朝活好き編集部おすすめ!浅草でモーニングを楽しめるスポット3選
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毎日多くの観光客でにぎわう浅草。日中はにぎやかな街も、早朝は静かで落ち着いた雰囲気が漂っています。今回は、浅草で働く編集部がおすすめする、朝活にぴったりなモーニングを楽しめるお店を厳選して3店ご紹介します。いつもより少し早起きして、一味違う朝の雰囲気を楽しんでみませんか?
INDEX
10周年を迎えた話題のカフェ「SUKE6 DINER」
浅草駅から隅田川沿いを歩くと見えてくる、レンガ造りの建物が「SUKE6 DINER(スケロクダイナー)」です。浅草の街に、海外風のおしゃれな外観が印象的です。オープン前から外国人観光客が並ぶことも多い人気店です。
店内に入ると、そこはまるでアメリカのカフェのような雰囲気。天井まで吹き抜けで、大きな窓から差し込む朝の光が気持ちの良い、開放感ある空間です。バーには、ピルスナー・ウルケルなど海外のお酒も並び、時間帯によって表情が変わるのも魅力的です。憩いの空間となることが伺えます。
3階はパン工房になっており、焼き立てのパンの香りが食欲をそそります。パンはテイクアウトはもちろん、店内で提供されるメニューにも使われているので、焼きたての美味しさをその場で楽しめます。
【編集部おすすめ】ボリュームたっぷり!こだわりレシピで大満足のモーニングセット
こちらの「モーニングセット(1,200円)」は、ツナとチェダーチーズのホットサンドイッチとチリスープのセットで、お店で挽いてくれるコーヒー付きなのも嬉しいポイント。「SUKE6 DINER」の朝の人気メニューです。
サクッと食感のトーストに、とろけたチーズとツナが相性抜群。チリスープは昔からオリジナルで作っているレシピとのこと。ソイミートを使っているので、重すぎず朝食にぴったりです。
もう一つのおすすめメニューは「アボカドトースト(1,400円)」。「これだけで完成!な朝ごはん」というコンセプトをもとに作られたメニューなのだとか。
アボカドトーストは2つにわかれていて、卵をのせている方はこってり系、野菜がのっている方はさっぱり系と、テイストの違う2種類の味が楽しめます。アボカドペーストは食感を楽しめるよう、ダイス状に形を残して作っているので食べ応えも抜群。
さらに、使用しているパンはこのアボカドトーストのために焼き上げたキヌアブレッド!ここでしか味わえない限定メニューです。
浅草の拠点になるようなお店に。こだわりのモーニングメニューで楽しむ朝時間を提供
「SUKE6 DINER」は今年で10周年。半蔵門で「麹町カフェ」を経営していたオーナーが、吹き抜けの靴屋さんだったこの建物を気に入り、「浅草の拠点となるようなお店を」という思いでオープンしたのが「SUKE6 DINER」。
「これから発展していく街をイメージして、ブルックリンやニューヨークのような雰囲気を取り入れています。壁など元々あったものを残しつつリノベーションし、落ち着ける空間を目指しました。」と、マネージャー阿久津さん。
どんなメニューが朝に人気なのか聞いてみると、「皆さん選ぶのが上手で、パンと、オムレツといった卵料理やサイドディッシュを選んで自分好みのプレートを作られる方もいらっしゃいます。焼き加減もこだわりの注文をされたりします。」とのこと。
焼きたてのパンとこだわりが詰まったモーニングメニューで、朝を贅沢にスタートできるSUKE6 DINER。開放感ある空間で、心地よい一日を始めてみませんか?
