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明日の地球のために。使用済みPETボトルをまたPETボトルへ。

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やっぱり気になる!リサイクルの現状

「SDGs」という言葉をテレビやインターネット、新聞で目にした方は多くいると思います。ですが、「SDGs」が目指す世界を変える「17のゴール」達成までに残された時間がどれだけなのかはご存じでしょうか?「SDGs」は「誰一人取り残さない」という理念のもと、2015年に国連で採択された持続可能な開発目標。少し先の未来だったはずの2030年まで、気づけば10年を切っているのです。

そんな中、私たち生活者が出来ることは普段のくらしの意識を少しずつ変えていくことです。「地球にやさしい」商品を選んだり、「買い物で途上国支援」をしたり。誰でも「簡単にできる」ことの一つがリサイクルへの参加です。

一方で、近年、プラスチックごみによる海洋汚染が深刻化。多くのプラスチックを使用するアサヒグループはこの事実を重く受け止め、重要課題の一つとしてとらえています。 プラスチックごみというとPETボトルも含まれますが、全国的にPETボトルはどのくらい回収・リサイクルされているのでしょうか。実は、国内のPETボトルの回収率は97%と高水準!そして、PETボトルのリサイクル率も80%を超える高い水準を維持しています。

出典:PETボトルリサイクル推進協議会HP

高いリサイクル率を誇る日本ですが、一方で、PETボトルがPETボトルに生まれかわる「水平リサイクル」は約30%にとどまっています。多くは、繊維の素材、食品トレーなどに生まれかわる他、燃やすことで発電燃料となり、リサイクルされています。

※PETボトルリサイクル推進協議会調べ

使用済みのPETボトルからPETボトルをつくる

アサヒ飲料がスタートした新たなチャレンジが、自動販売機横に設置されているリサイクルボックスで回収した使用済みPETボトルを、ケミカルリサイクルにより再びアサヒ飲料の商品のボトルとして活用する「水平リサイクル」(ボトルtoボトル)の取り組みです。

PETボトルの「水平リサイクル」には、分別・高洗浄して異物を取り除くなど物理的処理をする「メカニカルリサイクル」と、化学分解により再利用する「ケミカルリサイクル」があります。ケミカルリサイクルはPETボトルを分子レベルまで分解するリサイクル技術。この技術を用いることで、きれいに洗浄されていない質の低い状態のPETボトルでも何度でもPETボトルに再生することが可能になるという画期的な技術なんです!
これまで自動販売機のリサイクルボックスで回収した使用済PETボトルは、異物の混入が多く、ボトルtoボトルの活用が難しいという課題がありました。

異物が混在したPETのフレーク

アサヒ飲料はここに着目し、日本環境設計の子会社で、ケミカルリサイクル技術を用いてボトルtoボトルの取り組みを行うペットリファインテクノロジーとタッグを組み、取り組みを開始。アサヒ飲料グループ首都圏エリアの自動販売機約3万台で回収される約2,000トンの使用済みPETボトルを対象に、水平リサイクルでの活用を2022年5月からスタートしました。

これにより再生PET樹脂を使用した大型PETボトルは約40%に拡大。これらのボトルに使用するCO2排出量はこれまでとくらべ約47%削減され、年間で約18,400tのCO2が削減されます。
今後、中部エリアや近畿圏エリアへの拡大も目指し、持続可能な社会実現のために、大切な資源の循環利用を促進していきます!

(左) アサヒ飲料 代表取締役社長 米女太一/(右)日本環境設計 代表取締役 執行役員社長 髙尾正樹様

みんなで考える地球の未来。将来世代に笑顔をつなごう!

アサヒ飲料は、将来世代にワクワクと笑顔をつなげていきたいと考え、事業活動や様々な活動に取り組んでいます。そして環境活動についても、いま取り組んでいることを“未来への贈りものにする”という想いから、未来視点で活動を推進しています。

そのなかで、持続可能な容器包装の実現に向けて、「容器包装2030」を策定。目標の一つである、リサイクルPET・環境配慮素材の使用について、従来は2030年までにプラスチック製容器包装の全重量の60%にリサイクルPETや植物由来の環境配慮素材などを使用するとしていましたが、PETボトルについては、目標を上方修正し、2030年までに100%環境配慮素材に切り替えることとしました。より一層チャレンジングな目標を設定し、取り組みを加速させていく方針です。

多くのプラスチックを使用するアサヒグループは、容器包装の環境負荷低減を取り組むべき重要な課題であると考え、3R(リデュース・リユース・リサイクル)を推進。今回、ご紹介したボトルtoボトルの他にも、アサヒグループでは、プラスチック使用量の削減やリサイクル素材の利用推進、ラベルレスボトルの販売など容器包装における環境配慮を進めています。一例として、アサヒユウアス社では、「使い捨て」から「繰り返し使う」容器として「森のタンブラー」の販売、使用後食べることでごみを出さない使い食べ容器「もぐカップ」の開発・販売など、企業や地域とも連携し新たな価値を創出しています。

食べられるコップ「もぐカップ」
「もぐカップ」使用イメージ

アサヒグループは、環境をはじめさまざまな活動を通じて、かけがえのない未来を元気にしていきます!

アサヒ飲料「容器包装2030」
アサヒ飲料「持続可能なPETボトル利用を目指して」
「自動販売機で回収したPETボトルの水平リサイクル開始」に関するリリース
「森のタンブラー」商品情報
「もぐカップ」商品情報

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