ブラックニッカとニッカ フロンティアで楽しむ“最旬”ハイボール
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ウイスキーの最初の一歩として、圧倒的な親しみやすさを持つ「ブラックニッカ」。そして、ニッカならではの力強い個性とフロンティアスピリットを楽しめる「ニッカ フロンティア」。今回は各ブランドの担当者に、味わいの特徴やおすすめの飲み方、そしてウイスキーの奥深い魅力について話を聞きました。
INDEX
「ブラックニッカ」は19年ぶりにデザインを刷新
まずは「ブラックニッカ」から、担当の福田雅治に話を聞きました。ニッカウヰスキーにはさまざまな商品がある中、「ブラックニッカ」は1956(昭和31)年に誕生した、きわめて長い歴史をもつブランドです。
「私たちが最も大切にしているコンセプトは、『ひとりでも多くの人に、本物のウイスキーを飲んでもらいたい』です。本格的な味わいでありながら、誰もが日常的に手に取りやすい価格のウイスキー。これこそが『ブラックニッカ』だと自負しています」
2026年の4月にブラックニッカスペシャルを除く3ブランドで、パッケージデザインをリニューアルしたことでも話題に。そんな「ブラックニッカ」はブランド内でも数種のシリーズに分かれていますが、なかでもポピュラーな銘柄が「ブラックニッカ クリア」。
「スモーキーフレーバーのないモルト(大麦麦芽)を使うことで、やわらかな香りとまろやかな味わいを実現した、クセのないクリアな飲み心地が特徴です。ウイスキーをあまり飲んだことない方でも、最初の入口として楽しんでもらえるような飲みやすさ。加えて、手に取りやすい価格も魅力です」
おすすめの飲み方は、ハイボール。大きめの氷をたっぷり入れたグラスを用意し、「ブラックニッカ クリア」の1に対して、炭酸水を3の割合で作る比率がベストバランスです。
「『ブラックニッカ クリア』のアルコール度数は37%なので、1:3で割ると9.25%となります。もちろん、ウイスキーに慣れていない方などは1:4や1:5など、ご自身の好みの濃さに調整していただいて構いません。自由に楽しんでいただくのが一番です」
より手軽な新作「ブラックニッカ クリアハイボール」
そして、より手軽にハイボールを楽しめる商品が、2026年4月に新発売した缶の「ブラックニッカ クリアハイボール」。アルコール度数は重すぎず軽すぎない7%にし、最もおいしいバランスに調整されています。
「『ブラックニッカ クリアハイボール』の本質は、ウイスキーらしい味わいと、すっきりとしたクリアな爽快感の調和にあります。ベースとなるウイスキー自体がクリアでクセのない味わいだからこそ、その魅力を邪魔しない、極めて繊細な香味のバランス調整にこだわりました」
極端な風味を足すのではなく、上品で控えめな爽やかさを“さりげなく”添えるアプローチ。主役であるウイスキーのおいしさを最も純粋に表現できる手段として、数多の試作の中からレモンピールエキスが選定されました。
「開栓した瞬間の心地よい爽快感から、すっきりと抜けていく後味まで、すべての要素は『ブラックニッカ クリア』の飲みやすさを引き立たせるために計算されています。程よいウイスキー感を、このハイボール缶で存分に体感していただきたいですね」
そして、このコミュニケーションは缶のデザインにもあらわれています。それは、名称の「ブラック」と対比するようなホワイトの色調。
「『ブラックニッカ』の『ブラック』は、まだウイスキーが身近ではなかった開発当時、本物の味わいを届けたいという“本格感”を『ブラック』で表現したもの。それに対して今回の缶のパッケージに用いた白色は、すっきりとしたクリアなおいしさであることを可視化したものです。お客様が見た瞬間に、直感的にその爽快さを感じていただけるデザインを目指しました」
クセがなくすっきりとした「ブラックニッカ」は、ハイボールはもちろん飲み方を問わず、どんな料理にも合うウイスキーです。そのうえで、おすすめのフードペアリングを尋ねると、意外な答えが返ってきました。
「あえて『本当に合うの?』と思われがちな料理を試していただきたいですね。たとえば海鮮のお刺身や、ダシが香る和食。おでんのつゆをひと口味わってからすぐに『ブラックニッカ』を合わせてみてください。お互いの味がケンカせずに調和する、ウイスキーの酒質の懐の深さを感じていただけるはずです」
「ブラックニッカ クリア」を入口に、キャラクターの異なる銘柄によってウイスキーの魅力を深掘りできる「ブラックニッカ」。より甘やかな味が好みな方は「ブラックニッカリッチブレンド」、豊かなコクやスモーキーフレイバーを感じたい方は「ブラックニッカディープブレンド」や「ブラックニッカスペシャル」へと、好みに合わせてステップアップしていく楽しさがあります。
