選手のバットを再利用したエコカップ(後編)

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後編では『森のタンブラー for 福岡ソフトバンクホークス』の開発ストーリーを紹介。プロジェクトに携わったアサヒ社員、そして共創パートナーである福岡県と福岡ソフトバンクホークスの方にお話を聞きます。

「One Asahi」でプラごみ削減に挑む

アサヒグループ各社が「One Asahi」となり『森のタンブラー for 福岡ソフトバンクホークス』のプロジェクトを推進。グループの知見を活かし全国で地域のSDGs推進をサポートするアサヒグループジャパン、福岡県や福岡ソフトバンクホークスと連携し共助社会づくりに取り組むアサヒビール九州統括本部、そして「森のタンブラー」など新たなサステナビリティ事業を展開するアサヒユウアスのメンバーに話を聞きました。

<写真左> 左側より、アサヒグループジャパン コーポレートコミュニケーション戦略部 根本淳史、染谷真央(兼アサヒユウアスたのしさユニット)、中西勅裕(ローカルSDGs専任リーダー)、アサヒビール 九州統括本部 営業企画部 田中大輔、岡林隆太 <写真右>アサヒビール 九州統括本部 営業企画部 藤田晃一郎
※全国各地のアサヒグループ事業場とともに、自治体連携や地域課題解決に取り組む

―『森のタンブラー for 福岡ソフトバンクホークス』はどのような経緯で誕生したのでしょうか。

田中:福岡県とアサヒビールが2021年に締結した、包括提携協定の一環として始まった取り組みです。福岡県とプラスチックごみ削減に向けて協議をする中で、日本各地の間伐材や活用されていない“もったいない”素材をアップサイクルしてつくる「森のタンブラー」に興味を持っていただいたんです。

藤田:2年前にアサヒユウアスの古原さん(当時アサヒビールパッケージング技術研究所所属)から、森のタンブラーを活用してプラごみを削減しませんか?という話は聞いていました。プラごみ問題は積極的に取り組んでいきたいと考えていたので、どのタイミングで実施するのがベストか探っていたんです。そんな中、福岡県から地域に根ざしたサステナビリティの取り組みについて正式な提案をいただいた際に、ここだ!と思いましたね。

―グループで日頃から情報共有ができているからこそ実現したのですね。次に、今回の取り組みに対する思いを教えてください。

田中:球場でタンブラーにビールを注いで販売するのは国内初ですし、社会的価値は高いと感じていました。共創パートナーの方もたくさんいらっしゃるので、絶対に実現したいという思いは強かったですね。

―プロジェクトを推進する上で、工夫したことや苦労したことはありますか?

染谷:タンブラーの制作面では、バットのニスや印刷を除去するため、職人さんに手作業で表面を剥ぎ取ってもらいました。また、これまで活用した素材と比べるとバットは硬く作業が難しかったですね。

1本ずつ丁寧に表面を削りとる様子
表面を削りとったバット

藤田:当日の運用面では、タンブラーを購入したお客さまがビールをおかわりする際は、通常価格より100円引きにすることでリユースを促進しました。ご協力いただいた福岡県と福岡ソフトバンクホークスに感謝しています。

―実現に向けてさまざまな工夫をしてきたんですね。最後に、今後の抱負を教えてください。

岡林:一度きりで終わらせず、日本全国に広まってこそ価値を発揮する取り組みだと思います。九州が先駆けとなって、サステナビリティの取り組みを推進していきたいです。

田中:そうですね。今回、共創パートナーの皆さんと社会をより良くしていきたいという共通認識をもって取り組みました。これからも社会価値と経済価値の両輪で、持続可能な社会の実現に貢献したいです。

中西:ただエコカップをつくるだけではなく、エコカップを使うことで環境に配慮した活動につながる。“プラごみ削減”というその先の目的を全員が見据えて取り組めたことは意義があると感じています。全力で協力してくださった福岡県とソフトバンクホークスの方には心の底から感謝しています。これからもアサヒグループがハブになって、サステナブルな取り組みを広げていきたいですね。

最後に、福岡県と福岡ソフトバンクホークスの方に話を伺います。

楽しみながらプラごみ削減を推進したい

プロフィール

福岡県 環境部 循環型社会推進課 企画係 柴田智史さん

―今回の取り組みに対する思いや感想を教えてください。

県単独でプラごみ削減を啓発してもなかなか声が届かないことがあります。今回、福岡ソフトバンクホークスやアサヒグループといった消費者との接点が強い事業者さんと取り組んだことで、いつもリーチできない方にもリーチできました。県としては非常にありがたいです。

最初はグッズとして欲しいというきっかけからで良いと思うんです。購入いただいておかわりするうちに、楽しみながらプラごみ削減につながっているんだなと感じていただけるとうれしいですね。「次はマイバッグやマイボトルを持ってみようかな」と自主的な意識が芽生える方が増えることで、社会全体のプラごみ削減につながると考えています。

―1人でも多くの方にプラごみ削減を意識してもらいたいですね。今後に向けて計画していることはありますか?

まずは7月以降のタンブラー販売に向けてお客さまアンケートを実施したので、次の企画につなげたいと思います。さらにプラごみ削減を推進していきたいですね。

サステナビリティを自分事として考えるきっかけに

プロフィール

福岡ソフトバンクホークス 事業統括本部 第2営業部 髙木優宏さん

―今回の取り組みに対する思いや感想を教えてください。

私自身、22年4月にホークスに入社して2カ月のタイミングだったということもあり、社内をまとめて牽引するプレッシャーは感じましたが、自分の伝え方一つで頓挫しないように一生懸命説明しました。幸いにも企画自体が新しく素晴らしいものだったので、各部署協力してくれて実現できました。
また「サステナビリティ」という言葉が分かっているようで分かっていなかったのですが、いざ自身が携わるようになると、自然と企業のサステナビリティ活動をホームページなどで見るようになりました。自分事として考えるきっかけにもなりましたね。

―実際にドームで販売されている様子を見てどうですか?

想像をはるかに超えるお客さまに利用いただき、正直驚きました。実現できて本当に良かったと感無量です。

―たくさんの方が利用してくださっていましたよね。最後に、今後の展望を教えてください。

ホークスの強みは自社運営にあると思います。これからもその強みを活かし、サステナビリティ活動を推進したいと思います。もちろん森のタンブラーの取り組みが定常化することも目指します!

今後の展開も楽しみですね♪

球場のプラごみ削減!ホークス選手のバットを再利用したエコカップ(後編)

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球場のプラごみ削減!ホークス選手のバットを再利用したエコカップ(前編)

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