読むラジオ\第3回/お酒が飲めなくてもオシャレなバーに行ってみたい!
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こんにちは。「読むラジオ\おいしく楽しく乾杯!/」パーソナリティを務める「ハレの日、アサヒ」編集部のmiyaです。
このコーナーは、120年以上もの間、お酒の事業を営んできたアサヒグループがこれまで積み重ねてきた知見やアイデアを皆さんに分かりやすくシェアして、皆さんとハッピーな乾杯を目指すラジオ風連載企画です。
今回は、バーに初めて行く人に向けたお話をしていくとともに、東京・渋谷にできたノンアルコール・ローアルコールを中心に取り扱うバーについても紹介します。
プロフィール
「ハレの日、アサヒ」編集部 miya
「読むラジオ\おいしく楽しく乾杯!/」パーソナリティ。お酒は飲めるけど強くはない。好きなカクテルは「ソルティドッグ」などウォッカベースで飲みやすいものだが、最近はウイスキーベースにも興味あり。“旬のフルーツを使ったカクテル”にも目がない。
プロフィール
THE 5th by SUMADORI-BAR バーテンダー 磯口さん
現在は東京・渋谷のTHE 5th by SUMADORI-BARでバーテンダーを務める傍ら、他店でもバーテンダーやレシピ開発を手掛ける。昔、先輩にバーに連れて行ってもらった際、お酒をスマートに嗜む姿を見てバーの魅力を知り、バーテンダーに。好きなカクテルは「ホワイトレディ」と「ジャックローズ」
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バーに行く前にチェックすることは……
miyaさん、こんにちは。
私はお酒が弱いのですが、映画やドラマで見て、バーという場所に憧れがあります。社会人にもなったし、仕事の帰りにバーに一人で立ち寄ったりしてみたいなぁと夢見ています。
バーってどんなところですか?
マナーとか、やっちゃいけないことってありますか?
また、お酒が弱い私が行っても、楽しめるものなのでしょうか?
(ラジオネーム:カシスオレンジっ子さん 20代)
バーかぁ。
私も新入社員の時、会社の大先輩に連れて行ってもらってバーの魅力を知ったなぁ。
世の中にはいろいろなバーがありますが、たしかに、昔ながらのオーセンティックなバーってちょっと敷居の高くて、オトナの世界というイメージがありますよね。
ということで、本日は東京・渋谷にオープンしたバー「THE 5th by SUMADORI-BAR」に来ています。
普段、踏み入れることのないオシャレな世界観にドキドキしています!
本日はこちらのお店のバーテンダー・磯口さんに、バーを訪ねる際の心得についてぜひ聞いてみましょう!
「THE 5th by SUMADORI-BAR」バーテンダー、磯口です。
磯口さん、今日はよろしくお願いします!
では、さっそくカウンター越しに、バーやカクテルについて、いろいろ尋ねてみたいなと思います。
はい、よろしくお願いします。
今日は、バー初心者の方に向けて、バーでのオトナな嗜み方についてお伺いしたいのですが……
たとえば、オーセンティックバーに初めて行く際、どんなことに気をつければ良いのでしょうか?
まずは行くお店を決めると思うのですが、その際にドレスコードを確認した方が良いですね。
ホテルのバーなど、ドレスコードがあるお店はそれに従ってください。
分かりました。
ドレスコードがないお店は自由ですか?
たとえドレスコードの記載がないお店でも、タンクトップやビーチサンダルなど露出が高いものは避けた方が良いですね。
タンクトップにビーサン……
カジュアル過ぎるものは好ましくない、ということですね?
そうですね。
セミフォーマルとまでは言わなくても、ちょっとオシャレをしていく、というイメージで訪ねるのが良いかなと思います。
オシャレした方が気分もアガりそうですよね♪
次は注文の仕方について知りたいです。
バーって、メニューに載っていないものも注文できるイメージがありますが……カクテル名ってあらかじめ覚えておいた方が良いですか?
カクテル名は覚えていなくて大丈夫ですよ。
バーテンダーはドリンクの引き出しがあるので、飲んでみたいものや逆に苦手なものを伝えてみてください。
「甘いもの」とか「サッパリしたもの」というリクエストの仕方が良いのでしょうか?
そうですね。
他にも「ベースはジンが良い」や「ソーダが入っているもの」などですかね。
また、アルコール度数が高いお酒が苦手な方は、その際に「ノンアルコールで」や「アルコール度数は低めで」など伝えてくださいね。
ノンアルコールカクテルを頼む方って、結構いるのでしょうか??
たくさんいますよ。
お酒が苦手な方以外にも、休肝日のドリンクとしてオーダーされる方やこの後に作業を控えているけどカクテルを少し飲んで気分を切り替えたい方がいらっしゃいます。
もちろん、1軒目で飲みすぎたからノンアルコールカクテルを選ぶ方もいます。
いろいろな理由で選ばれているのですね。
ノンアルコールカクテルは「モクテル」とも呼ばれていて、体を気遣いながらもカクテルを楽しみたい方々を中心に注目されています。
イギリスで生まれた造語ですが、日本でも広がっていますよ。
バーによってはオリジナルのモクテルを提供しているお店もあるほどです。
そうなんですね。
ここ数年でノンアルコールのジンやウイスキーのベースが増えたんです。
たとえば、モクテルに使うジンであれば、今は10種類以上あります。
ノンアルコールでもお客さま好みのカクテルがつくることができますよ。
バーテンダーと会話をしたい時は?