<店舗情報>
SUKE6 DINER
営業時間:8:00~18:00 (水曜定休日)
住所:東京都台東区花川戸 1-11-1
公式サイトはこちら
老舗ベーカリーのトーストが絶品「FEBRUARY CAFE」
浅草寺を背に、国際通りを進んで路地を曲がると、白を基調とした外観のカフェ「FEBRUARY CAFE(フェブラリーカフェ)」が見えます。路地裏の静かな通りに面しており、朝の光に包まれた店内で、爽やかなひとときを過ごせます。
開店時間になると、常連さんたちと気さくにお話ししながら店内に案内してくださいました。木目調のインテリアでかわいらしい店内は、温もりを感じてほっとする雰囲気。
ゆったり座れるテーブル席のほか、電源が付いたカウンター席も。バリスタが淹れてくれるコーヒーを飲みながら、ちょっとした作業など朝時間を効率的に過ごすにはぴったりです。
【編集部おすすめ】老舗「ペリカン」のトーストとカルピスバターの絶品モーニング
モーニングとして提供しているのは、トーストとドリンクがセットになった「朝パンセット(850円~)」。なんとこちらで提供されているトーストは、浅草の老舗ベーカリー「パンのペリカン」のパンを使用しています。「パンのペリカン」は映画化もされるほどの有名店で、いつも行列が絶えません。そんな食パンを味わえるなんて、贅沢なモーニングですよね。
トーストには、塩気が効いたカルピスバターと糖蜜が添えられています。サクッとしたトーストにバターと甘いシロップがじゅわっと染み込んで、シンプルながら贅沢な味わいが楽しめます。
もっとボリューミーな朝ごはんを食べたい方には、「生キャラメルバナナトースト(1,200円)」がおすすめ。マスカルポーネを使ったホイップに、カリっとブリュレしたバナナがたっぷり。自家製の濃厚な生キャラメルをかけて、爽やかなミントと共にいただきます。
※季節限定メニューのため、現在は販売を終了しています。
浅草を元気にしたい!地元の美味しいを届けるカフェに
「FEBRUARY CAFE」は、浅草に4つの姉妹店をもつグループの本店で、2012年に創業しました。東日本震災が起こってから間もない頃で、オーナーが浅草の街を活気づけたい!と、当時浅草エリアにあまり見かけなかったカフェのオープンを決めました。
店名のFEBRUARY(2月)には、「まだまだ寒いモノトーンの街並みだけど、ほのかに色づきはじめたつぼみが春の訪れを感じさせてくれる特別な月。ゆったりとしたときの流れの中で、これから迎える春を待ちわびつつ、美味しいコーヒーを飲んでほしい」という意味が込められています。
朝のお店の様子についてスタッフの増田さんに聞いてみると、一番賑わうのが朝とのこと。近所にお住まいの方や通勤前に立ち寄られる方はもちろん、最近では外国人観光客にも人気に。浅草エリアに宿泊している方々が、11:00まで提供しているモーニングメニューを求めて来られるようです。
店内は、常連客との楽しそうな声や、観光スポットについて英語が堪能なスタッフと会話する声が。フレンドリーな雰囲気もこのお店の魅力のひとつです。
こちらではオープン当初から、「パンのペリカン」のトーストとカルピスバターを使ったメニューを提供しています。「カルピスバターだとまろやかな、角のない味に仕上がるので、バタートーストが優しい味わいになるんです」と増田さん。増田さんのお気に入りも、このバタートーストだそうです。
パンもさることながら、クロックムッシュに使っているハムも、浅草で行列必至の老舗精肉店「松喜」のハムを使用。コーヒーも自家焙煎で、奥浅草にあるグループ店の「FEBRUARY COFFEE ROASTERY」で焙煎したものを使用していて、地元・浅草の美味しいが堪能できるカフェです。
地元愛に溢れ、温もりある空間が魅力のFEBRUARY CAFE。浅草の美味しさを堪能できるおすすめスポットです。
<店舗情報>
FEBRUARY CAFE
営業時間:8:15~16:30
住所:東京都台東区駒形1-9-8 川尻ビル1F
Instagram:@february_cafe
ノルウェー時間が流れるゆったり空間「Fuglen Asakusa」
浅草寺近くの浅草西参道商店街を抜けた先に、おしゃれな外観が際立つカフェ「Fuglen Asakusa(フグレン アサクサ)」があります。大きなガラス張りの窓がお店を囲い、明るく開放的な雰囲気です。
Fuglenは、ノルウェーのオスロに1963年に創業。2012年、初の海外支店1号店を渋谷にオープン。次いで2号店が、ここ浅草に2018年にオープンしました。店内に一歩足を踏み入れると、まるで北欧にいるような、木の温もりが心地よい空間が広がっています。
