【美術館の楽しみ方】大山崎山荘美術館で秋の紅葉と芸術を楽しむ！

2024.10.23

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秋が深まると、紅葉を眺めに出かけたり、美術館に足を運んで芸術に触れてみるなど、気持ちを豊かにするような体験をしたくなりますよね。今回は、そういった体験にぴったりのアサヒグループ大山崎山荘美術館の秋の楽しみ方を紹介します。

INDEX

建築好きな方にも、自然好きな方にもおすすめ。大山崎山荘美術館とは？

大山崎山荘美術館は京都の天王山の麓にあり、関西の実業家・加賀正太郎が造った英国風山荘と、建築家・安藤忠雄氏が設計した展示室とで構成された美術館です。

加賀正太郎が建てた大山崎山荘は、建物の内外にこだわりが見られ、この建物自体も国の有形文化財に登録されています。建築が好きな方なら建物を見るだけでも十分に楽しめますし、広々とした庭園は、季節の花々の鑑賞を楽しめる場として、皆さんに愛されています。

京都の紅葉の穴場スポット！大山崎で楽しむ紅葉と美術館

約5500坪という広大な庭園は、秋になると木々が色づき始めます。最近は夏の暑い時期が長いのでなかなか紅葉が始まりませんが、気温が下がる11月下旬頃になると、庭園のカエデやイチョウ、モミジなどが段々と色づきはじめ、庭園が黄色と赤に埋め尽くされていきます。

茶室で楽しむ「秋の茶会」

庭園の中には、国の有形文化財に登録された茶室があります。

春と秋には、大山崎山荘美術館がある乙訓郡大山崎町の有志の方々による茶会の場として、特別に茶室を開放しています。普段は非公開としている茶室なので、この機会を楽しみに待っているお客さまもいるほど。

写真は2023年11月に開催された茶会の様子です。茶室入り口に飾られたお花には、ススキや桐の実、ホトトギスなど、山から摘んできたという植物が使われています。山荘にある茶室のお茶会にはふさわしい設え（しつらえ）です。

茶室の窓から見える借景には、色づき始めた紅葉が。お茶やお菓子の味わいだけでなく、目で季節を楽しめるのが、この茶室の特徴です。

2024年は11月23日に茶会の開催が予定されています（主催：友あそび）。

食欲の秋も満たします！美術館特製スイーツを味わおう

大山崎山荘美術館の魅力は、展覧会や庭園だけでは終わりません。本館２階にある喫茶室にあるテラスからは、天王山から見下ろす眺望が楽しめます。桂川、宇治川、木津川、という三つの川の合流地点が眺められるというテラスからは、このほかにも対岸に構える男山や、遠くは奈良の山々まで見ることができます。もちろん、紅葉の木々を眺めながらのティータイムを楽しめる場所でもあります。

2024年12月8日（日）まで開催する企画展「丸沼芸術の森蔵アンドリュー・ワイエス展 ―追憶のオルソン・ハウス」では、喫茶室でリーガロイヤルホテル京都による企画展特製スイーツが食べられます。

画家アンドリュー・ワイエスが好きだったという母親お手製のアップルパイや、絵のモデルとして幾度となく登場したクリスティーナ・オルソンがワイエスをもてなすために作ったというブルーベリーパイのエピソードを基に作られています。

アンドリュー・ワイエスの作品を鑑賞した後はもちろんのこと、庭園の紅葉鑑賞の後などにも、ぜひ喫茶室へも立ち寄ってみてください。

※喫茶室の利用には入館料が必要となります。