バーといえばバーテンダーとの会話が醍醐味のひとつかなぁと思うのですが、話しかけるタイミングが良く分からなくて……話しかけちゃいけない時ってありますか?
人にもよりますが、カクテルをつくっている時は話しかけない方が無難かなと思います。
集中している時ですものね。
それ以外なら基本的にOKですよ。
どんな話題が良いのでしょうか。
まずはバー内に並んでいるお酒のことなど尋ねると、会話がしやすいと思います。
あと、バーに来るのが初めてなのであれば、「バーに来たのが初めてです」と言ってもらえると、バーテンダーはとても喜ぶと思います。
えっ!
そうなんですか?
お客さまの記念すべきバーデビューとして、自分のお店を選んでもらえたことが嬉しいですからね。
「私をイメージしたカクテルをつくって」は要注意!
逆に、これは言っちゃいけないことってありますか?
う~ん、そうですね……
初対面でいきなり、個人的なことを踏み込んで聞かれるのは驚いてしまいますが……
たしかに、そうですよね……。
あとオーダーの話になりますが、はじめましての方に「私をイメージしたカクテルを一杯」と言われると困っちゃいますね……(笑)
初めてだと相手がどんな人なのか分からないですものね……
もちろん、できないわけではないです。
嫌いなものをヒアリングした上で、身につけているものなどを見て「こういうのが好きなのかな~」と考えながらつくります。
さすが……プロ!
でも、せっかくですから、何度かいらしていただいて、交流を重ねてからの方がお客さまにより似合うカクテルができると思いますよ。
ノンアル・ローアルメインのバーが渋谷にオープン
さて、いよいよ、磯口さんにカクテルを注文したいなと思います。
まずは、このバーについて紹介させてください。
このバーはアルコール0%と3%をメインにしたバーなんですよ。
メニューをご覧ください。
本当だ!
全カクテル、0%か3%で選べるんですね。
人気のカクテルってどのカクテルですか?
コーヒーとラズベリーを組み合わせた「Crimson Star(クリムゾン・スター)」や、ルイボスを使ったノンアルコールウイスキーベースの「Amber Embrace(アンバー・エンブレイス)」など、当店のオリジナルカクテルが人気ですね。
コーヒーとラズベリー、気になります。
「Crimson Star」をいただいても良いですか?
かしこまりました。
ノンアルコールのアブサンを使ったカクテルで、黒コショウもアクセントとして使っています。
どんな味なのか想像できなくて、楽しみです!
カクテルをつくっている間は喋りかけない方が良いとのことなので、無言で凝視させていただきますね!(笑)
あ、ありがとうございます。
では……
(わぁぁぁ!この洗練された美しいシェイク!!)
※心の声
グラスに注ぎますね。
カクテルならではの、とろりとした質感……!
そして最後に……黒コショウを添えます。
カクテルに黒コショウ、どんな味になるだろう……
ぜひ、ご自身の舌で確かめてみてください。
このカウンターからスッと出される瞬間、心ときめきますね。
このカクテルのテーマは”大人のコーヒー”なんです。
ラズベリー由来の落ち着いた赤がエレガントですね。
では、さっそくいただきます。
どうぞ。
ん~!
ベリーの甘酸っぱさと、後から口内に広がるコーヒーほろ苦さが心地良いですね。
ありがとうございます。
コーヒーもラズベリーも黒コショウも、それぞれの味は知っていますが、合わさるとこんな風味になるんですね。
まさに魔法です。
当店では、まさにその魔法を“Flavour Fusion(フレイバー・フュージョン)”と呼んでいます。
アルコール度数に関わらず、素材の魅力を掛け合わせた個性豊かなカクテルを楽しんでもらいたいですね。
そんなカクテルが楽しめるのも、バーならではの魅力ですね。
そうですね。
また、バーは自分自身へのごほうびや、自分を労わる場でもあります。
訪れたお客さまには、素敵な時間をぜひ過ごしていただきたいです。
\ そろそろ、おしまいの時間になりました /
そういえば、バーって価格が書いてないお店も多いイメージがあります。
たしかにそうですね。
ちなみに「5th」では先ほどメニューをご覧の通り、価格が全て書いてあります。
明瞭会計!
バー初心者の方でも安心して楽しめますね!
価格が書いていないお店でも、カクテル2杯とテーブルチャージで5000円程度のところが多いです。
分かりました。
バーに行きたくなった時は、5000円札を握りしめて行きますね(笑)
飲める人も、飲めない人も、オシャレなバーで素敵なひとときを!
\おいしく楽しく乾杯!/
それではまず、寄せられたお便りを紹介しますね。