広々とした空間づくりをされていて、席同士が近すぎないので落ち着いた時間を過ごせそう。窓際のカウンター席や、店内奥の広々としたソファスペースなど、お気に入りの場所がきっと見つかります。
【編集部おすすめ】日本ではレア!?ノルウェーで親しまれるハート型ワッフルの朝ごはん
フードメニューのおすすめは、やはりノルウェージャンワッフル。チョコレートソースなど甘い系のメニューと、ノルウェー産スモークサーモンを使った食事系のメニューの計6種類があります。朝食に一番よく注文されるのは、食事系だそうです。
またレジ横には、北欧を感じるシナモンバンズやカルダモンバンズなど、朝食にぴったりなパンも並んでいました。
今回は、ノルウェーの国民食であるブラウンチーズを使ったワッフル(1,400円)を注文。「Today’s Coffee (410円/レギュラーサイズ)」をお供にいただきました。
かわいらしいハート形のワッフルは、ノルウェーならでは。日本に6店舗あるなかで、なんと唯一浅草店でだけ、このノルウェージャンワッフルが食べられるんです。
トッピングには、ブラウンチーズのほか、サワークリームと自家製のベリージャムが添えられています。ほのかに甘くコクがあるブラウンチーズと、甘酸っぱいジャムが相性ぴったり!ワッフルは、中がもちっとしていながらも薄い生地なので重くなく、ぺろりと完食してしまいました。
ブラウンチーズは、日本人にとっての味噌汁のように、ノルウェー人は毎日でも食べたいと思う食べ物だそう。ここで食べられるブラウンチーズは、本場ノルウェーから直輸入しているとのことで、本格的なノルウェーの味が楽しめます。
この日のコーヒーは、ペルー産の豆をシンプルにブレンドせずに淹れたもの。ナッツのような香ばしい風味で、甘酸っぱいワッフルと相性抜群です。
Fuglenでは、コーヒーの持つ個性が最大限表現される焙煎を目指しており、苦味よりも果実味や甘味が主体の味わい。一日を通してたくさんコーヒーを飲むノルウェー人に好まれる焙煎で、飲み疲れしないのが魅力です。
ノルウェー文化を広めたい。忙しない朝もここではゆったり過ごせる場所
お店の朝の様子についての質問に、マネージャーの森本さんが「ご覧の通りです」と微笑みながら視線を向けた先には、レジに外まで続くお客さんの列が。スーツ姿でコーヒーをテイクアウトされる方や、外国人のお客さんが多数いらっしゃいました。
8時オープンの浅草店は、朝の時間帯が一番賑わいます。この時間帯に朝食もとれてゆっくりできるような場所が多くはないそうで、周辺に宿泊されている観光客が多く来店されます。また、Fuglen 6店舗中で浅草店は最大の広さで、ベビーカーを押して来られる方もいらっしゃるとのこと。店内では、ノートパソコンを開いて仕事をする、というよりは、ゆっくりとくつろいで過ごされる方が多いようでした。
森本さん一押しメニューは「Toady’s Coffee」。お店では常時5~7種類のコーヒーが揃っており、そこから日替わりでピックアップされています。コーヒー豆は登戸にあるロースターで毎週自社焙煎されているとのこと。お店ではフレッシュなコーヒー豆を購入することもできますよ。日を追うごとにキャラクターが変わっていくのも楽しみの一つなので、毎日通ってみるとお気に入りの一杯が見つかるはずです。
「お客さまから『今日はこういうコーヒーなんだね』と声がかかるような、コーヒーを通じたコミュニケーションが生まれる空間を目指しています」と森本さん。
実際に研修でノルウェーに行かれたことがあるという森本さんに、本場ノルウェーでの雰囲気を聞いてみると、ストレスのない時間が魅力的だったそう。どれほどレジ前に行列ができていても、店員とお客さんがおしゃべりを楽しみ、待っている方もマイペースに過ごしているそう。ここ浅草でも、そんな文化が広まればと語られました。
ノルウェーの文化と美味しさが詰まったFuglen Asakusa。忙しい日常を忘れて、心がほどける朝時間を過ごしてみませんか?
<店舗情報>
Fuglen Asakusa(フグレン アサクサ)
営業時間:(月-木)8:00~21:00 (金-日)8:00~23:00
※ワッフルのオーダーは18:00まで
住所:東京都台東区浅草2丁目6-15
公式サイトはこちら
※本記事の情報は取材時のものです。最新の内容は店舗へご確認ください。
text 「ハレの日、アサヒ」編集部


美味しいモーニングで始める朝は、心にゆとりをもたらし、日常に彩りを添えてくれるはずです。浅草エリアならではの朝時間を、ぜひ体験してみてください。