「家族に勧められないものは作らない」和光堂120年の赤ちゃん品質
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「家族に勧められないものは作らない」そんな言葉がものづくりの現場で大切にされている、アサヒグループ食品のベビーブランド「和光堂」が、今年120周年を迎えました。粉ミルクやベビーフードを通じて長年子育てを支えてきた和光堂。その裏側には、赤ちゃんのために積み重ねてきた数多くの工夫があります。今回は、120周年プロジェクト「赤ちゃん品質120」を通して、和光堂の安全・安心へのこだわりを聞きました。
INDEX
和光堂が120周年を機に改めて伝える“安全・安心”への想い
「安全です」と言葉で言うより、積み重ねた“事実”を届けたい
1906年の創業から120年。粉ミルクやベビーフードを通じて、日本の子育てを支えてきた和光堂が、いま改めて大切にしているのが、安全・安心への取り組みをお客さまに伝えることです。
120周年プロジェクトのスタートにあたり、まず行ったのがアサヒグループ食品全社員を対象に「和光堂の魅力とは何か」というアンケートでした。営業や開発、品質保証、工場、お客様相談室など、部署を超えて集まった声の中から浮かび上がったのが、赤ちゃんのために積み重ねてきた安全・安心へのこだわりでした。
しかし、「安全です」「安心です」と言葉で伝えるだけでは、お客さまの信頼にはつながりません。
「ベビーフード協議会で定めている国よりも厳しい基準を設けていることや、月齢ごとに食べやすい大きさや固さを追求していることなど。そうした『事実』をきちんとお伝えしたいと考えました」と岩崎は話します。
そうした思いから生まれたのが、120個のこだわりをまとめた「赤ちゃん品質120」です。制作にあたっては全社員からエピソードを募集し、品質保証部や研究部門、生産部門や工場など多くの部署が参加。表現一つひとつについても「事実に基づいているか」「誤解を与えないか」を繰り返し確認しながら、約半年かけて完成させました。
「赤ちゃん品質120」は、お客さまに安心してベビーフードを利用してもらうための取り組みとして評価され、子どもや子育てに配慮した優れた製品やサービスを表彰する「キッズデザイン賞」を受賞。「商品そのものだけでなく、安心して使える理由まで届けたい」そんな和光堂の姿勢が形になったプロジェクトです。
工場で大切にされる「家族に勧められないものは作らない精神」
和光堂の安全・安心を語るうえで欠かせないのが、ものづくりへの姿勢です。豊洲の商品開発センターで開催されたお客さま向けイベントで、ベビーフードをつくっている岡山工場の担当者がこんな言葉を紹介しました。
「家族に勧められないものは作らない」
この言葉は参加された方々の心に強く響いたようで、「社員の人がこんな気持ちで作ってくれているなら、子どもにも安心して与えられます」といった温かい声をいただいたそうです。
和光堂の品質管理の現場では、原料選びから徹底した確認が行われています。
また、粉ミルクの製造では、人の手を介さないオートメーション化を進めています。大缶の粉ミルクは、人が入れない窒素空間の中で製造されており、異物混入のリスクを極限まで減らしています。
もちろん、機械任せだけではありません。ベビーフードでは製造工程の各所で人の目による確認も実施し、二重三重の確認を実施しています。こうした地道な積み重ねが、120年にわたり和光堂が大切にしてきた“赤ちゃん品質”の土台となっています。
「赤ちゃん品質120」に詰まった、和光堂のこだわり
「赤ちゃん品質120」には、商品開発や品質管理、工場でのものづくり、お客様相談室の活動まで、和光堂のこだわりが120個詰まっています。決して派手な取り組みではありませんが、その一つひとつが赤ちゃんとママ・パパに寄り添うために積み重ねられてきたものばかり。今回はその中から、「そこまで考えられていたの!?」と思わず誰かに話したくなるエピソードを紹介します。
ミルクアレルギーの赤ちゃんにも、選択肢を
和光堂が見つめているのは、目の前の赤ちゃんだけではありません。一人ひとり異なる成長や体質に寄り添うための商品開発も続けています。