入門者の次のステップには「ニッカ フロンティア」がおすすめ
次に紹介するブランドは、ニッカウヰスキーの創業90周年にあたる2024年にデビューした「ニッカ フロンティア」。担当の田中栞に話を聞きました。
「『ニッカ フロンティア』は、100年以上前に単身でスコットランドへ渡り、本場でウイスキーづくりを学んでジャパニーズウイスキーの基礎を築いた、“日本のウイスキーの父”とも呼ばれる創業者・竹鶴政孝のDNAを表現したブランドです」
DNAとはいわば、ニッカの挑戦を続ける姿勢、「フロンティアスピリット」。転じて、「ウイスキー初心者の方が、もう一歩踏み出して、自分好みのウイスキーを選んでみよう」という、ウイスキーの階段を一歩登る気持ちを後押しするようなメッセージ性も秘めています。味わいの特徴は、一言で表すと、薫り高くスモーキー。
「香りは樽熟成の豊かなモルトと、心地良いスモーキーフレーバー。味はスムースでコクがあり、熟した果実の甘みも感じられます。48%のアルコール度数による、ふくよかなボディも特徴ですね。こうした、しっかりした骨格の味わいのは、ニッカがウイスキーづくりに愚直に向き合い、挑戦を重ねてきたということで実現しています。」
製法上の特徴は大きく4つ。まずは、創業地である北海道・余市蒸溜所の、スモーキー香が豊かなヘビーピートモルトを、味の骨格となるキーモルトに使っていることです。
「2つ目は、48%というアルコール度数。ハイボールにしても割り負けないコク深い味わいを後押ししてます。3つ目は、モルト比率の高さ。一般的なブレンデッドウイスキーよりもモルトウイスキーの割合が多く、51%使うことで風味豊かな味わいに仕上げています(※)」
そして4つ目は、原酒の風味を生かす「ノンチルフィルタード」です。一般的なウイスキーは、冷却ろ過をして沈殿物を取り除き、すっきりした液色に整えますが、ろ過により本来の原酒の香味が取り除かれやすいという側面も。そのため「ニッカ フロンティア」では冷却ろ過をせず、それでいて美しい液色を実現しました。
「ニッカウヰスキーにおいて、『ノンチルフィルタード』は、高額な限定品のウイスキーに採用されることが多い製法です。それを通年品の『ニッカ フロンティア』で採用したことも、私たちのチャレンジのひとつです」
※:ブレンデッドウイスキーは、「ラウドスピリッツ」と表現されるモルトウイスキーと、「サイレントスピリッツ」と表現されるグレーンウイスキーで構成。一般的なブレンデッドウイスキーはグレーンウイスキーの比率が高いのに対し、「ニッカ フロンティア」はモルトウイスキーを贅沢にブレンド。その個性が引き立つ味わいに仕上がっています。
フロートハイボールや缶ハイボールもお試しあれ
「『フロートハイボール』を上手に作るコツは、炭酸水との接点にスプーンの先端などをつけ、ウイスキーを優しく静かに注ぐことです。きれいな2色のトーンも楽しんでいただきたいですね。比率はこちらもウイスキー1に対し炭酸水3がおすすめですが、『ニッカ フロンティア』はアルコール度数48%と濃厚ですので、飲まれる方の好みで調整いただけたらと思います」
ブランドの持ち味をより楽しみたい人は、ストレートやトワイスアップ(ウイスキーに同量の水を加えるスタイル)、ロックなどの飲み方もおすすめです。
そんな「ニッカ フロンティア」ですが、なんと2026年7月14日に数量限定で缶商品「ニッカ フロンティア ハイボール」の発売が決定。
「『ニッカ フロンティア』の魅力を、気軽に楽しんでいただきたいという想いから開発しました。アルコール度数7%という、比較的親しみやすい飲み口で、ブランドならではのコク深いおいしさを体験いただけたらと。構成原酒のブレンドも、このハイボール缶専用に微調整しており、最もおいしい比率で仕上げた自信作です!」
「ニッカ フロンティア」に合わせるフードペアリングを聞くと、「私個人のおすすめにはなりますが」と前置きしつつ、教えてくれました。
「スモーキーフレーバーとの相性としては、スモークチーズやスモークサーモンなど少し燻製されたおつまみが合うと思います。ただ、『ニッカ フロンティア』はアイラモルトのようなガツンとくるピート香ではないので、燻製風味のオリーブオイルをかけた生ハムなど、しっかり燻された料理というよりは、ほんのりと燻香の効いたものがおすすめですね」
text & photo:中山秀明


飲み方によって食中酒にチルタイムにと、多彩な味わいで楽しめるウイスキー。爽快ですっきり飲みやすいハイボールは、ウイスキーのエントリーにもおすすめです。まずはリーズナブルで親しみやすい「ブラックニッカ」と「ニッカ フロンティア」から、心地よい一杯を見つけてみませんか。