皆さんはDE&Iという言葉を聞いたことがありますか？アサヒグループでは、一人ひとりの輝く個性を歓迎し尊重するという想いを込めた「shine AS YOU ARE」をDE&Iのコアメッセージに据え、さまざまな取り組みを行っています。この連載では、DE&I推進に必要なことやあらゆる企業の取り組みを紹介します。

第1回は「DE＆I」とは何か？という視点でお届けしました。今回は一人ひとりが輝く社会の実現を目指して、アサヒグループが提案する取り組みや商品を紹介します。

飲めても飲めなくても、みんな飲みトモ。 飲み方の多様性を尊重する「スマートドリンキング（スマドリ）」

「スマートドリンキング（スマドリ）」とは、飲める人も飲めない人もみんなが楽しめる、体質や気分に合わせた自由な飲み方のことです。

アサヒビールは2020年から「スマートドリンキング」を提唱。国内で販売する主なアルコール商品に含まれる純アルコールグラム量を缶体やホームページにて開示したり、アルコール分3.5%以下のアルコール商品、及びノンアルコール商品の割合を増やしたりと、飲めない・飲まない人の選択肢を広げる活動をしています。

またアサヒビールと電通デジタルが共同で設立した「スマドリ社」では、自分の体質や好みに合ったドリンクを150種類以上の中から選ぶことができる「SUMADORI-BAR SHIBUYA」、酔わなくても楽しめる“新しい大人の嗜好品”を愉しめる「THE 5th by SUMADORI-BAR」の展開等をしています。これらスマドリ体験の場を提供することにより、飲み方の多様性を尊重し合える「スマートドリンキング」の実現を目指しています。

体調や気分に左右されない。女性を応援する「フェムケア」商品

女性の社会進出やジェンダー平等の観点などから、女性の健康をサポートする取り組み「フェムケア」が重要視されています。「フェムケア」とは、「Feminine（女性の）」と「Care（ケア）」をかけあわせた、女性の体や健康のケアをする商品やサービスのことを指す造語です。

アサヒグループ食品は40～50代の女性に向けた「ララフェム」、20代後半から30代の女性に向けた『わたしプロローグ』というフェムケア商品を開発しました。

ララフェム

40～50代のゆらぎ世代の女性に向けた商品で、生活スタイルに合わせて選べるサプリメントタイプとゼリータイプで展開しています。 ゆらぎの時期を少しでも前向きに過ごしてもらいたいという思いを込めて「ラララ～」と歌っているような気持ちを表現した「ララ」と「フェム」を組み合わせたネーミングです。

わたしプロローグ（機能性表示食品）

20～30代の女性に向けた商品で、日本で初めて^※月経に関する機能性を訴求した機能性表示食品です。「CP2305ガセリ菌」には正常な月経周期を有する健康な女性の月経前の一時的な「晴れない気分、精神的疲労感、眠気を軽減する」機能があると報告されています。

※アサヒグループ食品調べ（2023年12月）

届出表示：本品には、CP2305ガセリ菌（L.gasseri CP2305）が含まれており、正常な月経周期を有する健康な女性の月経前の一時的な晴れない気分、精神的疲労感、眠気を軽減する機能があります。

＝機能性表示食品について＝
・本品は、事業者の責任において特定の保健の目的が期待できる旨を表示するものとして、消費者庁長官に届出されたものです。
ただし、特定保健用食品と異なり、消費者庁長官による個別審査を受けたものではありません。
・本品は、疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。
・食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。

個人差はありますが、年齢や月経の影響を受けて体調や気分が優れない方は多く、そんな中で家事や仕事をするのは大変ですよね。こうした商品の開発を通じ、性別に関わらず一人ひとりが生きやすい世の中を目指しています。

より多くの人にとって見やすい・使いやすい商品を目指して

アサヒ飲料は、ロナルド・メイス博士の「ユニバーサルデザイン」の考え方に賛同し、パッケージと表示の改良に取り組んでいます。

表示の見やすさ

重要な表示の文字と背景の色には、十分なカラーコントラストを保つよう、また、色覚多様性に配慮したチェックを行っています。

開けやすさ・剥がしやすさ

手の力が弱い方や爪を痛めたくない方など、より多くの方に使いやすい容器を目指しています。

次回はアサヒグループで活躍する女性のインタビューをお届けします。