ミルクアレルギーの赤ちゃんのために。日本で唯一の育児用大豆ミルク
生まれたときからミルクアレルギーを持つ赤ちゃんもいます。「すべての赤ちゃんにすこやかに育ってほしい」という思いから生まれたのが、大豆たんぱくを使用した育児用大豆ミルク「ボンラクトi」です。乳成分・乳糖を含まず、ミルクアレルギーの赤ちゃんやご家族を支える商品として、多くのお問い合わせが寄せられています。
「離乳食って大変」に、とことん寄り添う
離乳食づくりには、量や食材、下ごしらえなど、想像以上に悩みや負担があります。和光堂の商品には、そんなママ・パパの声が活かされています。
1個=1さじ分
離乳食初期は、「1さじ」がどのくらいか分からない、食べる量がほんの少ししかないなど、戸惑うことも少なくありません。はじめての食材で食べてくれるか分からないため、少量だけ試したいと思っても、そのために食材を準備して調理するのはひと苦労。そんなママ・パパの声から生まれたのが、「1個=1さじ分」の商品です。離乳食をもっと分かりやすく、使いやすくしたいという思いが込められています。
「食べさせたいけど大変」こそ、商品化
ごぼうやまいたけ、たんぱく素材の鯛など、ママ・パパたちが「ペースト状にする負担が大きい」と答えた食材全15種類を、使いやすい形で「素材を楽しむ離乳食」という商品にしました。赤ちゃんの味覚を広げたいという思いと、毎日の調理負担を減らしたいという願いの両方に寄り添った商品です。
にんじん一つにも、成長に合わせた工夫
赤ちゃんは月齢によって食べ方も噛む力も変わります。和光堂は、その成長の変化に合わせて細かな工夫を重ねています。
にんじんのサイズは、6種類
「グーグーキッチン」シリーズでは、7か月頃~1歳4か月頃までの赤ちゃんの成長に合わせ、にんじんだけで6種類のサイズを用意しています。歯の生え方や歯ぐきの発達、噛む力に合わせて大きさを変えることで、月齢ごとの“ちょうどいい食べやすさ”を追求しています。
言葉にならない反応も、商品開発の大切なヒントに
商品の評価をするのは、大人だけではありません。ときには実際に食べる赤ちゃんも、商品開発に参加しています。
0歳の商品開発メンバー
開発中の商品を、社員の赤ちゃんに試食してもらうこともあります。赤ちゃんは感想を言葉にできないため、食べ方や表情を動画でチェック。本当に気に入って食べているのかを確かめるため、機嫌の良い日も悪い日も何度か試します。いちばん正直な反応を見せてくれる、和光堂ならではの商品開発メンバーです。
困った時にも、和光堂を頼ってほしい
離乳食や赤ちゃんの食事には、不安や悩みがつきもの。そんな時に相談できる場所づくりにも取り組んでいます。
年間約300組※のご家族と、オンライン栄養相談
「離乳食はこの進め方で大丈夫?」「なかなか食べてくれない」。そんな悩みに応えるのが、「わこちゃんアプリ」から予約できる無料のオンライン栄養相談です。専門の栄養士が一人ひとりの悩みに寄り添い、ご家族をサポートしています。店頭相談会やイベントなど、直接相談できる機会も設けています。
※2025年の開催回数
もっと知りたい方は「赤ちゃん品質120図鑑」をぜひご覧ください。
ベビーフードを、もっと気軽な選択肢に
最後に、二人にこの記事を読んでくださっている皆さまへのメッセージを聞きました。
神野:和光堂は、これからも赤ちゃんとママ・パパに寄り添うブランドであり続けたいと思っています。子育てを取り巻く環境やライフスタイルが変化しても、その時代に合った商品やサービスを通じて、子育てを支えていきたいです。
岩崎:ベビーフードをもっと身近に使ってもらえる存在にしたいです。「離乳食は手作りしなければ」と考え、ベビーフードを使うことに抵抗やどこか後ろめたさを感じている方もいらっしゃいます。でも、ベビーフードを活用することで調理の負担が減り、その分、子どもと向き合う時間や家族とのふれあいの時間を増やすことができます。もっと気軽な選択肢として使っていただけるよう、商品の魅力を伝えていきたいです。
text & photo「ハレの日、アサヒ」編集部


120年にわたり積み重ねられてきた和光堂の「赤ちゃん品質」。その根底にあるのは、「自分の家族に勧められないものは作らない」という精神と赤ちゃんと、ご家族の笑顔を願う温かい想いです。